浅野がセミナーをやらなかった理由と、やる気になった理由
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日はとんでもない夜中に記事を書いてます。
記事ではなく、ひとりごとですが・・・。
今日は少し、自分の話を書かせてください。
その後で、今までとは違うお知らせをさせていただければ、と思います。
*
僕は、2025年4月にそれまで所属していた団体から独立しましたが、それまで担当していたトレーナーとしての仕事、つまり「ロールプレイを使ったセミナー」を開催しようとしませんでした。
「やれなかった」のではありません。
「やろうとしなかった」わけです。
おいおい、言い訳かよ、と思ったあなた・・・大正解(笑)
そう、これはセミナートレーナーとして皆さんの前に立ちたいのに、立たないための「言い訳」。
組織にいた頃は、10年間心理トレーナーとして、何度も人前に立ってきました。
だから、やろうと思えばできたはずなんですよ。
会場を押さえて、告知を出せば、来てくださる方もいたと思います。
一応、けっこう出来の良いカウンセラーでありトレーナーでしたので(←自分で言わないと誰も言ってくれないことに最近気づいた)
でも、やらなかった。
その理由は、ひとつです。
「お届けできるものが、まだ僕の中で定まっていなかった」。
Index
みんな、喜んで帰ってくれた
少しだけ過去の話をします。
まだまだ経験が不足していた頃の僕は、「優しい気持ちになれたり、希望が持てるような、感情や勢いを大切にしたセミナー」をしていました。
あなたは素晴らしい!と、パワーで押す。
もしくは、さしたる根拠も示さずに、あなたには素晴らしい価値があるんですよ、と言っていた。
・・・それぐらい、エネルギー重視だったんです。
そしてね。
セミナーは、うまくいっていたんですよ。
師匠や同僚のトレーナーさんと共に行ったセミナーは特に。
場は温まっていたし、笑いも涙もあったし、みんな喜んで帰ってくれた。
周りの仲間も、言ってくれました。良いセミナーだったよ、と。
嘘じゃないと思います。実際、そうでしたから。
しかし、特に僕が単独で行ったセミナーは・・・
終わるたびに、ちょっとした敗北感だけが残ったんです。
ま、自分に手厳しいだけかもしれませんけど。
でも、そう思うことが多かったからこそ、いつからか、その敗北感自体を気にすることも無くなっていた気がします。
セミナーのあとはこんなもの、みたいな気持ちの割り切り方をしていた、というかね。
それも仕事のうち、と思っていましたよね。
「自分自身が渡したいもの」を渡せていなかった
今にして思えば、こういうことだったんだと思います。
「今日はよかったね」で、終わっていたんですよ。
何より、セミナー当日って、いつも「いい日」だったと思います。
ただ、よく思っていたんですよ。
「あの熱や感覚が冷めたとき、何が残っているんだろう」。
もちろんそこは受講生さんの自由、なんですよ。
こちらが考えすぎることでもないのは分かっています。
ただ・・・カウンセリングならば、またお話することで下がった熱や忘れかけていた気づきを取り戻すお手伝いはその場でできる。
しかしセミナーはそういったものではない。
セミナー体験によって、気持ちが整い、アガれば前に進める。
そう信じてやっていたけれど、本当のところはどうなんだろう?
ずっとそう考えていたというか。
・・・きっとこれも言い訳だったんだと思います。
おそらく僕は、「自分自身が渡したいもの」を渡せていなかったのだと思います。
あの敗北感の正体は、たぶんそれだったんだと。
だから、やらなかったんです。
独立してからも、ずっと。
渡すものがみえていないのに、時間とお金をいただいて、場を開く。
それはないわ〜と思っていた。
ただ、また同じことになる。
それだけは、もう避けたかったんですよね。
じゃあ、何を渡せばいいのか
で、ここからが長かった。
何を渡せばいいのか。
・・・それが、分からなかったんですよ。
否定はできるんです。
理屈だけを渡せば、難しくなりすぎるし、血が通った感じがしなくなる。正しいことを言っているのに心が動かない。
これは違う。
でも、楽しさを優先すれば、理論的な話なんていくらだって勢いで流せてしまう。
これも違う。
そしてもうひとつ。僕には17年の経験があります。臨床も1万件を超えてます。僕のことを先生と呼んでくださる人もいる(笑)
だから「経験上、こうなんだ」と言い切れば、それを信じてくださる方もいるかもしれません。
・・・これも違う。
僕を信じてもらっているだけで、その人の手元には何も残らないですから。
・・・あれも違う、これも違う、と否定はできる。
でも、じゃあ何を渡すのかと聞かれると、自分でも答えられない。
だから、「こりゃ当分形が見えない」と悟りました。
