日常に使える心理学

どうして私は人に構えられちゃうのか?を心理する

浅野せんせいへの質問

婚活をしていて、お見合いで初対面の方とお話する中で、時々ある展開なのですが、相手が防衛的な話し方に終始し始めることがあります。それが始まるとたいていとまりません。
私が否定すると思ってるのかなあ、、、そんなこと思ってないのになあ、、、と、その展開自体に私はどう対応すればいいのかわからなくなってしまい、ニュートラルな相づちくらいしかできなくなり、相手にとっても手応えがないのでますます方向転換ができないのでしょうし、楽しいおしゃべりになりません。この展開になると続かないです。

こうなった時、私はどうすればいいんでしょう??

もともとの知り合いであれば、その違和感を話題にすることもできるけど、初対面でそこをつっこむのも違う気がして。。。好みの問題とかは仕方ないと思うけど、こういう展開になった時点で縁がないというわけでないのなら、うまく対処できるようになりたいんです。

そういえば、昔から、先入観?とか相手の事情?とかでいけ好かないヤツだという立場においやられることはたびたびありました。

私としては、そう思われる経緯がわからなかったり、ねたまれているような経緯によるものだとするとその人の世界に私がいるだけでその人にとっては私の存在は悪なのかもしれないし、でもせめて私は害する気持ちはないっていうことだけは伝えられたら伝えたいけどどうやったらうまく伝えられるのかわからなかったり、、で、ただ、ぼう然とその場に立っているだけ、、みたいになることが多いです。

「スーパーで美味しそうな栗売っててさー、栗ご飯作ってみてーん、そしたらすごくおいしかってーん(^○^)」みたいな話をしてたら、「あなたは私にないものをたくさん持ってる」って斜め下を見て言われた時も、どう接していいのかわからなくなります。相手もただ思ったままを言っただけなんでしょうけど、無邪気にうれしい気持ちを共有できない相手になってしまうんです。

自分がいることで周りの人が傷つく、みたいな展開に、一番ダメージを受けてきたかもしれません。いまだに、どうしていいかわからなくて、悲しいです。

ちなみに、自分が能力を発揮する役割がある場面ではあまりこういうことは起こらない気がします。相手にも役割があるので、相手本人が傷つくことはないと思っているのかも。対等な関係だと思っていたり、対等な関係を作りたいと思っている場面で困るみたいです。

何かアドバイスがあればぜひ、いただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

ラナンさん (※原文のまま掲載しています)

ラナンさん、ネタ募集へのご協力ありがとうございますー!

ではでは早速お答えしますね。

どうして私は人に構えられちゃうのか?を心理する

婚活をしていて、お見合いで初対面の方とお話する中で、時々ある展開なのですが、相手が防衛的な話し方に終始し始めることがあります。それが始まるとたいていとまりません。
私が否定すると思ってるのかなあ、、、そんなこと思ってないのになあ、、、と、その展開自体に私はどう対応すればいいのかわからなくなってしまい、ニュートラルな相づちくらいしかできなくなり、相手にとっても手応えがないのでますます方向転換ができないのでしょうし、楽しいおしゃべりになりません。この展開になると続かないです。

なるほど・・・・。

うーん、個人的にこのお話はすっごい共感できるんですけどね。

昔、僕もセミナーで他の人がボケてもウケるのに、僕がボケるとシーン・・・みたいな状況が続いて、マジで引き潮トレーナー・・・やばい、これは相当にマズい・・・と真剣に悩んでいた時期がありました(笑)

今でこそそうではなくなった?(まだ怪しいか・・・)のですが、最近になって「どうしてそうなっていたのか?」を自己分析するようになったわけです。

もちろん今回いただいたご質問のような「案件」もありまして、そこで「うーん。一体どうしたらいいんだろうね」と考えながらカウンセリングを進めることも多いわけです。

ということで、今回のご質問に一つの見方ですが、僕なりの見解をお伝えしたいと思います。

警戒仮説の影響

「警戒仮説」とは、人は自分のよく知らないものや、分からないものと向き合ったときに不安や恐れを感じますが、この感情を感じないように「自らが不快な気持ちになるのを防ごう」とする心理のことです。

