恋愛の心理学

自分から身を引く癖には「怒り」が隠れている

「自分から去る」「自分から身を引く癖」とその深層心理

自分から身を引くを持っている女性良かれと思って自分から去る、身を引く。

そんな行動パターンをついとってしまう人っていないでしょうか?

例えば、

友達同士楽しそうに話していると、自分でその輪の中から外れていく。

自分が知り合いに紹介した友達。知り合いと友達が仲が良さそうに見えると、自分から関わらなくなる。

誰かが困っていると「あまり関わるのも迷惑かな」と自分から距離を置く。

家族が仲良さそうにしていると、自分だけその輪から離れる。

みんな楽しそうにしているんだから、いいか・・・。

そうやってこっそり人から分離する癖がある人っていないでしょうか。

でもその内面はあまり穏やかではない、といったケース。

このパターンを持っていることが、いい悪いという話ではないんですが

このパターンを持っていると

「ついあなたは気に入らない人だけでなく、大切な人も突き放したくなる」かもしれません。

まぁすべての人がそうだとも思いませんが、その可能性はあると思うんですよ。

本当に納得して身を引くことと、身を引く癖は違うもの

では、どうして本位ではないのに、自分から身を引いてしまうのでしょうか。

意識としては

「良かれと思って人と関わらない」

というルールや思いを持っている人が多いのです。

ただ、それはちょっとしたフェイクで

実は「もう人に関わりたくない」という怒り

そしてその裏側に隠れた孤独や悲しみがそうさせている場合が少なくありません。

だから、人によっては「人と関わることを禁止している」ケースもありますね。

ただ「禁止は欲求を作るの法則」から、実は人と関わらないようにしているけれど、深層心理では人と関わりたい、と感じているわけです。

その欲求がある度合いだけ、今、自分が人と関われていない、怒りを抱え、分離していることが苦しくなります。

また、「あなたが禁止しているものを禁止せずに生きている人」は、全く相手に非がなくとも、非常にムカつく対象になりやすいのです。

これがいわば「嫉妬の心理」をつくるわけです。

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一方、「本当に納得して身を引く」ということは、

感謝(完了)の気持ちを持って身を引く、ということになります。

例えば、長く努めた職場を勇退するとき

未練がないとは言えないけれど、それよりも勤め上げた充実感、達成感、そして職場への感謝の気持ちを感じるものですよね。

例えば、長く一緒にいたパートナーと別れるとき。

本当に納得して別れることを決意したなら、「相手への感謝」を伝えたくなるはずです。

相手の幸せだって祈れるでしょうし、自分の幸せも願えますよね。

つまり、同じ「身を引くこと」でも、その動機によって全く違う意味になってしまうということなのですね。

身を引く癖を作るものは「怒り」

実は、絆や親密感の対極にある感情は「怒り」だと言われています。もし、あなた自身が

友達同士楽しそうに話していると、自分でその輪の中から外れていく。

自分が知り合いに紹介した友達。知り合いと友達が仲が良さそうに見えると、自分から関わらなくなる。

誰かが困っていると「あまり関わるのも迷惑かな」と自分から距離を置く。

家族が仲良さそうにしていると、自分だけその輪から離れる。

このような「身を引くパターン」をお持ちなら、ぜひ自分の中に存在する怒りに着目してみてください。

そしてその怒りを誰かにぶつけるよりは

「あぁ自分は長い間怒っていたんだな」「怒ってるんだ、そうなんだね」と認めてあげてください。

この怒りを認めて、ある程度扱えるようになると、自分から身を引きたくなる衝動をある程度抑えることができます。

つまり、「人の輪の中に入っていく私」「人に遠慮しない私」に近づいていけるのです。

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