恋愛・夫婦の心理学

恋愛を難しく考えすぎると上手くいかない理由を心理解説する

浅野さんへの質問

いつもブログを拝見しています。

ずっと悩んでいることがあります。

私は恋愛を難しく考えてしまう傾向があります。

脈アリだと思える男性がいても、私のことをどう思っているのか、その人と付き合うとしたらどんな関係になれるのか、と考えているうちに気持ちが覚めてしまうのです。

よく恋愛を難しく考えるとうまくいかないと聞きますが、それは本当なのでしょうか。考えすぎるから恋愛がうまくいかないのでしょうか。

もし、考えすぎることがいけないことならば、どうすれば考えすぎなくなるのでしょうか。

ネタ募集ネーム:パンダさん

パンダさん、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

また、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

今日はあなたのご質問にお答えしますね。

今回のご質問は「よく恋愛を難しく考えるとうまくいかないと聞きますが、それは本当なのでしょうか。考えすぎるから恋愛がうまくいかないのでしょうか。」ですね。

恋愛を難しく考えてしまうことが悩みで、いつもあれこれ考えすぎているうちに恋する気持ちが冷めてしまうようですね。

だとしたら、妙な言い方になっちゃいますけど、あなたが「恋愛を難しく考えすぎる」という行為の目的はしっかり達成されていると思いますよ。

もちろん難しく考えすぎること自体、僕は問題だと思ってはいないのです。むしろ「難しく考えてしまう事情」にこそ、癒やすべき課題があるのだろうと見ています。

だから「つい難しく考えすぎてしまう自分」をお責めにならないようにしていただければ、と思います。

なぜこのように書いているかといいますと、実は「恋愛を難しく考えすぎている人」ほど、自分を責めやすい心理状態になるからなのですね。ついつい「難しく考えすぎている自分」への疑いを感じやすくなるので、「考えすぎることがダメなのかな」と問題を大きくしてしまう方も少なくないのです。

そのあたりも含めて解説していきますね。

よろしければどうぞ。

 

恋愛を難しく考えすぎている人の心理

では、まず「恋愛を難しく考えすぎているときの心理」について見つめていきましょう。

どうして恋愛を難しく考えすぎるのか、といえば、答えは簡単。

「怖れ」を感じているからです。

そもそも僕たちが本来は望まないのに、しかし思考(考えること)を優先させているならば、それは心のレベルで何かしらの怖れを感じているときだ、と言えます。

よく僕たちが使う癒やしの法則の中でも「ロジックは怖れに効く」なんて言葉があるのですが、一生懸命思考を働かせることで、自分の怖れなどの感情を感じないように抑えることができるのですね。

もちろんいい意味で思考を使うこと自体、ポジティブなことなのですよ。

例えば、今、不安になっていては仕事で失敗するかもしれないなんてときは、いちいち自分の気持ちなんて見ていられませんよね。一時的にであれあれこれ考え、理解できることを増やして、勇気を奮い立たせる、なんてことは僕は前向きなことだと思います。

ただ今回は「本当は恋愛したいのに難しく考えすぎてしまう」ということですよね。

この場合の思考は「自分が望む恋愛関係を遠ざけるもの」として作用しますから、悩みの理由となるわけです。

つまり「あなたが幸せな恋愛関係を望んでいる」という前提があり、かつ「あまりに恋愛を難しく考えすぎている」としたら、「考えすぎるからうまくいかない」という答えは正解だと言えます。

ポイントは「自ら望んでいる恋愛をあまりに難しく考えすぎている」という部分ですね。

これは「恋愛を難しく考えすぎることで、実は自分が抱えている恋愛に対する怖れ(不安)を感じないようにしている」という状態を示しますから、いいか悪いか別にして「自分の怖れに対処するので精一杯」といった状態になりやすいのです。

