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相手の意見に引っ張られて辛い思いをしてしまう

つい相手の意見に引っ張られてしまう。
いつも相手の意見が正しいように思えて従ってしまう。
その結果、不本意な目にあったり、自分が損な役回りに回ってしまう。
こう言ったお声は対人関係やビジネスだけでなく、恋愛や夫婦関係でもお聞きすることですね。
そんな自分になんだかなと思いつつ、なかなかそんな自分が変え用途思うけれど変えられない、というお悩みもお聞きします。
どこで今回は相手の意見に引っ張られて辛い思いしてしまう理由について解説します。
相手の意見に引っ張られて辛い思いしてしまう理由
繰り返し相手の意見に引っ張られて辛い思いしてしまうのは、罪悪感や無力感が強まっているからだと考えることができます。
いつも相手の意見が正しいと感じたり、振り回されたり、ときには他人に従属的な態度で接してしまうなら
その内面で「自分の考えや意見、存在価値にそこまでの価値がないだろう」といった感覚が強まっている可能性がある、といえます。
例えば「自分にそこまでの価値がないのではないか」「自分の考えに自信を持てない」などと思う癖がついている感じです。
その結果、相手の意見(世界観や価値観)の中で過ごすことになり、時に振り回されてつらい思いをすることがある、とも言えます。
罪悪感などを強く感じていると、そもそも自己表現をしてはいけないような気持ちになることが多いので、相手の意見にひっぱられてしまうのです。
対人関係の円滑剤として自分を否定している人もいる
なお、罪悪感や無力感を使って対人関係の軋轢を避けているという見方もできます。
いわば、習慣として「対人関係の円滑剤の意味で自分をなくしてしまう人もいる」と言えます。
この場合、自分を否定して相手を肯定する、という癖がついていますから、相手の意見にひっぱられると言うよりは、相手の意見しか存在しないという状態になりえるのです。
https://www.asanohisao.jp/archives/9824.html
相手の意見に引っ張られる自分を改善する方法
ここで相手の意見に引っ張られてしまう自分を変えていく方法について考えてみましょう。
先に書いたように罪悪感の影響はあるわけですから
「私はどうして罪悪感ばかり感じて自分を消してしまうのだろう」
と考えて見る方法もあります。
でも、それがこの問題を解決する方法かというと、意外とそうでもない、という実感が僕にはありますよ
むしろ、この考え方にこだわると
「私はそんなに悪く無いと思いこめばいい」
という結論も導きやすく、あまりいい効果が得られないのです。
この「私は悪くない」と意識し続けている状態もまた「人の目や意見などに引っ張られやすい状態」だと言えるからです。
そもそも「私は悪くない」という認知で罪悪感を書き換えることは相当難しいことでもあるのですよ。
むしろ
「私にはこんなに愛があって人を喜ばせることができる」
そんな実感があればあるほど、人の意見に引っ張られることが少なくなります。
日常の中で毎日頑張っていらっしゃる方ならば、自分が与えられていることをちゃんと意識してみたり、そんな自分を丁寧に承認をしていくことなどがおすすめです。
このような意識のあり方にある程度慣れていけば、ゆっくりと人の意見にひっぱられることが少なくなっていくでしょう。
そんな視点で自分のことを見つめる習慣をつけてみてくださいね。
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