恋愛の心理学

恋愛に強くなる方法 ~いい感情・影響を与える人になる~

心理的にみた「恋愛に強くなる方法」とは

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

さて、今日は今週水曜に「アメブロ・恋愛テクニック」にアップしました記事の「元記事」をアップします。

実は、僕が他の媒体に投稿している記事の多くは「元になっている描き下ろしテキスト」があるのですが、その文字数が多い場合、削って削ってアップしているのです。

まぁ、僕はいつも話が長い。

もとい、何か書き始めるとやけに文字数が多くなってしまう傾向がありますのでね。

他の媒体の記事では、お伝えしそびれている部分もありまして、今日はその「削られた」部分を含めて一つの記事にしてアップします。

よろしければどうぞ。

恋愛は思考ではなく感情でするもの

恋愛は思考じゃなくて感情でするものですよ。

この話は以前のブログでも書いた話です。

ん?それは一体どういうこと?というご意見もたくさんいただくわけですね。

 

 

これはですね。

恋愛は「脳で言うなら、感情をつかさどる辺縁系領域の活動。なので、思考を司る前頭前野の活動では始まらないんですよね」と言い換えることもできるのです。

ただ、この話はその筋の専門家におまかせするとして・・・

 

感情を扱うカウンセラーとしては、「恋愛は「感情」で行うもの」という部分がとても大切だ!とお伝えしたいわけです。

あなたのパートナー、もしくは「いいな」と思う人に、どのような感情的影響を与えるか、はとても大切な要素です。

 

もちろん、人には「好み」という要素もあります。

あなたがその人をどれだけ好きでも、相手があなたのことをいいなと思わないタイプなら、残念だけれど、ご縁がなかった、ということになるでしょう。

ただ、少なくとも、あなたがパートナーや、「いいな」と思う人に、よい感情を感じるようなアプローチができれば、あなたに対して相手が好感を持つ確率は上がりますよね。

 

いい感情自体に経済的な価値はない?

ただ、こういった「感情」というものには、ほぼほぼ経済的価値がないともいえます。

ここ、すごく大事なポイントなんですよ。

例えば、このようなことを考えたことってないですか?

あなたが、ある職場のお世話になっている先輩に、仕事の中で大変にお世話になり、自分の仕事を助けてもらったとします。

そこで「今度ぜひお礼させてくださいませんか」と相手に伝えたところ、「いいよ、そんなこと気にしないで」という言葉を聞いた。

その言葉もまた、とてもありがたく思えるのだけれど、しかし、どうしてもお礼がしたい。

そこで、何かしらのモノをお渡ししようと考えるようになった。

本当はすごく感謝しているので、10万円ぐらいの商品券をお渡ししたい気分。

しかし、そこまでの金額のものを渡すと、会社という場の都合上、問題があるかもしれない。

では、一般的なお礼の相場、その金額のものをお渡しするのがよいのだろう、と考えるけれど、その相場の金額では、自分の思いがしっかり伝わるとも思えない。

うーん、どれぐらいの金額のものをお渡しするのがいいのだろうか・・・と。

なぜ、こういった悩みが生まれるかを僕なりに考えてみると

相手の好意に値段をつけようとしても、その値段がなかなか明確にわからないから、ではないでしょうか。

会社という場の制限があるとしても、です。

つまり、人の応援、愛情などの気持ちや、普段お付き合いする中での親密感といった感情自体には、ほぼほぼ経済的価値がないから悩む、ってことではないでしょうか。

あるファストフード店には、「スマイル0円」と書いてありますけど、むしろ値段がつけかたが難しい。

そこに「あなたのことを笑顔で支援しますよ、月額いくらです」となっていれば、経済的な価値という意味では悩まなくていいのでしょうが、それはまぁビジネス的ですよね。

純粋な人付き合いや、恋愛・夫婦関係というものの中にその価値判断はなかなか入りませんね。

では、僕がこういった「どうすれば自分も相手も納得するお礼ができるでしょうか?」というご相談を受けたとしたら、どんな回答をする可能性があるか、といいますと。

「もちろん相手がどのような人かにもよりますが、お渡しするものの金額よりも、まず、こう考えてみるといいのではないでしょうか。

あなたが、本当に心を込めて感謝すること。

今後もよいおつきあいをすることや、その方を尊敬すること。

そこにこそ価値がある、と。

つまり、あなたがお礼を伝えることに意味があるって、まず考えてみましょう。

そこを何かしらのモノで埋めようとすると、わかりにくくなると思いますよ。

そしてお渡しするモノを選ぶとしたら、心を込めて選べばいいんじゃないでしょうか。」

こんな感じになるかな~と思います。

感情は誰がどう伝えたかによって価値が生まれる

そもそも恋愛や対人関係においての感情というものは、「誰がその感情を与えたか」という部分に意味と価値が出てくるからです。

つまり、「私が伝える」ということに意味が出てきます。

まぁ、恋愛の初期段階で、気になる人に私を意識してほしくて、友達にそれとなく私のいい噂を流してもらう、なんて感じの戦略的な「人に伝えてもらう」ってことには一定の意味がありますけどね。

