日常に使える心理学

自分にがっかりしたら「自分の扱い方」を見つめ直すといいですよ

自分にがっかりしかしない、ってときないですか?

自分にがっかりする男性

みなさんは「自分にがっかり、ウンザリ」するとき」ってありました?

例えば・・・

失敗できない仕事で大きなミスをしてしまった。
パートナーにめんどくさい態度を取ってしまい、それ以降連絡が来なくなった。
子供に優しく接しようとしているのに、つい怒ってしまった。

他にもいろいろありそうですが、あまり残念な自分を感じてベコって凹んじゃう時ってないでしょうか。

実は「自分にがっかり」「終了(チーン・)」と感じたときって、ある意味

「チャンス」

でもあるんですよ。

僕たちは感情を持った人間だから、自分で自分にがっかりするような出来事があれば、やっぱり凹みますよ。

それはもう、しゃーないのです。

ただ、自分にがっかりした、その後の考え方、気持ちの持ち方次第で

がっかりした経験がしっかり「経験・学び」となる場合もあれば

マイナスの経験値(自己攻撃の材料)にしかならない場合があるんですね。

今日はそんな自分にがっかりしたときの心の動きについてコラムにしていきます。

よろしければどうぞ。

自分にがっかり。その気持ちにも意味があったりする。

もし、あなたが自分にがっかりするような状態だったとしたら。

そこで一人で頑張る必要はないですし、苦しすぎる気持ちを一人で抱え込むなんてことは避けたほうがいいです。

とてもシンプルなことですが「自分の気持ちを人に話すこと」で気持ちが軽くなることもありますからね。

例えば、僕たちカウンセラーにお話しいただくことで、何か気持ちの面で楽になることはあるかもしれません。

 

ただ、「もし、がっかり、いう気持ちに意味があるとしたら」という側面から考えると、こんな事も言えるのですよ。

もし、自分の心に余力があるならば(無理のない程度であってもいいので)

キチンと悲しむ、キチンと自分にがっかりする

ということも大切だったりするのです。

まぁつらい気持ちにも一定の意味があるともいえますし、感情を感じて消化することも大切なことなんです。

自分で消化できる、無理なく向き合える程度に、自分の気持ちときちんと向き合うことに意味はある、と言えるんです。

真摯に、丁寧にがっかり感と向き合うと

しばらくはしんどいかもしれませんが(このしんどい時期のサポートこそ重要なんです)

次第に前向きな発想を持てるようになることもあります。

例えば

「どうすればいい結果が出るのか」
「どうすればいい関係を作れるのか」
「そもそも自分はどんな自分でいたいのか」

と言った風に。

(ただ、しんどくて自分の気持ちが受け止められないときに無理をする必要はないんです、決して。)

自分にがっかりしたときの心理パターンに注目する

また、「自分にかっがりして落ち込む」としても、人によって感情の扱い方が違うことがあるんですよ。

ある意味、キチンと落ち込んで、自分にがっかりして(その気持ちを受け容れて)その後で「まぁしゃーない、そんなときもあるさ」と思える人もいます。

一方、落ち込むような出来事を呼び込んだ(行った)自分を徹底的に嫌ってしまう人もいます。

「あーもうなんでこんなことに、自分なんて最悪だ!」と自分を責め続ける人もいます。

特に無力感(罪悪感の一形態)を抱え込みがちな人や、失敗を受けとめきれない人に多いパターンとも言えますね。

また、癒着傾向(相手の言動や感情で自分の感情が決まっちゃう状態)がある人にとっての失敗は、まぁ「ただただ最悪」といいますか。

「あーもうどうすることもできない」と塞ぎ込んでしまう理由になることも少なくないんですよ。

もし、あなたが失敗などでがっかりしやすく、自分を責めやすいとしたら、そこに何らかの理由がありそうだ、ということなんですね。

そして、その理由を含めて丁寧に自分を見つめ直し、時には誤解を解いたり、心の癖を訂正することで、「失敗に強くなる」「失敗から学ぶ」ということが可能になる場合も少なくないんです。

自分にがっかりしたときに、普段の自分の扱い方が如実に現れる

「自分にがっかりしたときに、普段の自分の扱い方が如実に現れる。」

僕はそう考えている部分があるんですよ。

自分にがっかりしたとき

  • 一時的に落ち込んでも、でも自分を見捨てないでいられる人。
  • 急に不安にかられてしまって、誰かに頼りたくなってしまう人。
  • 自分にがっかりすると、徹底的に自分を責めて「自分が悪い」という気持ちを強める人。
  • 自分に失望したくない!と、がっかりした自分を否定するように、自分の辛さを他人や自分以外のなにかに求め続けてしまう人。
  • 自分に失望したくないからこそ、自分に完璧を要求する人。

このようにさまざまな感じ方の違いが出てきます。

この違いを作るものは

「がっかりした自分を自分がどう扱っているか」

なんですね。

言い換えるなら

失望感やがっかり感を感じている自分を、否定しているか、受け容れているか

の違いなんです。

いわば、自分を見捨てる態度を続ける分だけ苦しくなるし、失望への恐れが強まるわけです。

だから、どんな自分も自分として認める、受け入れることができるなら

「失敗は痛いけどいい経験、勉強だし、また自分は賢くなったな」

と思えるものなのかもしれません。

なので僕も

「どんな自分も(無理なときは仕方ないけど)丁寧に扱えるといいですよね」

なんてお伝えしながら、あれこれサポートさせていただいているところ、なんですね。

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