こんにちは、心理カウンセラーの浅野寿和です。

「好かれても心が動かない」「好きって、どんな感情だったっけ?」

そんなふうに感じて、自分自身を疑ったことはありませんか?

恋愛感情がわからないとたしかに戸惑ってしまうかもしれません。

しかし、そうなるにも事情があり、心の中が少し複雑になっているのかもしれません。

この記事では、恋愛感情がわからなくなる理由を心理構造からひもときつつ、無理なく心を整えていくヒントをご紹介します。


 恋愛感情がわからなくなる理由を心理的に解説する

「私、恋愛感情が薄いのかも」と感じる方の多くが、自分を責めています。

ですが、恋愛感情がわからない背景には「心の構造的な反応」が隠れていることが多いのです。

たとえば:

  • 「好かれても信じられない」=無価値感・愛着不安
  • 「好きと感じたことがない」=感情の麻痺・経験不足
  • 「距離が近づくと不安になる」=親密さの怖れ・境界線の曖昧さ

これらはどれも、“弱さ”ではなく“守り”の反応。

あなたの心は、過去の経験から無意識に「傷つかないように」恋愛感情をブロックしている可能性があります。


「恋愛感情がわからない人」の4つの深層心理

1: 感情の麻痺:もう感じたくないという心の声

大切な人に裏切られた、拒絶された、愛されなかった。

そんな経験が強いと、「また傷つきたくない」という想いが無意識に働きます。

結果として、恋愛感情のスイッチそのものが“オフ”になっていることがあります。

2:親密さが怖い:「好きになったら、自分や関係が壊れる気がする」

恋愛は“近づく”関係性です。

でも、近づくほど自分が見透かされそうで怖い──という気持ちがあると、好きになる前に心が止まります。

これは「拒絶される怖さ」だけでなく、「相手の期待に応えきれない不安」と結びついていることも多いです。

3:自己否定:「私なんかが、愛されていいの?」

「愛される資格がある」と心の奥で思えていないと、恋愛感情を許せません。

“好きになられている”自分を冷めた目で見てしまう人も、少なくありません。

4:感情経験の少なさ:「そもそも“好き”って何?」

感情を丁寧に扱う経験が少なかったり、家庭で感情表現が制限されてきた人は、「好き」という感情の扱い方がわからないことがあります。

ここでは「理性」で関係を築くことに慣れている人ほど、「感覚的な好意」を捉えにくいのです。


「恋愛感情がわからない」理由は人によって違う

また、「恋愛感情がわからない」状態を、単に“おかしいこと”と決めつけないことも重要です。

そもそも恋愛感情がわからなくなる理由は人によってさまざまです。

たとえば、

  • 生まれつきの気質や感情の感じ方が穏やか
  • アセクシャルやアロマンティックといった性的指向の個性
  • 過去の恋愛や親子関係で深く傷ついた経験がある
  • 人生の中で今は恋愛が優先ではない時期にいる

つまり、あなたの中に“恋愛感情”がないのではなく、「今は感じにくい状態である」「そもそも別の感情として存在している」こともありえるのです。

心を動かすための、やさしいステップ

「わからない」を否定しない

「恋愛感情がない=異常」ではありません。

「心が安全じゃないから、まだ感じられないんだな」

まずは、そう受け止めてあげるだけで、心は少しずつ開いていきます。

恋愛以外の感情に気づいてみる

そもそも感情は「恋愛感情だけ」を都合よく感じないようにすることができません。

つまり、どんな感情でもいい、できれんば気分が良くなる感情を感じる体験を通じて、「好き」や「恋愛感情」を徐々に取り戻すキッカケをつかめることがあります。

なので、過度に恋愛感情だけにこだわらず

  • 美味しいものにときめく
  • 友人と笑い合って嬉しい
  • 動物を見て和む

そんな“日常の揺らぎ”の中に、心の感度を取り戻すヒントが隠れています。

「好き」を目指すより、「安心できる関係性」を探す

恋愛=燃えるような感情ではなくても、

  • 自分が穏やかでいられる
  • 無理をしなくていい
  • ちょっと甘えられる

そんな関係が、心の再起動には必要です。


あわせて読みたい関連記事

最後に:“わからなさ”は、あなたを守ってきた証

「恋愛感情がわからない」のは、“感じていない”のではなく、“感じられない事情がある”だけかもしれません。

焦らなくて大丈夫です。

その“わからなさ”の奥には、あなたの繊細さや優しさが隠れています。

「心が動かないこと」も、あなたがずっと頑張ってきた証。

そして、そこからまた“感じる心”を取り戻すプロセスは、きっと恋愛以上に美しい営みになるはずです。

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