恋愛と男性心理

私の想いを受け取らないくせにいつも寂しそうな顔をする「愛してくれるな男子」にどう接すればいいのでしょう?

受け取らないくせにいつも寂しそうな顔をする「愛してくれるな男子」の件

浅野カウンセラーさま

いつも暑い熱いブログ読んでます(^-^)

以前執筆されていた、愛したい女子VS愛してくれるな男子の記事、何か消化不良です(T-T)

…で?女性側としてはどうすればいいの?

愛してくれるなと受け取らない割にどこかもの寂しそうな顔をしている愛してくれるな男子にどう接すれば良いんでしょう?

>「男性が(善意で)愛せば愛すほど、女性の気持ちが追い込まれたり
>「あの」嫌な感情を感じる方向に差し向けられるわけです。」
↑この嫌な感情って?無価値感のコトでしょうか?

>「長い間、夫婦をやっていればこんな事が起きますよね?
>「いや、それはもう君が頑張ってくれないとね・・・」と言われちゃう。
>実家の両親との反りが合わない時も「なんとか頑張って」としか言われない。
>子供のことも「そこは任せた」としか言われない。
>女性の気持ちに寄り添ってこない事実があれば、どうでしょうか・・・。」

↑元愛したい男子なのに、そこは任せた、で寄り添ってこない?
独身なのでこの辺りもピンときませんでした。

また続き書いてくださると嬉しいです(^-^)

では、暑いですがご自愛ください。

ネタ募集ネーム:もえこさん

 

もえこさん、暑い日が続くなか、熱いブログ?をご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

ぜひクールダウンしながらご覧いただければと思います。

ご質問ありがとうございます。そうですよね、そう思いますよね~と思いながらあのコラムは書いたのです。以前にも書きましたけど「未完了」な形のままアップしましたので。

今日は更に突っ込んで書いてみようと思います。

愛してくれるな男子はなぜ女性の愛を受け取らないのか?

これ、誤解を恐れず一言でまとめるとこんな感じなんです。

「愛してくれるな男子は、ネガティブな感情を抱えたまま生きていくことはできない」と思っている。

たとえば、女性を傷つけてしまった、女性のために何もできない、自分は何も役に立っていない・・・など

男性が様々なネガティブな感情を感じたまま生きていくことは難しい、と思っている可能性は非常に高い、ということなんです。

以前のコラムに「愛してくれるな男子」ほど「愛したい男子」であったはずだ、と書きました。

その「愛したい男子」にとって最も避けたい状況こそ、「愛してもうまくいかなかった」である、と。

こういった状況で感じる「ネガティブな感情」と、どう折り合いをつけて毎日を過ごすのか?

こう考えるのはおそらく女性のほうが多いでしょう。

日々生きていれば、いい気分のときもあれば、もうダメだ・・・と思うときもありますよね。

その中で「どう生きようか」と考えるのは女性だ、と僕たちの世界では申します。

特にそもそもは愛したい男子(役に立ちた男子)であった「愛してくれるな男性」は

「そんなひどい気分になるぐらいなら死んだほうがマシだ」と感じてしまう可能性が高いのです。

受け入れられないんですよね、その感情が。

僕たちの世界には「男はすぐ死にたがる」という言葉があるわけですけど、まさにそれ。

ただ、そもそもは「愛したい男子」であった、愛してくれるな男子の中に愛がないのか、というとそうではないのです。

もし、もう一度最愛の人を愛せるものなら、そうしたい。もう一度自分の手で誰かを幸せにしたいと願う気持ちもあるはずなのです。

が、過去の失敗など、愛したい男子にとって致命傷になるような感情と出会うたび

「もう一度愛したい気持ちはある。自分のことを愛してくれる人に答えたい気持ちもある。

けれど、こんな感情を感じたまま生きることが難しいと思っていることを、どうか理解してくれないだろうか」

と思うわけです。

が、どうか理解してくれ、といって許されるようなものでもないだろうと思う「愛してくれない男子」ほど(つまり、与えてなんぼと思っている男子ほど)

