恋愛・夫婦の心理学

もし、彼をどう攻略するかより大切なことがあるとしたら・・・【忍耐女子が心を癒やすと最強になる理由 その23】

浅野先生に質問です。

先日、先生にお答えをいただいた「プライドの高い」忍耐女子です。
思いもよらず早く取り上げていただき、感激しました。先生の丁寧で温かいお答えを何度も何度も読み返して、初めてちゃんと泣けました。ありがとうございます。

彼から投げられた否定的な言葉。それは、「君は怖い」「我が強い」「にこやかに接しているけど、それは作っているだけ」「言ってることと行動が違うから信用できない」などでした。
挙句には、「どうせたいしたプレゼントじゃないから、大切にしなくていい」と。自分が否定されたこと以上に、彼が彼自身の気持ちまでずたずたに否定するのを見て、本当に悲しくなりました。

でも、先生のおっしゃるように彼も間違いなく「忍耐男子」。彼も「言ってることと行動が違う」天邪鬼で、心の防波堤が高いので、本心が見えず私の不安が増大していました。

私は長女で、父や手のかかる妹が母を困らせる姿を見て育ちました。母からは「手のかからない子」、周囲からは「頑張り屋」と言われてきました。
私はその期待(?)にこたえるように、自分を認めてもらえるように、自分の気持ちや欲求を抑えて頑張り続けてきたと思います。さらに中高生以降、同性から妬まれて攻撃の対象になることが多かったので、自己評価を低くすることで自分を防衛するようになりました。
私の「愛されたい。でも、拒否されるのが怖い」はここにルーツがあるんでしょうね。

先生に男性心理を教えていただいたので、彼の、私の愛情を試すような言動にもいちいちオタオタしたり、べっこり凹んだりしなくなりました。

でも、籠城気味の相手にバズーカをぶっぱなしているのではないかという新たな不安が……。
彼はどうやら「お互いに感情をぶつけて話し合う」こと、私に拒否されること(私は拒否してないのに)が怖いらしいのです。
感情にはお互いに触れないほうがいいのでしょうか。どうしたら彼の防波堤を崩せるのでしょうか。

それと、自分を好きになりたくて、先生に勧めていただいたエクサイズを始めました。でも、「人にしてもらって嬉しかったこと」はたくさんあげられるのに、肝心の「自分をほめたいこと」はなかなか見つかりません。

本当は先生と直接お話したいのですが、日程が合わなくて……。再びアドバイスよろしくお願いします。

あいちゃんさん(原文のまま掲載しています)

 

あいちゃんさん、ご感想・ご質問ありがとうございます!

先日のテキストがなにかお役に立てていれば幸いです。

何度も読んでくださったとのこと、ありがとうございます~。

 

彼も間違いなく「忍耐男子」。彼も「言ってることと行動が違う」天邪鬼で、心の防波堤が高いので、本心が見えず私の不安が増大していました。

そうですよね。

相手の気持ちが見えないっと不安を抱えちゃいますよね。

だからこそ私の感情を整理する、解放するって大切ですよね。ちゃんと気持ちを整理すると手放せる不安も増えますからね。

じっくりカウンセリングでもお話を伺えるといいですね。ご予定の合うときにでもぜひどうぞ。

それでは本題へ。

***

本当に愛しているの?と確かめたくなるのは男性も同じ

気になる異性の好意を確かめたくなる気持ち。

それは男性女性という違いを超えて同じなのかもしれません。

もちろん人によって「確かめる方法」は違うと思うんですけどね。

相手の反応を確かめる人もいれば、心から受け入れていく人もいる。

どちらが正しいかどうかと考えるより、人それぞれ、心理状態によって起こすアクションが違うんでしょうね。

 

彼から投げられた否定的な言葉。それは、「君は怖い」「我が強い」「にこやかに接しているけど、それは作っているだけ」「言ってることと行動が違うから信用できない」などでした。
挙句には、「どうせたいしたプレゼントじゃないから、大切にしなくていい」と。自分が否定されたこと以上に、彼が彼自身の気持ちまでずたずたに否定するのを見て、本当に悲しくなりました。

なるほど・・・。

これ、正面切って言われるとなかなか受け止めるにはハードな言葉ですよね・・・。

こちらが心を開いて相手に好意を向けているときなら、めちゃめちゃ傷つくこともあるかもしれない。

んー・・・まずはあなたの気持ちのメンテナンスをしていただきたいなぁ、と思います。

よく恋愛あるある話で登場する

「相手の気持ちを確かめたくて、安心できるまで、感情的な表現をする女性」

っていますよね。

今回の彼の言動って

その男性ヴァージョンと言える

と僕は思うのです。

多くの人が「自分にとって大切な人を攻撃したい」とは思わないもの。

「俺は彼女のことが大切だ!めっちゃ嫌味を言っててやろう!」とはなかなか思わないですよね・・・。

「あーもう今日は最高のデートだった、幸せ♡彼女に追撃で不満爆発のLineを送ろう!」とも。

ただ、恋愛カウンセリングをしていると、実際こういった事が起きているケースもあるのですよね。

ホント不思議なものです。

パートナーを愛しているのに、愛している相手に不満や嫌味をぶつける。

思考で考えれば筋の通らない話です。

が、心理を見つめると、実は筋が通る話なのです。

ハートブレイクの影響を考える

深層心理レベルでは「親密な関係に対する怖れ・もしくは痛みがある」と

こういった親密な人に対する批判・攻撃がおきるのです。

そして相手が本当に自分のことを受け入れているのか、試すのです。

この話、きっちり説明をしようと思うとおそらく相当なボリュームになるので割愛しますが

例えば、自ら「親密な関係」を欲していても、それが手に入らないと胸が痛みますよね。

それぐらい親密感は

手に入ると嬉しいものですが、求めて手に入らないと痛い

んですよね。

この痛みを「傷心(ハートブレイク)」と呼びます。

本当は仲良くしたい人と疎遠になる。

誤解があって嫌われると、すんごい凹む。

好きな人に告白してNoと言われると、なんか世の中って残酷だな・・・と思う。

また、「自分の目の前で大切な人が傷ついていること」も同じかな。

このようなハートブレイク、ちゃんと癒せていればいいのですが、そのままにしておくと「痛い」ので、つい親密感を感じる人、状況に抵抗したくなるわけです。

 