だから、

  • 相手に好意が伝わらなくて、恋愛を始める機会を逃す
  • 相手のことが好きだな、と思うことで精一杯で、行動を起こせない
  • 相手にどう見られているかを気にしすぎて疲れてしまう
  • 自分の思い通りの恋愛(関係)でないと続けるのは難しい(相手をコントロールしたくなる)

といったことが繰り返されてしまい、なかなか恋愛関係が持てない、発展しないといったことが起きやすくなるんですね。

 

ただ、ここで誤解していただきたくないのは「恋愛について考えることが悪いわけではなく、何かしら目的を持って考えることには大きな意味がある」ということです。

例えば「今の恋愛関係をどうしたらもっと前向きなものにできるだろうか」と考えることは、とても前向きな選択ですよね。

そのようなことをあれこれ考えこんでいる人に「ちょっと考えすぎじゃない?」と伝えるということは「二人の幸せのために考え込んでいることを否定された」なんて捉えられかねないですよね。

このようなことは恋愛だけじゃなく、夫婦関係や対人関係の中でも頻発しましよね。

例えば、ある奥様がお子さんの将来のことを深く考え悩んでいた。するとご主人が「そんなに考えても仕方ないだろう」と、奥様に楽になってもらいたいと思って伝えた。お互いに悪意なんてなかった。しかし奥様は「私の真剣な気持ちをそんな風に言うなんてひどい!」と怒り始めた、と言ったケースがその典型例ですね。

これを恋愛に置き換えるとしたら「恋愛について考えすぎるぐらい考えていること」そのものが問題ではないのです。

見つめるべきは、その考える動機にあるのです。

だから、恋愛や男女関係を真剣に考えている人に「難しく考えすぎだよ」とだけ伝えるのは、悪意なくケンカ売ってるようなものだろうなと僕は思いますし、伝えるならば相手の事情を理解しながら、丁寧になぜそう伝えたのかの理由はおっしゃったほうがいいと思うのですが、いかがでしょうか。

恋愛を難しく考えすぎてしまう人の深層心理

さて、ポイントは「自ら望んでいる恋愛をあまりに難しく考えすぎている」という部分をもう少し深堀りしていきましょう。

ここを見つめていくと「恋愛を難しく考えすぎてしまう深層心理」を見つめることができます。

先に「恋愛を難しく考えすぎてしまう」のは「怖れ」の影響だと書きました。

ではいったい「何を怖れている」のでしょう。

ここが次のポイントであって、かつ、人それぞれで事情が異なる部分なのです。

例えば「過去に手痛い失恋を経験した」なんて場合ならば、「もう二度とあんな辛い気持ちにはなりたくない」と怖がってしまうことだって大いにありえます。

「今まで一度もいい恋愛ができなかった」という場合も似ています。恋愛そのものや自分自身、または異性に対して「これ以上失望したくない」と思えば、恋愛関係を持つこと自体を怖れても不思議ではありませんよね。

他にも「自分に自信がない」とか「愛されるってどういうことかいまいちピンとこない」といった場合なら、「愛し愛されること」がよく分かっていないという意味で「怖い」わけですよね。

実はすごくシャイだったり、感情に敏感で「なかなか自分を表現できない」といった人も「恥を感じることが怖い」となって、考えすぎてしまうでしょう。

また、離婚や死別などを経験された方にとっては、「また誰かを傷つけてしまうのではないか」という意味合いでの怖れを感じることだってあるでしょう。

 

このような深層心理レベルで感じている怖れについて、ある程度理解を深めたり、その感情を抑えるのではなく認めて受け容れながら解放することができると、いつも恋愛を難しく考えることは少なくなると思います。

