パートナーシップがうまくいくとき、心の「引っかかり」がなくなっている話
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
「パートナーシップがうまくいっている人って、どんな状態なんだろう」。
そんな事を考えたことってないですか?
実際、カウンセリングではなく、講座などでは、うかがうことがあるご質問なんですけど。
その答えとして「自分らしく生きられている」という表現をよく見かけませんか?
おそらくこれ、正解なんですよ。
ただ、ちょっと曖昧すぎて、僕にはピンとこない部分もあるんですよね。
自分らしくってなんやねん、私は私として今も生きてるって。
そう思う方もいるんじゃないかと。
ただ、17年もカウンセリングをしていると、もう少し違う言葉で表現できそうなんですよね。
それが「心の引っかかりがなくなっている」という状態。
今日はその話を書いてみたいと思います。
Index
「心の引っかかり」とは何か
「引っかかり」というのは、僕の造語みたいなものですけど。
要は「とらわれ」のことです。
こうするとダメなんじゃないか。
相手は何を考えているんだろうか。
このままうまくいかないんじゃないか。
こういった不安が頭から離れない状態って、何かにとらわれている状態ですよね。
これ自体は、うまくいかせたいからこそ起きるものなんですよ。
恋愛だったら、今の関係を先に進めたい。
夫婦だったら、よりよい関係になっていきたい。
仕事や人生がテーマなら、より充実した実りあるものにしたい。
だから、何かが壊れることが怖い。
だから、備える。
そう考える方もいるんじゃないか、と思うんです。
ただこれ、逆に言えば「うまくいかない」というリスクに備え続けている状態でもあるんですよ。
リスクに備えるな、ということではなく、リスクに備えるために、引っかかり続けている」状態。
これが「良い結果」ではなく「悪い結果」に意識が向きやすくなる理由のひとつなんだと思うんです。
僕たちは、自分が意識している結果を引き寄せる、じゃないけど、フォーカスした方向に進む部分がありますからね。
うまくいっているとき、何が起きているか
実際に恋愛や夫婦関係が好転した方を見ていると、共通していることがあります。
以前に比べて格段に「うまくいかないことに、意識がそこまでフォーカスしなくなっている」。
たとえば、
「うまくいかないなら、それはそれまでの関係」と受け止められるようになっている。
何かが起きてもその時対処すればよくて、明日のデートや今日のディナーの時間に何かが起きるわけじゃないから、楽しんじゃおう、みたいに思えている。
だから、引っかかりなくナチュラルに相手と関われる。
結果、こちら本来の魅力も良さも伝わりやすくなる、といういい連鎖が起きるんです。
物理的には何も変わっていないのに、不思議なものですよ、本当に。
関係をうまくいかせようと必死だったときの方が、なんというか不自然なあり方だったりするんですよ、意外とね。
これは「無理に不安を受け入れ続けろ」という話ではない
ただ、誤解してほしくないのですが。
これは「無理に不安やうまくいかないことを受け入れろ」という話じゃないんですよ。
多くのクライエントさまにとって、やっぱり不安になりたくないし、ある程度の不安は仕方ないとしても喜んで迎え入れたいとは思っていないと思いますよ。
今まで幸せになった方も同じだと思います。(実際、そのような声もうかがいましたし)
ただ・・・
もしかすると、未来に起きるであろう不安の種を、コントロールしようとしなくなった
という部分は大きな違いかもしれませんね。
だから、「今、うまくいくことに意識が向く」。
うまくいくためにはどうするかを、ちゃんと考えられるようになる。
「引っかかり」がなくなるというのは、投げやりになることじゃなくて、余計な力みが抜けた状態、といえるんですよ。
・・・よって、僕らの世界には「バカ最強説」といいまして、未来を疑わずに今の楽しめる人が最強だ、なんて余計な話があるぐらいです。
