自分らしさ・生き方に悩むとき

女性らしくありたいのに、なぜか怖くなるときに起きている心理の話

女性らしさのシンボル

こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日もいただいたご質問にお答えしています。

「女性らしくありたいと思うのに、どこか抵抗感がある」
「女性として見られると、落ち着かない」
「本当は憧れもあるのに、自分じゃない気がしてしまう」

そんな感覚を抱えている方は、決して少なくありません。

そして多くの方が、こう自分を責めてしまいます。

「私の性格が歪んでいるのかな」
「努力が足りないのかな」
「もっと普通に女性らしくなれたらいいのに」

でも、ここで少しだけ視点を変えてみてもいいかもしれません。

もちろん、女性らしくありたいのに難しいと感じる事情は一つではないです。

ただ今回は、いただいたご質問内容にそって、コラムをお届けしますね。

いただいたご質問はこちら

浅野寿和さま

いつも為になるブログありがとうございます。

私は女性らしくある事ができません。

子供の頃、母が父からDVされて、『自分が強ければ、お母さんを助けてあげれるのに…』と思い女性を捨ててしまい、男性=敵、女性=弱いになってしまい女性らしくなりたいのに、女性として見られる事、女性らしい事が気持ち悪く、違うキャラという感覚です。

自分では女性として見られたい、可愛いと言われたい、色気のある下着も着けたい…と思うのに、自分じゃない、自分を裏切っている感覚があり心がチグハグしていてとても苦しいです。

ネタ募集ネーム:キリンさん


女性として生きたいのに、どこか怖さを感じてしまうとき〜傷ついている母の姿を見る、という体験から考える〜

今回いただいたご質問には、大切なお母様が傷ついておられた姿を見た、というお話がありました。

子どもの頃、身近な大人が深く傷ついている姿を繰り返し目にする。

たとえば、守られていない母親の姿。
苦しそうな表情。
安心できない家庭の空気。

こうした体験は、子どもにとって決して小さなものではありません。

心理の分野では、こうした体験を「面前DV」と呼ぶこともありますが、
ここでは「大切な人が傷ついている姿を見続ける体験」と捉えてください。

ただ、何より辛いことは

「大事な人が傷ついている光景を、逃げ場のない距離で見続けること」。

お母様を助けられないという思いは、痛切なものです。

ホント、胸が痛くなりますよね。

また、その光景に立ち合うことが心に与える影響も、少なくないのかもしれませんね。


「女性として生きる=危険」という感覚が生まれることもある

もし、子どもの目に

  • 女性が傷ついている
  • 守られていない
  • 弱い立場に置かれている

そんな姿が強く焼きついていたとしたら、どうでしょう。

その体験は、無意識のうちに

「女性として生きると、あんなふうに傷つく」
「女性であることは、危険を引き受けること」

そんな感覚につながることも、あるのかもしれません。

これは、頭で考えた結論ではありません。
心が学習した“安全のルール”のようなものです。


怖くなったとしても、あなたが悪いわけじゃない

もしあなたが、

「女性らしくなりたいのに、怖い」
「女性として生きることに、ブレーキがかかる」

そう感じているとしたら。

あなたにとって、その感覚は身を守るために必要だった可能性もありますよね。

だから、ご自分を責める必要はないのです。

ただし、それは「一生そうでなければならない」という意味ではありません。

その感覚が、いつ・どこで・どんな理由で身についたのかを知ることで、距離の取り方は変えられることもあります。


理解することで、選択肢は少しずつ増えていく

ここでお伝えしたいのは、 無理に女性らしくなりましょう、という話ではありません。

ただ、

「なぜ私は、ここで立ち止まってきたのか」
「何を怖れてきたのか」

それを理解できると、 自分の立ち位置を少し安全に見直すことができるようになります。

怖さを否定しなくていいですし、急いで変わらなくてもいいんです。

でも、 自分を責め続ける位置からは、降りていいと思いませんか?

そんなふうに、自分との距離を上手に取り直すことが、

次の一歩につながることも少なくありません。


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最後に

この記事は、原因を決めつけるためのものではありません。

今のあなたの感覚を、「おかしいもの」「直すべきもの」として扱わずに、

少し俯瞰して眺めるための視点です。

もし一人で抱えるのがつらいと感じたら、

安全な関係の中で整理することも、選択肢のひとつです。

あなたが自分の人生を、 あなたのペースで生き直していけますように。

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