そもそも怖れを手放せたり、怖れを感じても飲み込まれないようになっているならば、自分の願いや目的のために行動できるものです。

恋愛を難しく考えすぎてしまうときのセルフワーク

ここでは「私は何を怖れているのだろう(だから恋愛を難しく考えているんだな)」と気づくことがポイントです。

ここで「難しく考えすぎるのはダメ」と考えていても、内面の事情にはたどり着きません。

難しく考えすぎるにも理由がある。そして難しく考える必要が今の自分にはあるのだろう、と受け止めてみましょう。

そして、一旦、怖がっているのはしゃーないことだな、と受け止めましょう。

ここで自分を責めないことですよ。怖れを感じて難しく考えすぎている自分を責めても、人と比較しても答えは出ませんし、そもそもこれは責めるべきことではありませんからね。

その上で、「どんなことがあってここまで怖れるようになったのだろうか」

その怖れの向こう側で「本当の自分は何を願っていたのだろうか(行動してきたのだろうか)」

そういった自分を理解したり、自分の気持ちを一つづつ受け止めて解放していくことが、恋愛を難しく考えない私になる方法になります。

セルフワークとしては「ノートなどに今までの自分の生き方をまとめたり、難しく考えすぎているときの自分の気持ち、考えを書き出す」なんて方法がいいですね。

自分のことを文字にして客観的に見つめるだけで「自分はそんな事を考えていたのか」と知ることができます。この客観的に見ること、によって理解が進むのですよ。

ただし、この手の怖れは、そのご本人にとってかなり手強い、そして扱いづらい怖れである場合が少なくないのです。自分で受け容れられる怖れなら、ここまで難しく考える必要もないのでしょうから。

そんなときは、多少時間がかかることは覚悟されたほうがいいかもしれません。人間、怖れを感じるのは嫌なので、ついつい怖れを回避してしまうものだからです。

今まで向き合ってこなかった怖れと向き合う時に、一人では不安だなと思われるならば、あなたにとって信頼できる人に相談してみたり、相手の意見を聞いてみてもいいかもしれませんね。あ、ちなみにカウンセリングもおすすめではあるんですけどね。

恋愛を難しく考えすぎると上手くいかない理由は「愛せないこと」

これは余談ですが、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

そう、僕たちが怖れているのは「愛されない」ことではなく、「自分が大切な人にいい影響を与える存在ではない」と感じることを怖れているのです。

罪悪感を感じることを怖れているのですね。

この怖れの更に深いレベルでは「本当は人を愛したい、喜ばせたい」といった気持ちが存在しています。

しかし、そんな自分になれないとしたら嫌なので、「自分自分が大切な人にいい影響を与える存在ではない」という怖れを感じ、その怖れを難しく考えることで更に抑え込んでいるというわけです。

つまり、恋愛を深く考え過ぎている人も、実は誰かの役に立ちたい、喜びになりたいという思いを持っておられるのです。ただ、それがうまく表現できないほどに「怖れ」を感じているので考え込んでしまうのでしょう。

そう考えると、恋愛を難しく考えている人は、いいか悪いか別にして「恋愛にちゃんと価値を見ている人」「私が恋愛をするならば自分も相手も幸せでいたい」と強く願っている人なのかもしれません。

ただ、難しく考えすぎるほど怖れが強いので、その願いが願いのままになっているだけなのかもしれませんね。

だからでしょうか、僕のカウンセリングでの経験上、この手の怖れを手放し方には、以下のようなことが頻発するのです。

今まで恋愛を難しく考えてきた人ほど「どうすればいい関係になれるのか」も考えているので、実際にパートナーを見つけて恋愛関係になると相手のことを丁寧に扱うので、パートナーから「こんなに思われてるなんて経験したことない」なんて言葉が飛び出してくるんです。

そう考えると、たしかに恋愛を難しく考えすぎるだけでは切ないかもしれませんが、今まで難しく考えすぎてきたことやその時間を学びや一つのキャリアと捉え、それを使ってパートナーに与えていくと、なかなかどうして素敵な関係を作れる可能性だって出てくるものだと僕は思いますよ。

そうです。

転んでもただでは起きない。絶対に!

この発想が自分からもう一度恋愛に対して向き合う意欲に変わるのではないでしょうか。

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