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「甘えてくれたら嬉しい」という彼の言葉

「甘えてくれたら嬉しい」という彼の言葉、さてどう解釈する?

浅野さんこんばんは。

最近、お付き合いしていた方とお別れしました。
色々なすれ違いを埋められなかったという事だと私は思ってます。

付き合いを振り返ってわからなかった事のひとつに、付き合い始めてすぐ彼から“甘えてくれたら嬉しい”と言われた事です。
彼は長男なので、弟と妹がいて世話好きなのかなと思っていました。

しかし、私も長子で割と世話好きなのです。甘え下手ながらも、妹になった気分になって遠慮なく甘えたりもしたのですが(高いものを買って欲しいとか、仕事を休んでデートして欲しいとかではないです)彼の甘えとはどうやらずれている事が多かったような気がしてます。

結局のところ、甘えても却下されたりする事も多く、どういう事を甘えて欲しがったのか未だに分かりません。
今更ですが、何か分かる糸口が掴めればと思ってます。

30代後半の付き合いなので、今後を見据えて信頼関係も築きたかったのですが、甘える事と、信頼される事とのバランスも、難しいなと思いました。

よろしくお願いします^_^

ネタ募集ネーム:フラワーさん

フラワーさん、ネタのご協力ありがとうございます。

なるほど、彼の「甘えてくれたら嬉しい」という言葉の意味についてのご質問ですね。

これはとってもいいご質問だと思うんですね。とかく人の言葉とは、的確にその心理状態と一致にしている場合もあれば、全く違う場合もあって、このあたりの解釈って難しいものですよね。

では、僕なりにご質問にお答えしたいと思います。

 

包容力がある彼が伝える「甘えてくれたら嬉しい」という言葉

彼女さんに向けてこの言葉を使う男性がいるとしたら、きっと「頼られたい」と感じるタイプの男性なのでしょう。

・・・とは限らないぞ!

これが僕の見解です(笑)

確かに男性的な包容力があって、パートナーである女性に「頼ってほしい・アテにしてほしい」と感じている男性もいらっしゃるでしょう。

この場合、男性の自己肯定感は高めと見ることができます。たとえ頼られて困ることがあってもなんとかしよう、という意思がそこにあるわけですね。

つまり、自分なりに頑張ればなんとかなる、と体験的に、感覚的に知っている男性だろうということです。

このタイプの彼は、女性が彼を頼らないと、彼の機嫌はみるみる悪くなるし、一緒にいなくてもいいよね、と思うようになるでしょう。

君のためにできることはしたいのに、なにも言ってくれない・・・と彼は感じるからですね。

 

このタイプの男性は「男性的な愛情」を表現することができる人です。

だから「何でも言って」「甘えてくれていい」というわけですし、実際に女性のために何かをしたいのです。

だから、女性側が、相手に迷惑をかけたくないだとか、自立していないと自分が不安だと感じて、男性をアテにせず遠慮ばかりしていると、その男性は女性への気持ちをもみ消していくこともあります。

かといって、女性のことを悪く言うわけではないんです。君はそういう人なんだよね、と理解し、自分から去っていきます。

だから、このタイプの男性との関係が危ういなら、恥ずかしがらず、恐れを超えて「あなたに依存して嫌われるのが怖かった」「いつも一人で頑張っちゃうんだ」「いつも何かを頑張っていないと自分が自分でなくなるようで怖かった」

「だからあなたの気持ちを否定するつもりはなかったし、今でも想っています。出会えたことが本当に嬉しいんです。」

ぐらい、はっきり明確に伝える勇気を持つことが求められる場合が多いですね。

このタイプの男性の場合、「自分の弱さをさらけ出さないと、相手の心は動きませんよ」ということなんですけど。

 

「一人で困るぐらいならアテにして」という意味もある

ただ、同じ「甘えてくれたら嬉しい」という言葉を使う男性でも、上記のような男性ばかりではないと僕は考えています。

いわゆる長子タイプといいますか、責任感が強い男性がこの言葉を使う場合、「甘えてくれたら嬉しい」という言葉の意味は「彼女が大変そうにしているのは嫌だ」という意味が込められている場合もあるわけです。

いわゆる「言ってくれればなんとかするのに・・・」みたいなニュアンスです。

それが理由で彼が不機嫌になるケースもけっこうありますよ。そんなとき「俺の気持ちをわかってない」という人もいるわけですけど。

このタイプの彼は「僕に何でもべったり依存していいよ」と伝えているわけじゃありません。

もちろんたまに程度ならいいですが、継続的にべったり依存したら、彼に「自立した女性がいい」なんて言葉を言われて、カチーンと来ちゃう可能性が高いので、要注意です。

彼女がつらそうにしていたり、大変なことがあったり、悩んでいる状態があるなら、それは解決したい、と言っているのです。

だから、「僕をアテにして、安心していて欲しい」という女性への願望を伝えているに過ぎないということも少なくないのです。

こうしてあげたい、あーしてあげたい、というボヤッとした思いはあれど、具体的に「こうしてあげたい」「自分にこのように頼ってほしい」という思いにまでいたってない場合もけっこうある、といえます。

もちろん、考えれば出てくるんでしょうが、そこまで考える余裕がないのかもしれませんね。

 