自分が悪者になって、相手に嫌われるような態度を取り、または拒絶して、その状況を収束させようとするわけですね。

少なくとも僕はこう考えるので

「愛してくれるな男子の多くは、本来とても誠実な人で、自分を愛してくれる女性に対してひどい態度を取りたいわけではないのだろう」と考えます。

が、その男性が乗り越えなければ次のステップに向かえない「感情の問題」が存在する。

そう考えるのです。

だから「愛してくれるな男子」ほど、女性からこちらの事情を理解されないまま、一方的に愛そうとされるとスンゴイ嫌な気分を感じて、関係性を遮断しようとするわけですな。

その男性を愛し支えるとはどういうことかを考えてみる

多く、愛してくれるな男子にまつわるご相談をくださる女性のみなさんは、愛のある方ばかりです。

僕からすれば「マジですか・・・」と思えるほどに、彼やパートナーを想っていらしゃる。

それはもう素晴らしいと思うのです。

ただ考えていただきたいことは、女性の皆さんの愛や思いが間違っていなかったとしても

「愛してくれるな男子は、恋愛や結婚にまつわる感情をとても苦手にしている」

ということなのです。

本来は愛したい男子であるから、自分が愛されるならば、相手のその気持ちには応えたいと思うのです。

が、そこで感じる気持ちがとても嫌なのです。

「私が癒やしてあげる」と言われても、そもそも向き合うこと自体がものすごく苦しいのです。

それはまるで「死んでも嫌だ」と思っているような感情と向き合えと言われているようなもので、だから愛してくれるな男子化しているわけですよね。

・・・まぁどうしてそんなに男性は「死ぬほど嫌だ」と思うのか、そもそも疑問を持たれる女性の皆さんもいるかと思いますけども。

ここを踏まえておかないと、まっすぐ直球で愛を投げてもカッキーン!と打ち返されてしまいます。

もしくは彼が急に籠城するか・・・。

ここで籠城戦になるとちょっと厄介ですな。

おそらく愛してくれるな男子は「どう彼女を傷つけないで、この状態を収束させるか(嫌な感情を感じるリスクを回避するか)」と、時間をかけて考えるのでね。

鍵は「良い気分」にある

つまり、愛してくれるな男子は「愛されると嫌な気分になる」ってこと。

これ、男女逆の場合もあるでしょ?

優しくされると逃げたくなる、とか。

愛されると試したくなる、とか。

パートナーが頑張ってくれる度に嬉しいけど自分の至らなさを感じてしまうと苦しくなる

なんてお話も伺います。

そういった僕たちの中にある矛盾。

自分を裁き、自分を責め、より良いものではないと感じさせる何か。

これは理屈じゃなくて、「感情」の影響によって引き起こされるものです。

だとすれば、相手の矛盾をどう解決するか・・・と先に考えないほうがいい、と僕は考えます。

そもそも矛盾を解決できるような答えが出る状態なら、おそらく男性も「愛してくれるな状態」ではないはずなのです。

少なくとも「愛してくれるな男」この感じたくない感情は、何かを自分なりに愛そうとした結果。

もしそうだとすれば、そんな男性に必要なのは、バツではなく、ご褒美。

つまり、二人がいい気分を感じていられる時間をどれだけ重ねるか、ってことのように僕は思うのですよ。

これが「どう関わったらいいの」というご質問に対する僕の答えです。

つまり・・・

あなたが「愛してくれるな男子」を愛したいとしたら、どのようにいい気分を感じてもらおうって思います?

そしてその時、私自身の気持ちはどう扱えばいいと思います?

相手を愛している素晴らしい自分に何を与えていたいと思いますか?

自分にどんな評価を与えたいでしょうか?

ココとつながるんですね。

 

最後にいただいたご質問にお答えします

↑この嫌な感情って?無価値感のコトでしょうか?

 

ううーん、無価値感と言ってしまえば無価値感ですね。

ただ、僕の感覚としては「どれだけやってもうまくいかない」的なものです。

どれだけ愛しても(二人のために頑張っても)いい関係にならない・・・といった。

 

↑元愛したい男子なのに、そこは任せた、で寄り添ってこない?
独身なのでこの辺りもピンときませんでした。

 

誰しも得意ジャンルってあると思いません?

仕事は得意だけど、家のことは苦手、とか。

パートナーシップはそれをある意味補完しあう関係になるので、どうしても自分が得意ではないことをパートナーにお願いすることもあると思うんですよね。

ただ、それこそ「相手への依存」なので、愛したい男子ほど罪悪感を感じます。

この罪悪感の分だけ、見たくないんですよ。相手に負担をかけているという事実をね。

その分寄り添ってこない、ということは起こり得るかなーと思うのです。

実際はお互いにコミュニケーションを取って労いあいながら、上手にバランスを取っていけばいいのだろうと思うのですけどね。

以上、何か参考にしていただければ幸いです。

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