ほぼ30代からの心理学

「もう何もできない」そんな自分と直面してしまった時の対処法

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

それでは今日のコラムです。

よろしければどうぞ。


「私は何もできない」と感じてしまうとき

カウンセリングやセミナーの中で「もう何もできない、やる気が起きない」といったお話を伺うことがあります。

例えば、

「夫と別居して半年がたちましたが、なかなか状況が思うように良い方向に向きません」
「彼との関係が不安定過ぎて大変です」
「私が浮気をして、パートナーにバレて、それから全く許してもらえません」
「いくら仕事でエネルギーを注いでも状況が改善しません」

それは様々な問題、と呼ばれるものがある中で、しかし一生懸命に頑張っておられる皆さんのお話。

時には辛抱や忍耐して、なんとか今をより良い状況にと頑張っておられる素晴らしい皆さんの話。

しかしココロの中では「もう私じゃダメかも」と感じておられることもあるんですよね。

こういった問題と呼ばれる逆境の中にいると、つい自分自身を見失ってしまうこともあるのかもしれませんよね。

「本当に私の考えでいいのだろうか」
「この方法でいいのだろうか」
「これは本当にパートナーを愛している事になっているのだろうか?」

何かしら上手く行かない現実と長い間直面していると、自分の態度に疑問を感じることってないですか?

いつの間にか「不安感」が心を支配するようになってしまうのです。

もちろん自分を疑っていたり、ギリギリの忍耐の限界で頑張っていると、そういった不安はより増幅しますよね。

 

そんな状況の中で、例えばパートナーに、職場の人に、家族に・・・

「自分の愛情を相手が受け取ってもらえない」といった現実がやってくると、僕たちはひどく傷ついてしまいますね。

あとになって冷静に考えると

受け取ってくれない相手の方にも事情があっただけ
相手の受け取る準備が整っていない状況だった

としても、僕たちはその時自分がまるで100%悪くてダメなように感じてしまうのです。

 

こういった自己不信は僕達をよりネガティブな方向に導いていくわけです。いつの間にか、どこか「今、私のできていること」ではなく「できていないこと」に注目させるようになります。

無意識に「自分のあら探し」をするような意識が生まれてくるんですね。

それが続いた結果

「自分はうまく人を(家族を、仕事を)愛せないダメな人間で、自分には何もできない」

という思いを持つようになっていきます。

ちなみにその自己否定は、あなたが「大好きなもの」「大切にしたいもの」であるほど強くなる傾向があるんです。

だから、恋愛でも夫婦関係でも家族でも・・・あなたにとって大好きなもの、大切なものほど壊してしまいたくなる(壊してしまう)ようにもなる。

大切なものを目の前にすればするほど、自分の自己否定・・・自分なんてちっぽけだと感じてしまうから、ついぶっ壊したくなるんですよねぇ・・・。

そんな時ほど

「何もできない自分を許すって考え方があるんですけどね」

なんてお話をさせていただくんです。

すると多くの自立女子・忍耐女子のみなさんが「何言ってるの?このカウンセラー」という反応をしてくださるんですけどね・・・。

僕達って、自分のことも、そして他人のことも

「悪く見よう・ネガディブに評価しよう」

そう思えばいくらでも悪く見えると思うし、徹底的に適当に扱っても文句は言えんわ・・・と感じるほどの「不完全さ」があります。

だから、こんな自分だからあかんねん、と言い始めたら、まぁ誰も止められないし、そりゃそうだ、と思う理由はたくさん出てきますよね。

でも逆に言えば、「僕達はどんな不完全さを抱えていても、今までの人生のプロセス、その時々で自分のベストを尽くしてきた」とも考えられないでしょうか。

様々な疑いの中で、私達はその時できることをやってきているのだ、と僕は思うんですよね。

ま、そういった自分自身のことを好きか嫌いか、は個人の判断なんでしょうけどね。

だから、これはちょっと極端な例なんですが・・・

「付き合っていた人をこっぴどくふって傷つけた」という過去があるなら、その時は別れないといけない事情があったのかもしれないし。

「付き合っていた人にこっぴどくふられた」という過去があるなら、もう傷んだ心を抱えながら何もできなくなっていたとしても、それでもちゃんと時間を前に進めてきたのでしょう。

「もう一緒にいられない、と家族を置いて家を飛び出した」という経験があるなら、それ以上家族と一緒にいると、自分が参ってしまったり、家族を傷つけてしまいそうで飛び出すしかなかったのかもしれない。

「ついパートナーに突っかかりすぎた」なら、こんなことをしてもどうしようもないと理解していながら、パートナーに突っかかるしかないような事情があなたの中にあった、とも考えられます。

まぁいろいろなことが考えられますけど、とにかくその時々で不完全ながらに、その時々のベストを尽くしている事になりはしないかな、と思うのですね。

その結果、今はもう何もできない・・・と疲れ果てているのではないか、と。

だとしたら、今も、そして今までも、何もできない今の自分を責めるより意味のあることがないでしょうか。

「何もできなかった自分を許す」

そして「今、何もできない私」も、こう問いかけてみるといいかもしれないですよ。

あなたが大切な人やモノのために、与えたかったものは何?

もしそれに気づけたら、どれだけの愛情や思いが自分の中にあるのかに気づけるでしょう。

エゴは瞬時に「でも結果が出ていないんだから意味がない」と言いますが、結果が出ていないことが全ての評価基準なら、不完全な僕達全てがダメってことになりません?

それぐらいエゴは強力に、しかし筋の通らない発想で僕達を追い込んできますよ。

不完全でもいいんです。

あなたが大切な人や物に、見せたかった自分はどんな自分なのでしょうね。

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