その結果、あなたと向き合っている相手が「防衛的な話し方に終始し始める」ということになることがあると考えられるんですね。

あなたの意識では相手に警戒されるようなことを考えていなくても、相手から見たら「あなたが閉じているように見える」ときに、こういった現象は起こります。

例えば、僕がセミナーで引き潮しか起こせなかった時期、間違いなく「僕が人前で本来の自分を隠していた」時期で、今よりももっと「いい子ちゃん」をやっていた時期でもあるんですよ。

その理由は「他のトレーナーのほうがいいセミナーするんじゃないか?」と考えていて、その不安を隠そうと必死で、自分の内面をひた隠しにしていたわけですよ。

ちょっとわかりにくい言い方をすれば、人前に出たときに「自分のエネルギーや影響力を隠す」と、こういった事が起きるんです。

今思えばしゃーないなぁ・・・としか思いませんが、昔はまぁ深刻に悩みました(笑)

周りの反応を見て、「あぁ、俺はウケないんだ、受け入れられないんだ」としか思いませんからね。こんな事を考えているうちは。

しかし相手は「僕のことがよく見えない」わけです。

だからそこで感じる不安をブロックするがごとくココロを閉ざすのです。

理由は僕の分かりにくさ。

逆を言えば自分を分かりやすくすれば状況は改善していくんですよね・・・。

まさか自分がこんな影響を与えていたとは自分でも思わなかったのですが、確かにそうなんです。

その当時から、僕はカウンセリングの場ではめちゃめちゃ自己表現する人でしたからね。

「セミナーと、カウンセリングの浅野さんは別人のようです」

そう言われたことも一度や二度ではありませんよ(笑)

今になって思えば、確かにそうだと自分で思うわけです。

僕の本質・凄みは面談カウンセリングの場でしか味わえないでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ

もしかすると、ラナンさんにも同じようなことが起きているのかもしれませんね。

自分の内面を表現するのではなく、周囲に合わせたり、知られないように隠す意識が強いと、こういった状況と出会う可能性があるでしょう。

ちなみに、自分が能力を発揮する役割がある場面ではあまりこういうことは起こらない気がします。相手にも役割があるので、相手本人が傷つくことはないと思っているのかも。対等な関係だと思っていたり、対等な関係を作りたいと思っている場面で困るみたいです。

このお話がまさにそれ。

ご自分の能力を発揮しているとき、すなわち自己表現しているときには、周囲が警戒しなくなるわけです。

僕の視点で言えば「能力を発揮する」→「あなたの意識が外側に向き、与える態度をとっている」といった感じでしょうか。

心優しき人が持つ罪悪感

自分がいることで周りの人が傷つく、みたいな展開に、一番ダメージを受けてきたかもしれません。いまだに、どうしていいかわからなくて、悲しいです。

そうですね、そう思えばとても深いダメージを感じますし悲しいですよね・・・。

が、実際、あなたの周囲の人が傷ついているのかどうかは、ケースバイケースなのかもしれません。

僕は常々こう思います。

心優しき人は、周囲が不快そうな態度ををとっているとそれだけで傷つくものです。

そういった罪悪感を感じていると、つい意識は自分の内面に向き外側に向きませんから、周囲の人の警戒されることもありますよ。

こういったケースでは

「自分自身の意識が内側に向くような事情」に気づいて手放すことがポイントになるでしょうか。

何を意識しているかは人それぞれ違うでしょう。

ただ何かしら自分を隠す要素があればあるだけ、人に警戒されることもありますからね。

そういった意味で自分を見つめていくといいと思います。

自分を疑うのではなく、自分は自己表現として何を避けてきたのだろうか、という部分に気づけるといいですね。

以上、何か参考にしていただければ幸いです。

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浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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