セミナーはやりたい。
その気持ちに嘘はなかったのですが、答えが出ていないのに、とりあえず会場を押さえて、というのが、どうしてもできなかった。
それを人は真面目過ぎる、と呼ぶのですが、しかたない。
僕はそういう人間。そこを譲る気がありませんからね、一切(笑)
「浅野さんに、セミナーをしてほしい」
そんなある日。
ある方から、こう言っていただいたんです。
「浅野さんに、セミナーをしてほしい」
正直に言うと、かなり迷いました。
今セミナーを行うと、過去の再現をしてしまうんじゃないか、と思ったので。
またあの頃のように、場を温めて、いい気持ちにさせて、「今日はよかったね」で終わらせてしまうんじゃないか。
・・・怖かったんですよね、たぶん。
とはいえ、そんな素振りを見せる勇気もなかったですが(笑)
立ってみたら、皆さんの反応が違っていた
ご依頼いただいたからには全力で。
実際にトレーナーとして立ってみたのです。
1年ぶりに、ですね。
すると、今までと違う景色がありました。
過去の経験と、学んだ理論が、見事に融合したスタイルに変化していたのです。
自分でも驚きました。
こんなことができるのか、自分、と。
僕は常に少し(ということはかなり)理屈っぽいです。
話す内容はいつも難しいと思います(笑)
ただ、それは「お渡しできるものの一つ」になっていた。
そして、話す中身がずいぶん変わりました。
以前なら勢いや雰囲気で伝えていたことを、今は「こういう心理学の話があってね」と、一つひとつ筋道を立てて説明するようになっていた。
どちらが正しい、という話じゃないんです。
ただ、僕には、このやり方のほうがしっくりくるようになった。
それだけなんですよね。
説明するたびに、受講生さんが納得されるんですよ。
そして皆さん、メモを取られていたんです。
(メモ用紙を渡したのは僕なんですが(^^;)
その場の温かさは冷めます。それは仕方ない。
でも、メモに書いたものは冷めないんですよ。
気づいたことは残る。忘れても思い出せる。(それが記憶の仕組み)
また読み返せる。
「あぁ、そういうことか」を、もう一度たどれるのかもしれない。
理論と温かさをぶっちゃけるセミナーになっていた
実際、先日のセミナーのあと、参加された方が、こう伝えてくださったそうです。
「あれから、心があたたかい」と。
・・・あれから、なんですよ。その日じゃなくて。
冷めなかったんです。
1年数ヶ月、僕が怖れていたことは起きていなかった。
これ、嬉しいとともに、とても面白いなと思ったんですね。
1年数ヶ月、僕は「答え」を探していたんです。
何を渡せばいいんだろう、と。
ただ、どれだけ考えても出てこなかった。
誰かに聞いてわかる答えでもないんですけどね。
しかし、トレーナーとして立ってみたら、すでに渡せるようになっていた。
それで、気づいたんです
じゃあ、僕は何を渡していたのか。
説明できる知識、でしょうか。
さまざまな心理学の学説と見立て、でしょうか。
自分自身の臨床経験から来る何か、でしょうか。
感情が動くセッション、でしょうか。
・・・それも、あります。
でも、たぶん、それだけじゃないんですよ。
僕がやっているのは、たぶんこういうことなんです。
その人が抱えているものを、それが愛であれ、恐れであれ、葛藤であれ「まるごと、優しさと理解と思いやりで包む」。
ここで「愛で包む」なんて言うと、胡散臭すぎますよね。(ちょっとそう表現したい気持ちもありますが・・・)
しかも、それって、けっこう怖いことなんですよ。
渡すほうも、受け取るほうも。
昔のセミナーで行っていた、むき出しの「あなたは素晴らしい」は、強すぎて、どこにも着地しない。
でも、思いを消して理論だけ渡しても、そこに感情は通わない。
あの頃の僕が渡せなかったものは、たぶんこれなんです。
感情も思いも優しさも、あった。
でも、それを「包む器」がなかった。
だから、僕は心理学を使う。
そのために独自で学んだ。
心理学は目的じゃないんですよ。
その人を包むという、文字で書くと少し意味不明で、怖くて、あいまいになりがちなことを、きちんと説明のつく形にして安全に手渡すための器。
そう気づいたとき、いろいろつながりました。
「あれから心があたたかい」が冷めないのは、感情が心理学という器に入って、持ち帰れる形になっていたからではないか、と。
冷めるのは、むき出しの熱だけ。
手元に残るメモや、あの場の気付きには、きっとその時の感情も記憶も伴ってくれるかもしれない。
器に入った感情は、残るかもしれない。
持って帰れるかもしれない。
僕が怖れていた「何も残らない」の答えは、ここにあったと思えたんですよね。
僕のセミナーは「心理学と気づきと温かさをばらまくセミナー」
だから僕は、可能なかぎり、説明できる形でお話しします。
理屈だけで説明できないこともたまには使いますよ。
経験も勘も使います。
