こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日は、ブログにお寄せいただいたご質問を元に

仕事でも恋愛でも、気になることがあると頭から離れず、考えすぎてしまう

そんな状態について整理してみます。

  • 新しい仕事を始めてから、ずっと頭が仕事モードのまま
  • ミスをしないか、迷惑をかけていないかが気になって仕方ない
  • 仕事のことを考えていたはずなのに、いつの間にか恋愛の不安まで膨らんでいる
  • 夜、布団に入っても頭が止まらない

こうした相談は、実はとても多いんですね。

その背景には

「ちゃんとやろうとしている」

「関係を大切にしようとしている」

その姿勢がある場合がほとんどです。

いただいたご質問はこちら

浅野さんへ質問

新しい仕事を始め早く覚えたいミスはしたくない、回りに迷惑かけたくない等々、今は24時間仕事のことばかり考えて夜もしっかり眠れません。

やり残したことはないか、こんなときはどうするかなどシュミレーションしたり、今は仕事ですが、例えば彼と喧嘩をしたら、頭の中はそのことでいっぱい。解決するまで何か答えがでるまで考え続けてしまう感じです。

慣れない仕事で、忙しいこともあり、加えて寝ても覚めても考えていたので、先日ついに疲れでダウンしました。
眠りが浅く、朝起きても寝た気がしない日々が続いたので当たり前かもしれません。

体力もあまりないので頑張りすぎないよう気をつけていたのですが、完璧主義なことろがあり、頭で考え過ぎるところをどうにかしたいです。

考えるのをやめて、休もうと思っても、また無意識に考えてます(笑)
オン、オフの切り替えが下手だと思います。
悩みがあっても夜は眠れるようにしたいので、どうか宜しくお願い致しますm(_ _)m

ネタ募集ネーム:くるみさん

気になることがあると、なぜ考えが止まらなくなるのか

いただくご相談の中には、たとえばこんな声があります。

新しい仕事を始めて早く覚えたい、ミスはしたくない、

周りに迷惑をかけたくないと思って、

24時間仕事のことばかり考えてしまいます。

仕事だけでなく、恋愛で喧嘩をすると、

そのことが頭から離れなくなってしまって……。

この状態、

「考えすぎる性格だから」

「切り替えが下手だから」

で片づけられがちなのですが、

実際にはもう少し違うことが起きているのかもしれませんよ。

それは、

考えることで、安心・安全、心のバランスを保とうとしている

という状態です。

考え続けることで、

  • ミスを防ごう
  • 最悪の事態を避けよう
  • 関係を壊さないようにしよう

と、無意識のうちに自分を守っていることもあるんです。

考えすぎている人って、

実は真面目で、責任感が強い方が少なくないので

このようなバランスの取り方になることが少なくないようです。


思考が止まらないとき、心の中で起きていること

ここで一つ整理しておきたいのは、

「考えている内容」よりも、

考え続けてしまう“位置”のほうが大事だ、という点です。

考えすぎているとき、多くの人は

  • 失敗しない位置
  • 迷惑をかけない位置
  • 相手をがっかりさせない位置

に立っています。

そういった

家族の、コミュニティの、職場での

「役割という名の期待」を背負っている。

そう言うと分かりやすいでしょうか?

「自分で何とかしなければならない位置」

「自分が背負う側の位置」

に、自然と立っているんですね。

この位置に立ち続けると、そりゃ降りられなくなります。

こういった今の自分が現実で担ってる

「役割や立ち位置」

という”環境”の要因も見逃せませんよね。


仕事と恋愛が、同じ悩み方になる理由

ここが、今回のテーマでとても大事なところです。

仕事と恋愛は、まったく別の分野のように見えますが、

考えすぎてしまう構造はよく似ています。

仕事では、

  • 迷惑をかけたくない
  • 役に立たなければならない
  • ちゃんとできていない自分はダメ

恋愛では、

  • 嫌われたくない
  • 重いと思われたくない
  • ちゃんとしていないと選ばれない

どちらも共通しているのは、

「自分が(無意識に、もしくは善意で)引き受けている役割を

果たさなければいけない」

そんな状態になっている、という点です。

・・・あまりに役割に立ちすぎると、人は簡単に悶々としますよ。

なぜなら、「役割には終わりがない」からです。


生活環境が「考えすぎ」を強化していることもある

もう一つ、見落とされがちな視点があります。

それは、

生活環境そのものが、考えすぎを助長している

というケースです。

たとえば、

  • 慣れない仕事で常に気を張っている
  • 一人で考える時間がやたらと多い
  • 相談できる人が身近にいない
  • 休んでいても「休んでいる気がしない」

こうした環境では、どんな人でも思考は止まりにくくなります。

ずっと「オンの役割」に置かれている状態なんですね。

だから、

「あー考えるのをやめよう」「もっと楽に考えよう」

と自分に言い聞かせても、なかなかうまくいかないのです。


考えすぎる私を整える、いくつかの視点

ここまで読んでくださった方に、一番お伝えしたいのはこの点です。

考えすぎてしまうとき、整えるべきなのは

まず、毎日の生活のリズムの立て直しなんでしょうね。

早寝、早起き、栄養のバランスの良いものを食べる、適度な運動・・・

当たり前のことかもしれませんけど、健康的な生活を送ること。

大切なポイントですよ。

また、仕事などで無理が続いていないか、もチェックしたいですね。

休みなく働けば、そりゃ考えすぎます。

適度な休息、休養は必要です。

毎日のスケジュールもチェックしてみてください。

ここからは「その上で」の話ですが

心の面から見つめてみると、

「無意識に引き受けている期待や役割、”立ち位置”の影響」

もある、といえます。

たとえば・・・

  • 全部背負う位置に立っていないか
  • 役割から降りられている時間は取れているか
  • 自分が考えなくていいことまで引き受けていないか

一度そのあたりをチェックしてみてください。

これは自分の意識の置き場所・あり方のこと。

”立ち位置”が少し変わるだけで、同じ状況でも悶々としにくくなります。


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最後に

「考えすぎる」にも事情があるものです。

その前提に立った上で、

今の自分が

どんな役割を引き受けているのか。

どんな期待を背負っているのか。

いまの生活環境はどうか。

この記事がお伝えしているのは「そこを静かに見直すための視点」です。

もし一人では整理が難しいと感じたら、

誰か信頼できる人と

一緒に立ち位置を確認する時間を持つのも、一つの選択だと思います。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー・トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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