恋愛の心理学

客観的に自分を見る大切さと難しさ

客観的に自分を見ることの大切さ

客観的に自分を見つめる女性

客観的に自分を見ること。

これ、なかなか難しいことなんですが、できるようになるとぐっと自分をよく知れますし、問題解決や自己肯定感の向上などにも役立ちます。

恋愛・パートナーシップのジャンルでは、自分を客観視することで「本当に自分が起こしたい行動」を取れるようにもなるんですよ。

例えば、ずっと恋愛が怖いと感じている人にとって、今の自分を客観視することで「恋愛の怖さばかりに対処している自分」を発見し、「いい恋愛をするための準備」ができるようになることも少なくないんです。

が、多くの場合、人は「今、自分が感じていることが正しいし必要」と思っていることが多くて、なかなか客観的に自分を見ることが難しいわけです。

こは、実は恋愛などさまざまな対人関係の問題を作る要素そのものです。

今日はそんな「自分を客観視すること」についてコラムにしていきたいと思います。

よろしければどうぞ。

客観的に自分を見るとは

「客観的に自分を見る」とは、自分自身を客観的にみつめることです。

自分自身を客観視することによって「今の自分の状態を把握すること」が今まで以上に可能になります。

また、ネガティブな考えに陥りすぎている自分、冷静さを失って焦る自分などを落ち着かせることもできます。

いわば上手な自分操縦術の一つと言えるんですね。

具体的に自分を客観視する方法は、イメージなどを使う専門的な方法もありますが

例えば

  • 日常の中で、自分の行動を録画する
  • 会議などで自分の発言を録音する
  • 逐一、自分の言動をメモとして残す

などが最もわかりやすい方法でしょうか。

会議中の自分の発言、パートナーとの間での自分の言動を改めて見つめてみると

「え?こんなこと言っていたの?私」

「これ、自分が本当に伝えたいことじゃないよな」

「うそ!こんな素敵なこと言ってたんだ私。ちょっとすごいかも!」

と様々な自分を発見することができるでしょう。

客観的に自分を見ることが苦手な人の心理

ただ、客観的に自分を見つめようと思っても、それがなかなか難しいと感じる方もいるようです。

その一例が

「自分を必要以上にネガティブに見ている人」

「普段から、とにかくミスのないように、傷つかないようにという意識が強い人」

です。

普段から自分をネガティブに捉えすぎていたり、傷つかないように、失敗しないようにと防衛的な意識が強い人って、常にネガティブな意識の使い方をしているんですよ。

だから

「これ以上自分をネガティブに見たくない」

「その意識の使い方に疲れた」

なんてお感じの方の少なくないんです。

また、自分を客観視すれば、普段は切り離して気づかない自分に気づくことにもなります。

もちろんその気付きこそ客観視することの意味なのですが、それがなんだかとても嫌だと感じてしまうんです。

こうなると、自分を冷静に見つめようとしても、抵抗感を感じてみたくないと感じることが多いんですよね。

客観的に自分を見るなら、普段はフラットに物事を見るようにしましょう

なので、客観的に自分を見ることが苦手だとおっしゃる方には

「自分を客観視するために、普段からフラットな視点を持っているといいですね」

なんてお伝えしているんですよね。

「普段からネガティブな意識が強いと、大切なときにネガティヴな意識を使えない」とはどういうこと? 浅野さんが記事に書かれていた 「ネガティブな意識が強い状態だと大切なときにネガティヴな意識を使えない」 のお話に興味があり、詳し...

無理にポジティブシンキングを続けるよりは

まぁフラットに、自分のいい部分や物事の良い部分を意識できるような自分でいること

をオススメするんですけども。

また、あまりに傷つくことを恐れていたり、自分を否定的に見続けている方には、そうなってしまう事情を理解していくことや、自分を肯定的に見ることなどをおすすめしています。

とはいえ、自分を客観的に見るって結構難しいことなので、慣れは必要だと思います。

が、それでもなかなか自分を客観的に見れないのであれば、普段の自分の意識や気持ちのあり方をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

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