こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

別れた相手のことを、もう好きではないはずなのに、ふとした拍子に悪く言ってしまう。

思い出すたびに怒りや愚痴が出てきて、そんな自分に嫌気がさしてしまう。

今回は、そんな状態について、

「気持ちとして、どういうことが起きているのか」

という視点から、少し整理してみたいと思います。

いただいたご質問はこちら

浅野さんへの質問

元彼と別れしばらく経ちますが、今でも元彼に対する怒りや愚痴が出てきます。

冷静に考えてみると、もう別れて時間が経っているので好きという気持ちもないですし、実際の彼はとてもいい人でした。

ただ、ふと元彼のことを思い出すことがあって、彼のことを悪く思うことがあるんです。

そんな自分が好きではありません。

なぜ別れたあと、人はこのような行動をとってしまうのでしょうか?

どうしたらこのような気持ちにならずにすむでしょうか?

ネタ募集ネーム:レレレさん

別れた彼のことを悪く言う人の心理

別れた彼のことを悪く言う人の心理は、人それぞれ違います。

複雑な要素が絡み合っていることが多いものなんですね。

ただ、一般的に考えられる主なものとしては、以下のようなものが挙げられます。

別れたあと、怒りや愚痴が出てくることはある

別れたあとに、怒りや愚痴が出てくることはあります。

すべての人に起きるわけではありませんし、出方や時期、強さも人それぞれです。

別れてすぐに出てくる人もいれば、しばらく経ってから、ふと湧いてくる人もいます。

心理学の中の”喪失のプロセス”について書かれた多くの考え方でも、

怒りや違和感、納得できなさといった感情が、どこかの段階で顔を出すことはある、とされています。

ここで大切なのは、

「怒りが出ている=おかしい」「ちゃんと別れられていない」

とすぐに結論づけないことかもしれません。


怒りが残るとき、心の中で起きていること

怒りが残っているとき、心の中では何かが整理しきれていない状態にあることがありますよ。

たとえば、

  • あのとき言えなかったことがある
  • 納得できないまま別れが決まった
  • 本当はもう少し話したかった

こうした「途中で止まった感じ」が残っていると、

時間が経っても、感情が完全には落ち着かないことがあります。

怒りや愚痴は、その未整理な部分を外に出そうとする動きとして現れているのかもしれません。


「悪く言ってしまう」ことで保たれている心のバランス

別れた相手を悪く言ってしまうとき、

その行為自体が、心のバランスを保つ役割を果たしている場合もあります。

たとえば、

  • 別れを受け入れきれない苦しさを和らげるため
  • 自分の気持ちを保つための防波堤として
  • 現実を受け止めるための一時的な支えとして

そうした意味で、「悪く言ってしまう」という行動は、今の心には必要な働きだった、という見方もできます。

もちろん、それが長く続くとしんどくなることもあります。

実際、強い執着だったというケースもあると思いますよ。

ただ、それは実際にお話を伺ってみないと僕も見えないことなんですよね。

なので、ここでは

「今はそういう形で感情を扱っているんだな」と眺めてみる視点がありますよ、とお伝えしておきます。


未完了の気持ちや、現実とのズレが残っている場合もある

別れたあとに怒りが残る背景として、未完了の気持ちや、現実とのズレが影響していることもあります。

たとえば、

  • 本当は別れたくなかった気持ちが残っている
  • 関係がこうなってほしかった、という思いがある
  • 思い描いていた未来と、現実の差が大きかった

こうしたズレをそのまま抱えるのは、とても苦しいものです。

その苦しさを埋めるために、好きだった相手を悪く言うことで距離を取ろうとする、

という反応が起きることも、人の気持ちとしては考えられます。


この状態から抜けようとするときに大切な視点

もし、別れた相手を悪く言い続けてしまうことが、

自分自身を消耗させていると感じるなら。

「やめなきゃ」「忘れなきゃ」と無理に切り替えるよりも、

今、自分の中にどんな感情が残っているのか、

何が置き去りになっているのか、

そこに少し目を向けてみるほうが、結果的に楽になることもあります。

ただ、ときには一人では受け止めきれない気持ちがあるかもしれません。

そんな一人で抱えるのが苦しいときは、信頼できる人に話したり、

誰かに気持ちを聞いてもらうことも、選択肢の一つですよ。


さいごに

別れのあとに出てくる感情は、人によって形も、強さも、時期も違います。

今の反応だけで、自分や過去の関係を判断するよりも、

「今はこういう気持ちが出ているんだな」

という視点で見つめるほうがいい場合もあると思います。

もちろん、それがつらいなら、誰かに話を聞いてもらってください。

気持ちが動いているということ自体が、何かを大切にしてきた証でもあるのかもしれませんね。

関連記事

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 相談しなくても日常が回っている。でも、どこかしんどい。そんなとき、丁寧にあなたの生きづらさやお悩みをほどいていきます。 キャリア17年・臨床10,000件超。東京・名古屋・オンライン対応

「あーもう!なんでうまくいかないの!」

恋愛って、たまに人を普通じゃなくしますよね・・・。

「あーもうダメだ。どうにかなっちゃいそう」ってなること、ありませんか。

上手くやっていきたいだけなのに・・・。

まあ、好きな人が相手なら、そりゃ心も動きます。

こういうとき、「どうしたらうまくいく?」と同じぐらい、

あなたの心がどう動いていたのか。ちょっと知りたくないですか?

7日間の無料メールセッション

大切な人との関係、どうしたらいいか迷ったときに。
「心はどう動いた?」から、
見えていなかった糸口を見つける。

恋愛や夫婦関係などの事例を通して、
僕がカウンセリングでどんなところを見ているのかを、
7日間のメールでお届けします。

心理観察ワークブックPDF付き
+ 約60分の特別編集版セミナー動画特典

ここから先、もう少しじっくり考えてみたい方へ

話を聞いてみたい

毎月第3木曜の夜、90分のオンライン心理学セッションを開いています。 心理学の知識だけではなく、「そういう見方もあるのか」と、少し見え方が変わるような時間です。

自分の状況を個別に整理したい

「相手のことが分からない」 「自分はどうしたらいいんだろう」 そんな今の状況を、心理学的な見立ても使いながら一緒に整理していきます。

また、イメージなどを使った心理療法(セラピー)もご提供します。

東京(品川駅前)・名古屋(金山駅前)での対面カウンセリングと、 全国向けのオンラインカウンセリング(Zoom)を行っています。