恋愛の心理学

あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない人の心理

「あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない」という悩み

あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこないと悩む人

例えば

  • なかなか気になる異性から声をかけてもらえません。
  • 気になる人となかなか距離がつまりません・仲良くできません。
  • 時々「私ってあまり人に近づかれないことが多いから、実は嫌われてるんじゃないか?」と思うけど、冷静に考えるとそこまで嫌われたことはないようにも思える。

そういったご相談をいただくことがあります。

僕も「なるほど、そう思うと切ないですよねぇ。なんとかしたいですよねぇ」と思うわけでございます。

ただ、どうやら

あからさまに嫌われるわけではないけど、人が近づいてこない

という方もいらっしゃるようです。

明確にお前なんて大嫌いだ!と言われたことはない。

けど、いつもポツンと一人で過ごすことが多いし、集団の中でも人と関わっている感じがしない。

そんな実感がある方といいますかね。

ぶっちゃけた話をすると、僕自身がそのタイプなので気持はよく分かる気がするだけなのですが(^^;

では、どうしてあからさまに嫌われる訳ではないのに、人が近づいてこないのでしょうか。

今日はそのあたりの謎について考察してみたいと思います。

あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない理由

あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない理由を考えるなら

他者から見てどうにもすんなり近づきにくいサインが出ている

と考えてみるといいでしょう。

これを自分自身の内面的な要素として書き換えるなら、いいか悪いか別にして

「相手をなんとなく寄せ付けないオーラ・雰囲気を出す事情がある」

なんて風に考えてみてもいいかもしれません。

まぁ自分自身の内面的な部分の話はあとで書くとして、まずは「他者から見て近づきにくいサイン」とはなんぞやという部分からご紹介していきます。

目が合わない

目を合わせることは「私は相手を見ていますよ」「あなたに興味関心を持っていますよ」というサインになります。

人は、話している相手と目が合わないことで

「こちらのことを見ていない」もしくは「避けようとしている?」と感じるものです。

少し想像してもらうとわかりやすいのですが、相手がめちゃくちゃ面白い話をしていても、全くこちらの目を見ないでそっぽ向いているとしたら、どこか冷たい印象を感じないでしょうか?

いわゆるアイコンタクトが苦手な人(恥ずかしがり屋)に多いのですが、目が合わないので相手が関わりにくくなっている、ということも少なくないようです。

挨拶したり語りかけても反応が薄い

どんな人もあまり関わりが深くない人に話しかけるときに勇気がいるものです。

相手にあまり反応が薄い対応をしていれば、相手もあなたのために勇気を出して関わろうとは思わないものかもしれませんよね。

ただ、恥ずかしがり屋や人と関わることに苦手意識がある人は、どこか自分の中にある人と関わることへの怖さや抵抗感を優先してしまうことがあるみたい。

全く悪気はないのですが、つい反応が薄くなってしてしまうことが少なくないようです。

このとき、あなたに関わろうとする人が勇気を持って接してくれていることに気が付かないことも多いのではないでしょうか。

無理して人と関わっているような雰囲気がある

とかく自分を隠したい人や恥ずかしがりな人、人と関わることへの恐れを感じやすい人ほど、一生懸命努力をして人と関わっている方も少なくないんです。

こう、自然体で人と関われればいいけれど、どこかそれが怖い、苦手と感じる分だけ、頑張って人と関わっているわけです。

その努力やご苦労は素晴らしいものだと思いますよ。

人と関わることがめっちゃ大変なのに、それでも頑張っている方と僕もお会いすることが少なくないですしね。

が、あえて相手の目線で物事を見るとしたら、「あなたは私にどこか無理して会話している、関わっているよね」と感じさせてしまうこともあるようです。

この場合、どちらが悪いという話ではないのですが、どこか人と関わることを構えてしまうからこそ相手が積極的に関わってこない、という場合が少なくないようです。

このパターンの中に「実は自分の笑顔が少ないから相手が関わってこない」というケースが存在するのです。

あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない内面的な理由

つまり、あからさまに嫌われることはないけど人が近づいてこない内面的な理由を考えるなら

全く悪気はないのだけれど、自分の意識が外側ではなく内側に向いている

ということになると僕は考えます。

自分が相手をどう見ているかではなく、相手が自分をどう見ているかばかり気にしてしまっているのかもしれません。

この状態「他者から見てどうにもすんなり近づきにくいサイン」となっているの場合が少なくないのです。

平たく言えば、好きな人がいて、その人に近づくときに

相手に興味を持って近づいているわけではなく、自分がどう思われるかばかり考えて近づいていると、なかなか距離が縮まらない

なんてことが起きやすい、というわけですね。

そもそも良質なコミュニケーションって「互いが相手に興味を持つこと」によって成立しているものでしょうからね。

自分の考えや価値観、恐れや内面的な事情を優先して接していると、人から興味を持ってもらえないこともあるようですよ。

それが悪いことだって話ではなく、なんとも切ないね、ってことなんですけども。

人に迷惑をかけたくない気持ちが強すぎると人が近づいてこなくなりやすい

また、普段から

人に迷惑をかけたくないよー」と思う傾向が強い人
私が相手と関わるだなんて迷惑じゃないかと感じやすい人

の場合、普段からめちゃめちゃ気を使う割に人が近づいてこない、なんてことが起きるようです。

このようなことが起きる理由を考えるなら

「どんな人も悪者にはなりたくないから」となります。

要はですね。

相手に「人に迷惑をかけたくない」と思われながら関わられる側、のことを考えてみると、

「え、私と関わることがそんなに大変なの?」

と思う可能性がかなり高いということはおわかりいただけるでしょうか?

多くの大人は、相手に迷惑をかけないようにと気を使われまくると

「いやいや、そこまで気を使わないでよ」

なんて思うものではないでしょうか。

ここで起きていることは「そこまで気を使わないでよ」と思うほど、「相手に気を使われすぎる子で自分が悪者(相手に悪いことをしている)のように感じる」ということなのでしょう。

つまり、相手に過剰に気を使われながら関わられることで

「私と関わることはあなたにメリットがないよね」
「あなたと関わると私が悪者になったような気分になる」

と感じやすくなるのです。

だから、僕たちは過剰に気を使われる相手とは、つい距離をおいてしまいたくなるものです。

無意識に自分を悪者扱いしていると、人は近づいてこなくなる

最後になりますが

無意識に自分を悪者扱いしていると、人は近づいてこなくなる

なんて考え方があります。

言い換えるならば

「いい意味で迷惑をかけたくないと思いすぎているときも、人から警戒・遠慮されてしまう」

という話です。

もちろん「人に迷惑をかけたくない」という思いは、気遣いのようなものなので、それ自体否定されるべきことじゃないよね、と僕は考えていますよ。

ただ、遠慮する人が悪いわけでは決してないのですが、しかし遠慮ばかりしていると

「人と関わることに罪悪感を感じやすい」

という問題だけが残ってしまうのです。

 

この問題を紐解くポイントは

『人と関わりながら良い関係を作ることより、関わらないこと、迷惑をかけないことを最善手だと考えているか』

このあたりの自分自身の考えた気持ちにあります。

つまり、あなたが「人に迷惑をかけたくない」と意識しているとき

実は「自分が迷惑な存在だと感じている」可能性が高いのです。

もし、あなたが「普通に気を使っているだけなのに、どうして私には人が近づいてこないのだろう」という疑問を持たれているならば

全く悪意がなかったとしても

「自分を悪者扱いしすぎていないか」
「自分の良い部分、強い部分をもっと意識していいんじゃないか」

と考えてみるといいかもしれませんね。

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