恋愛・夫婦の心理学

私は恋愛において、相手と親密になっていくほどしんどくなってしまいます

いただいたご質問にお答えしております。

よろしければどうぞ。

浅野先生へ質問です。

 

はじめまして、Fと申します。
自分の悩みについて調べているときに浅野先生のブログを見つけました。
先生の考え方、アドバイスなど勝手に参考にさせていただいています!

 

そこで先生に質問です。
私は恋愛において、相手と親密になっていくほどしんどくなってしまいます。
それがどうしてなのか…というものです。

 

私は好奇心が強い方で、初対面の人と話すことはわりと好きです。男性と初めて食事に行くときも仕事や恋愛のことなど私が質問してその場は盛り上がります。相手も自分に興味をもってくれたんだなと思い、私に良い印象をもってもらえることが多いです。私も楽しかったのでもう一度会いたいなと思い、2回目の食事に行くのですが、なぜか最初のようにすらすらと話すことができません…。
1回目の時よりよそよそしくなってしまいます。それ以降も、仲良くなりたいと思っているのに会う度にぶっきらぼうな態度をとってしまい、嫌われるようなことや、相手をためすようなことを言って、結局相手から距離をとられてしまいます。
自分の態度が原因だとわかっているのに直せません。

 

また、まじめな話をすることが苦手で、付き合っていないのにキスをしてくる男性に「どうしてキスするの?」「わたしのことをどう思っているの?」等も言うことができません…。
これも同様に親密になればなるほど言えなくなります。
私は気まずい雰囲気や、間がとても苦手です。
特に家族と真剣な話をすることが一番苦手で逃げてきました。
人間関係においてそういう場面に遭遇したときはなんとかしようと頑張ってしまい、から回ることもしばしばです…。(それも直したいところです)
相手が真剣な話をしている時も、曖昧な態度をとってはぐらかしたり、笑ってごまかしたりして逃げていることにも気付きました。
そういう態度をみれば相手が幻滅するのも納得がいきます…。
友達にはそういうことはしないのに恋愛となると全くダメです。
普通、会う回数が増えるほど慣れてきて楽しめるはずなのに私は会えば会うほどしんどくなってしまいます。
この心理はなんなのでしょうか。
この壁を乗り越えて思いっきり恋愛を楽しみたいです。

 

お忙しいと思いますが、ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いします。

 

(Fさん ※原文のまま掲載しています)

Fさん、ネタ募集コーナーにご協力ありがとうございます。なるほど、コレもまた切ないお話ですね。が、テキストを拝見して「おーコレはいいご質問をいただいた!」と唸ってしまいましたので、早速お答えしたいと思います。

大切な人と深く親密になれない時は、あなたと「親密感」と「恥」の関係について見つめてみるといいかもしれない

>2回目の食事に行くのですが、なぜか最初のようにすらすらと話すことができません…。
1回目の時よりよそよそしくなってしまいます。

 

>まじめな話をすることが苦手で、付き合っていないのにキスをしてくる男性に「どうしてキスするの?」「わたしのことをどう思っているの?」等も言うことができません…。

 

>相手が真剣な話をしている時も、曖昧な態度をとってはぐらかしたり、笑ってごまかしたりして逃げていることにも気付きました。

 

>私は気まずい雰囲気や、間がとても苦手です。
特に家族と真剣な話をすることが一番苦手で逃げてきました。

こういった感覚をお持ちの方はFさんだけではないのかもしれないな、と僕は思うんですけどね。

ここにいくつかピックアップした要素があなたの行動に出ているとしたら、いいも悪いもなくあなたがとてもいい人を長くやってこられた可能性があるのかもなぁ・・・と僕は感じます。

そして少し恥ずかしがり屋さんかもしれない。

特に、近親者や真剣な話をすると感情的にも意識的にもそらしたくなるのは、きっと恥ずかしいからかもしれないですね。

また、出会った最初の段階で人と近づくのは苦手ではないけれど、次から急に自分を隠したり、気持ちの面で重さや自分を表現する怖さ、相手はどう思っているだろう?といった意識を感じる。

どこか少しでも人との距離が近づくとあなたらしさを表現することが苦手、なのかもしれませんよね。

もしかするとFさんはかなりの努力家かもしれませんね。

何事も、どこか一人で頑張っちゃう癖はありませんか?