ホント、余計な話なんですけどね・・・。
どうしたらそうなれるか
じゃあ、どうしたらそういう状態になれるのか。
一つだけ言えることがあります。
自分の心の中にある、不安も魅力や自信の種も、両方ちゃんと見ること。
不安だけを見ていると、不安に飲み込まれます。
実際、なんとかなることでも悩んでしまいます。
でも、自分の中にある魅力や経験や実力を受け取れていると、「何かあってもその時の自分が乗り越えていくだろう」という感覚が生まれてくる。
いい意味での自己信頼、というか。
ただ、これって「自分は強い、なんとかできる」という意識ではないんです。
「なんとかなるんちゃうかな〜、多分そうやな〜。じゃ、今日のデート楽しもうかな〜」
そんな感じ(笑)
・・・そんなバカにはなりたくないというお声も受け止めさせていただきますが(^^;
もちろん未熟な部分やだめな部分は誰だってありますよ。
僕にもありますし。
ただ、それがうまくいかない理由ではないってことが理解できてくるわけです。
そうなると、引っかかりが少しずつ軽くなっていく気がします。
それでも不安に囚われてしまうなら
ただ、頭では分かっていても、どうしても未来の不安に囚われてしまう、という方もいると思います。
それはとてもしんどい状態なんですよね。
それ、どこかで、ストレスや心のダメージ、時には「強い思い込み」の影響なのかもしれません。
過去の傷の影響がまだ残っている、と書くと若干重たいですけど・・・。
「どうせうまくいかない」という信念が深く刻まれている。
リスクに備えることが、生き延びるための習慣になっている。
そういった場合は、一人で「引っかかりをなくそう」としても、なかなか難しいこともあるのかもしれません。
実際、僕のクライエントさまで、結果を出した方の多くは、最初、もう「引っかかりまくってました」しね( ̄ー ̄)
・・・こういうことを書くからカウンセリングで叱られるんですが(^^;
寝た子を起こすな、と。
もとい。
・・・だから、心理的な要素を見つめてことをおすすめしたいと思っています。
不安をゼロにするためではなく、不安があっても自分でいられるように。
引っかかりが少し軽くなると、関係の見え方も変わってきますよ。
そのために、僕もウンウン考える(見立てる)わけです。
どこがどうなって引っかかってんのかな〜と。
それが解けた瞬間ってのは、なんとも心地よいものなんですけどね。
最後に
「引っかかり」がなくなるというのは、ある意味、ある日突然起きる感覚、というより、「気づいたらそうなっていた」に近いです。
ただ、そこまでの道筋は、いつもいい気分であるとは限りません。
ここはちゃんと正直に書きますけど、今の自分の思考、觀念、感情のあり方とは違う視点を受け入れるときって、やっぱり葛藤します。
すんなり馴染むわけじゃない。
それは、大人になるまで「ピーマンは苦いだけの食べ物だと思っていた」「うなぎに山椒をかけることに抵抗がありまくった」、みたいな感じですね。
余計に分かりにくいか・・・。
要は、過去に作られた自分のイメージと、今の自分の発達具合との間に乖離があると、過去や不安に引っかかりまくりますかね、という感じなんですが・・・。
自分の不安も魅力も両方見て、少しずつ自己信頼を育てていく中で、気づいたらナチュラルに関われるようになっていた、というものだと思います。
忍耐女子のみなさまなら、心当たりがあるかもしれませんね。
こういった内面の話は、一人で気づくのはなかなか難しいです。
気になった方は、カウンセリングにいらしてください。
今日の話、どこか引っかかりましたか?
こちらの記事も続きにどうぞ
「あーもう!なんでうまくいかないの!」
恋愛って、たまに人を普通じゃなくしますよね・・・。
「あーもうダメだ。どうにかなっちゃいそう」ってなること、ありませんか。
上手くやっていきたいだけなのに・・・。
まあ、好きな人が相手なら、そりゃ心も動きます。
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