ただ多くの場合、そこで「痛い」とは認識されないことが多いでしょう。

ただただ「嫌な気分」「不快」になるのです。

私達はこの不快感をパートナーや相手に映し出します。

これが「投影の作用」ですね。

親密感の傷を持っている人は、あたかも「相手が嫌な気分を感じさせる!」と認識しています。

この嫌な気分、不快感が自分の内面から生まれているとは認識しない。

だから「パートナーへの不信、文句、注文」になるんです。

ここが問題を作る分岐点。

その結果

「親密な人と距離を取る(音信不通になる)」
「親密な人を批判する」
「相手を試すようなことを言う」
「わざと天の邪鬼なことばかり言う」
「自分の言動に【大した価値はないよ】と言う」

そんな行動に出るわけですよね。

これが忍耐男子(時にはロックマン)の心理状態を作るわけです。

その本心を見つめると、自分も傷つきたくなければ、相手も傷つけたくない、という状態が多いようですね。

もし、彼をどう攻略するかより大切なことがあるとしたら

彼はどうやら「お互いに感情をぶつけて話し合う」こと、私に拒否されること(私は拒否してないのに)が怖いらしいのです。

これがまさに彼の心理をあらわしていますよね。

彼はそのまんまあなたに話しているように僕には見えます。いいか悪いか別にして。

それぐらい親密感(あなた)に拒絶されることを不安視しているのではないでしょうか。

もちろん彼の言動はキツイし、受け止めるのも辛いものですね。

そういった気持ちはしっかり解放して

「そうなんだね」と受け止めていくことが先に進む感じにつながるのかもしれません。

「それがあなたなんだね」といった視点ですね。

と思っていたらこんな記述が・・・。

でも、籠城気味の相手にバズーカをぶっぱなしているのではないかという新たな不安が……。

感情にはお互いに触れないほうがいいのでしょうか。どうしたら彼の防波堤を崩せるのでしょうか。

ん?籠城中の彼にバズーカぶっ放しちゃったんですか?

ぶっ放したかどうかを気にするより、どちらにせよそれは「しゃーないなぁ」ですよねぇ。

もし撃っちゃったのなら、撃っちゃったなぁ・・・と捉えておけばいいのではないでしょうか。

それはそれとして学びに変えて、もう自分を許してあげましょう。

それよりも気になるのは

「どうしたら彼の防波堤を崩せるのでしょうか?」

というご質問です。

その情熱は買いますよ、めちゃめちゃ。

その情熱、僕は好きです。

しかし、ここは愛しあうわけであって、ぶち壊すわけじゃない。

まずそこに立ち戻りましょう。

愛とはなんぞやを学ぶとき

彼の牙城を崩すと考えるのか。

それともそれが彼という人、と見て、まるっと全体を愛するのか。

彼の痛みを見て手を出そうとするのか。または引き受けて耐えるのか。

それとも、ただ彼という人を理解し、彼の良いところを見て向き合うのか。

どちらもその瞬間瞬間に「選べる」ことですよね。

そしてどちらが正解とも言えない。

僕の今までのカウンセリング経験でも

彼をいう人を理解して、その上でガツンと愛をぶつけてうまくいったケースもあります。

逆にただ彼という人を淡々と受け入れていくことで、関係性が改善したケースもあります。

ただ一つ言えることは、

「たとえそれが愛であっても、彼を変えようとすると抵抗される」ということ。

 

多くの人は「肯定してほしい」のですよね、自分のことを。

今の自分、自分の過去・・・・自分のプロセスを否定してほしくはないのですよね。

ただ自分の存在を肯定し、寄り添い、認めてくれる人がいる。

そんなときはじめてココロを許し、人にオープンな姿勢を見せ、自分の本音を話すものなのでしょう。

これがきっと

「信頼」

とよばれるものです。

もちろんどれだけ自分を受け入れられても、そう素直に心を開けない人もいます。

肯定してほしい、と言葉では伝えていても、実際は人の肯定をうまく飲み込めない人もいます。

人の話がどれだけ正しいことであっても、それを理解し受け入れることが難しい状況も人にはありますよね。

男女関係の中では、そういったことが頻繁に起こります。

だから、ついうまく愛せないことでつらい思いを抱えます。

そういった気持ちはできるだけ手放すこと、なんですよね。

自分を責めたり、状況を変えようとするより偉大なことは、自分が自分らしくいるために、自分を癒すこと。

その上で、今どんな状況であっても相手を理解していくこと。

あなたにとって本当に大切な人ならば、そういった目で相手を見ることもできるのかもしれません。

すると、相手の気持ちがもっと理解できます。

愛することも困難ではなくなります。

もちろん相手のペースも待てます。

そしてそんな自分にもっと自信を持つことだって可能になっていきます。

特に情熱的な人ほど愛を押します。

その思いも決して否定されるべきことではありません。

ただ、愛する方法は様々存在するのです。

理解することも、関わることも、愛することも、相手の思いを受け入れることも、相手をただそのまま認めることも、時には叱咤激励することも

愛です。

もし目の前のパートナーがなかなかココロを開いてくれないとき。

それはきっともう一度「どう愛したらいいんだろう」を学ぶときなのかもしれませんね。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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