ただちょっぴり犠牲的になったり、報われないことでも我慢してやり続けたりしませんか?

「人の手を借りる」こと、少し苦手じゃないでしょうか?

自分の気持ちをあなたをよく知る人(気の置けない親友以外)に話すこと、苦手にしていませんか?

更に、どこか「頑張れない私」ってあまり好きじゃない、といった感覚が強めかもしれないな、とも。

コレはあくまで僕の経験と分析からの話なんですけど(だから例外はありますけど)

もしかするとFさんはいわゆる「自立的」に頑張って生きてこられたのかもしれないな、と感じています。

小さい頃から意識上、一人で頑張ることをヨシとして、親や家族に依存することに抵抗があったり、やたら家族に気を使うタイプの方は、オトナになってからFさんがおっしゃるような感覚で悩まれることもあるようです。

ちょっといい方が極端なんですが・・・「相手から関わってもらえないと自分をオープンにできないぐらい、自分を隠している」のかもしれません。

全く知らない人はいいんです、自分のことをよく知らないから安心するんです。

しかし、少しでも知り合ったり親密になると「自分を隠そう」という心の動きが起きて、つい黙ってしまったり、不安にかられてうまく相手の気持ちを見つめることができなくなることがあります。

どこか、ハートをオープンに、自分を理解してもらったり、助けてもらうことに抵抗がある人ほどそうなります。

もし自分を隠すことに意味があるとしたら、隠さなければいけない私、がいるということですね。

ここで考えられる心理要素の一つが「役割(ロール)」です。

例えば家族の中であっても、友達の中であっても、自分の気持ち・意見・考え・感じていることを抑えて相手を優先する「役割」のようなものを担っている可能性。

すると、どこか決まりきった感覚で「私は自分を表現しない」といったポジションを対人関係の中で取るようにもなりますね。

その自分が親密感を感じることにどこか「悪いなぁ・・」といった感覚を感じることも可能性としてはあり得るんですね。罪悪感、ですけどね。

また、自分を隠すのですから「自己嫌悪」に意識が向き過ぎている可能性もあります。言い方を変えれば自分に厳しい目を向けすぎているということでもありますね。

自己嫌悪は誰にでもあるものですが、そこに意識が向き過ぎている場合、私を愛してくれる人がいると「うそーん」となるわけです。私は私を愛してくれる人なんてそうそういないと思っているのに、なんで?と。

しかし、「なんで」とは直接聞けない。突き放せないし、相手から来た好意(であろう行動)を拒絶もできないんです。

それぐらい内面で「親密感」を求める気持ちもあるわけです。

ただ、この「親密感を求める気持ち」は、意外と抑圧されがちになるんです。

自分から人に近づくこと、特に親密な人に近づくことに抵抗感があるので、その気持ちを封印していることが多いんですね。

僕はこういったお話を伺うと

「あなたは誰かのために自分を譲れる人かもしれない」

なんてお話をさせていただくことがあります。

それぐらい心優しい人、とも言えるのです。

が、一方で、

「あなたのことを大切に思っている人の気持ちには、ちょっぴり無頓着かもしれないですね」

そんなお話もさせていただくこともあります。チクっとするかもしれないですけどね。

鍵は親密感です。

特に家族は親密感(と抑圧)の心理シンボル。

どこかであなたが人と親密になりにくいと感じてしまうことも

あなたが真剣な話や、家族との対話を避けてしまいたい気持ちも

この親密感に対する葛藤があればあるほど、大きくなることがあります。

ただコレを僕は問題だとだけ見つめているわけではなくて

それがあなたの人を大切にする、大切な場所(家族や仲間など)を守る方法だったのだろう、と見つめています。

どこか自分自身や人に対して、許しや寛容さの視点を持って接し、あなたの親密な人との関わり合いを深めることができるようになると、こういった問題・パターンは手放せることが多いですね。

まずは自分自身から、なんですけど。

そう考えると、Fさんは優しくて、情が深くて、力持ちタイプなのかもしれませんね。

ただもう少し、自分の心にいい感情、エネルギーを注ぐということができるようになると、心の変化が起こるかもしれませんよね。

何か参考になりましたら幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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