17年もやっていますから、そりゃ使います。
でも、それを理由にはしない。
「経験上こうです」で押し切って、そこで終わりにはしない。
・・・こう書くと、「いや、当然だろう」と思われますよね。その通りだと思います。
でも僕は、その当然ができていなかった時期を知っているので。
そして同時に、その場で動くものを無駄にはしません。
その場で流れる涙も、笑いも、心がジーンとする瞬間も、肩の力が抜ける瞬間も、「あぁ、そうだったのか」という気づきも。
あの頃、熱い思いで「あなたは素晴らしい」と言っていた時期にも、確かに動いたものはあったんです。
それを無価値だとは思っていません。
ただ、あのときは「包む器がなかった」。
それだけなんですよね。
僕が皆さんにお届けできるセミナーは「心理学と温かさと気づきを振りまく場」。
・・・どうやら、それが僕のやり方みたいです。
ずいぶん時間がかかりました。
でも、ここに来るまで、待ってよかったな、と、今は思っています。
あのとき、セミナーをやってくださいと声をかけてくださった方には、本当に感謝しています。
あの一言がなければ、僕はまだ、頭の中で答えを探していたかもしれませんから。
そんなわけで、ようやく1Dayセミナーを始めます
ようやく、1Dayセミナーを始める気になりました。
セミナーにぜひ来てほしい。損はさせないよ。
そう思えるまでの準備ができました。
1Dayセミナーは、僕が独立後に開催しているオンライン講座・セミナーとは全く違う「現地開催の体験型セミナー」になります。
とはいえ、僕がお届けする1Dayセミナーは「緩いセミナー」(笑)
プログラムセミナーではありませんし、受講生さんのお話をうかがいながら、くだらないこともたくさん喋りますし、ときに会場が笑いに包まれたり、僕のスベリ芸で真夏でもエアコン要らずになることもありますよ、きっと・・・。
運営面も一人でやってますので、そこにも若干の緩さがあるかもしれません。
威厳のあるセミナーがお好みの場合は、ちょっと違うと思われるかも?
しかし、心を深く知り、感情に触れて、今までとは違う角度で自分を見つめる。
心の話を聞いていただけなのに、うっかり涙が出たり、心が暖かくなったり、肩の力がふっと抜けたり・・・
そんな日常では体験できないような時間をご提供します。
やっとお知らせできます。
もう少しだけお待ちください。
・・・何故そんなに時間がかかるのか?って?
AIを駆使しても事務作業が山のようにあるから、ですね(笑)
その待ち時間は、こちらの僕の1Dayセミナー@静岡での受講生様からのご感想でもお読みいただければと思います。
ここまで読んでくれたあなたへ。
「期待しないほうが楽なのかな」「職場にいづらいな」「私って人と違うのかな」
そんなことを、なんとなく考えながら読んでいた方もいるかもしれませんね。
それ、軽い悩みのようで、案外ずっと一人で抱えてきたことだったりしませんか?
一人で抱えている人ほど、自分に厳しく、他人に優しい。
そんなこともあるのかもしれませんね。
でもね、そのしんどさの根っこには、必ず愛や優しさがあるんですよ。
だから、もし何かあったとしても、自分を無理に追い込まなくていいんですよ。
まずは僕の考え方、スタンスを読んでみてください。
――そのうえで。
もし、もう少し僕と関わってみたいと思っていただけたら、あなたの今の気持ちに合わせて、三つの入口をご用意しています。
記事には書ききれない話を、無料メルマガに書いています
もし僕の知っていることが、あなたの今のお悩み解決や気持ちを楽にするためにお役に立つなら。
そう思いながら週3回メルマガを書いています。もちろん登録は無料です。
ご登録いただいた方には特典PDF【誰かのために生きてきた人へ。私の心を、もう一度動かすための心理観察ワークブック】を無料でお渡ししています。
一度、気軽に話を聞いてみたい方へ
毎月第3木曜の夜、90分のオンライン心理学セッションを開いています。「答えを出す場」ではなく、「あ、そういうことか」と見え方が少し変わる時間です。はじめての方こそ、どうぞ。
じっくり、自分の状況と向き合いたい方へ
自分でなんとかなる、どうにかできると頑張ってきた方へ。
それは本当に素晴らしいことだと思います。
でも、もし、あなたが今の現実を、自分の気持ちを一人で抱えきれなくなったなら。
それは弱くなったのではなく、本来は強いあなたの”心”が疲れているのかもしれません。
心理学と心の解放というアプローチで、あなたの今も、未来を変えることもできます。
見え方が変わるだけで、問題解決の道筋が見えることもありますからね。
東京(品川駅前)/名古屋(金山駅前)で対面式カウンセリング・全国向けにオンラインカウンセリング(ZOOM)を行っています。
カウンセリングがどんな場所か、実際に来られた方の声も読んでみてください。