意外とこのように感じる男性って少なくない、が僕の実感でもあります。

例えば、彼女が仕事や二人のことについて、しんどくとも頑張っていたり、なんとかこなそうとしていると、この彼はあまりいい印象を持たなくなるんですよねぇ。

そんなに頑張らなくていいじゃん、と伝えてくるのです。

が、では代替案は?となると、そこは・・・みたいな。

それがいいかどうかは別にして、「女性のためになれていないという無力感・無価値感を感じることが嫌」ということなのでしょう。

だから、一人で困るぐらいならアテにして、と思っているわけです。

 

とはいえ、実際にこのタイプの男性は、職場などでは面倒見が良い人も多いんですよ。

が、恋愛や夫婦関係となると、いわゆる「自立男子の行動パターン」が目に見えて出てくるので、あまり彼女に積極的に関わらなかったり、自分のことは自分で考えて行動してますし、自分の世界は崩さないような言動が出てくるわけですよ。

そもそも自立男子の苦手な感情は「依存心」なので、女性がお願いをしても却下されることもありえるわけです。

平たく言えば「彼女の気持ちに寄り添うような共感」 に積極的ではない、ということです。

僕もカウンセリングの中で、「彼は甘えて、アテにしてと言う割には何もしないんですよ・・・」と、がっかりしちゃう自立女子の皆さんのお声もたくさん伺っているところです。

 

罪悪感よりも無価値感色が強い彼

いわゆる責任感が強い、といいますか、面倒を見たがる長子タイプの男性によく見られる感情として、無価値感が見えることがあります。

僕は勝手に「無価値感男子」と呼んでいますけどね。

そもそも罪悪感も無価値感も出どころは同じで、出方が違うような感情なんですけどね。

この無価値観男子のルーツは「母」にあることが多いですね。あとは大きな失恋や挫折経験、家族の不和なども影響しますけど。

例えば、お母さん思いの男の子っているじゃないですか。

子供時代に「母」のそばにいたからこそ、母を心配していたり、「母」の感情の影響を色濃く受けている場合もあるんですね。

そもそも、お母さんは男の子が好きですし、男の子はお母さんが大好き、なんて傾向がありますからね。

だから、「母」と癒着している時間が長い(長かった)男性の場合、どうしても母の無価値感の影響を受けやすくなるのです。

また、子供って実際に母親になにかできるわけじゃないですよね。その存在によってエンパワーメントしているわけですけど、行動という意味では実現力がなく未熟です。

だから「自分には(父親のような)力もないし、そんなことできないんじゃないか」と自分を否定的に見つめてしまうことも起こるわけです。

この部分が、大人になってから仕事でも恋愛でも「行動が大事」「問題解決能力は大事」と理解しながらも、どこか積極的に行動できない(失敗を恐れる・リスクヘッジを考える)という部分につながっていることもあります。

ガッツリ男らしい男性になるよりは、少し優しめで、責任感が強い人になることが多いように僕は感じています。

しかし無価値感が強いものだから、どこか自分のことを信じ切れませんし、積極的な行動に出にくくなりますから、実際に女性の依存心を受け止めることはあまりないのかもしれません。

そんな彼の中にある女性のイメージは「女性は守るべきもの」で、実際に「甘えてくれたら嬉しい」という。けれど、実際に「甘えを受け止める」ってどういうことかよく分かっていない人もいらっしゃいますよ。

このあたりが、「好きな男性のことをまるっと愛してあげたいな」と願う、愛することを知っている女性とは感覚がずれる部分なのだろうと僕は思っています。

それは自分の依存を誰かに受け止めてもらったことがない、もしくは、母親などのためになにもできない自分が(挫折した自分が、家族のお荷物の自分が、など)その依存心を受け止めてもらうこと自体がいけないことだし、相手に迷惑だ、という認識が、今の「依存を嫌い受け止めない」という言動に影響しているわけですね。

だから、彼自身が誰かに依存されると「ありえねー」と思うわけです。自分が禁止していることを平気でできるって・・・みたいな。

そんなこんなで女性はわがままだ、と思っている男性もいるとかいないとか・・・。

 

まとめ

つまるところ、このタイプの男性は女性を守ろうとするより、どこか心配しているのです。

だから「僕に甘えて」というのです。

実際に、不安なことがあればそれを解消したいとも願っています。実際に何ができるか以上に、心を砕いてはいる、ということです。

この部分に気づいてくれる女性がいると、その男性もおそらく心を開くでしょう。

ただ、そこに行動が伴わない部分が恋愛の中での問題の火種になる、という感じでしょうか。

相手の気持ちを受け止めること、相手の依存を満たすこともとても意味のあることなんですけど、それができても無価値だ(実際に相手の問題を解決しているわけじゃない)と思っちゃうなら、たしかに積極的に女性の気持ちを受け止めようとはしないでしょう。

だから、この手の男性は、先に受け止めてあげると、彼女のために積極的に行動し始めることが多いのです。

そこで「受け止めてもらう」ことの意味を学んでいたり、ここまで自分の価値を見て受け止めてくれる女性の存在によって、恋愛や夫婦に対する向き合い方が変わることも多いのです。

以上です。何か参考になりましら幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。