それだけでは恋愛が締まらないし、決まらないですよね、お互いの気持ちが。

また、カウンセリングをしていると、まれに冗談というか、一つの思いの比喩として

「もう、うちの夫に、私じゃなくて浅野さんから言ってあげてくださいよ、私の気持ちを。そのほうがきっとわかりやすいはず。」

なんて話が出てくることがありますが、もし僕がそれを実行するとしたら、うーん、あまり良い結果には結びつかないかもしれません。

パートナーさんは、僕ではなく、あなたから思いを伝えて欲しいでしょうし、そこにこそ「思いや感情の価値」が生まれるからですね。

※例外は「カップルカウンセリング」で、僕が中立の立場で、お二人のお気持ちの通訳をする場合もありますけどもね。

だから、カウンセリングの中で

「私が伝えてもきっと相手は聞いてくれないし、喜ぶとは思えないんですよ」

なんてお声を伺うこともありますし、そのお気持ちはすごく理解できるのですが、その状態が、パートナーシップの問題を作る要因だったというケースって本当に多いんです。

「そこから抜け出しましょう。相手にちゃんと気持ちを伝えることができるように、心を癒やして整えていきませんか。」

そのようなご提案することは、結構多いかなぁと思っています。

パートナーシップの問題は「自分から関われない」理由となる感情が作る

つまり、恋愛が感情で行うものですから、どれだけ自分の客観的な価値を高めても、その内面で「自分から関われない」と感じているなら、自分からよりよい恋愛・男女関係を作ることは難しくなるわけです。

 

愛情、応援、尊敬、励まし、親密感など、いい気分になる感情を、自分から表現することが難しくなると、恋愛やご夫婦関係すれ違いが生まれる、そう僕は思っています。

 

 

 

ただし、実際にカウンセリングで伺うお悩みには

 

「もう上手に愛することができなくなって辛い」
「これ以上我慢していると、私がダメになってしまいそうで」

 

といった切実なものになっていることが多いんです。

 

これは、その方に「人を喜ばせ、愛しあう力」があるとしても、その内面で「自分は誰かの役に立て、喜びになれる」と感じられない何かしらの事情を抱えている、ということなんです。

 

特に、実際にご相談いただいたり、心のことに興味を持ってくださる皆さんって、すごくいい人が多いと僕は思っています。 

 

自分は苦しくても、毎日我慢して頑張って、相手を喜ばせようとされる方が多いようです。

 

ただ、その頑張りが、どこか役割になったり、義務感に変わっていたり、与えなきゃいけないという「べき思考」になると、与えることの価値を実感できなくなることも多いんですよね。

 

ここで自分の心を見つめ、癒やし、「もう一度愛情や応援や親密感を与えられる自分を取りもどす」ことができるようになれば、楽に大切な人と関わり合うこともできるようになるんですね。
 

 

特に僕たちのカウンセリングでは、その感情のケアをさせてもらいながら、「自分が愛情を伝えたり、相手に関わることの意味」を感じられるようなサポートさせてもらっているんです。

 

また、理論以上に、実践的な対人関係の中で起きる癒やしも大切にしています。

実際にカウンセラーと向き合って話していただいたり、セミナーとして人と関わることがそれにあたります。

 

もちろん、今ある人間関係の中で、自分から与え、応援し、愛し、尊敬し、といったこともご提案しますよね。

そういった経験を通じて、「自分が愛情や尊敬、応援を発信することで誰かが喜び、そこに価値がある」と実感することのメリットは計り知れないからです。

 

だから、恋愛のご相談なのに「あなたの親友や仲間に『ありがとう』って言ってみましょう」なんてご提案が出てくることがあるんです。

 

恋愛に強くなる方法

そもそも恋愛は感情で行うものである以上

「誰が愛情や尊敬、親密感などの感情を与えたかで、その恋の主人公が決まる」といえます。

どれだけあなたのことが好きで、よい感情を与えてくれる人がいたとしても、あなたからいい感情を相手に返すことができないと、相手は「うーん、自分に興味はないのかな」と距離を取るようにもなるわけです。

むしろ、今は距離があったとしても、相手に良い感情の影響を与えることができたなら、その関係には親密になれる可能性が出てきます。

「私がいい感情の影響を与える」という部分で遠慮せず、相手と関わる力を持つことが、恋愛に強くなる方法ってことになります。

それは「私はどう思っているか」より、「相手が何を感じるか」に意味が出てきます。

「私が関わり、伝える」ことにより、「相手がどんないい気分を感じるか」ということ。

そのために「自分の内面を常に意識してしまい、自己表現できない状態」を抜け出しておくといいわけです。

例えば・・・

恥ずかしくて、自分の思いを伝えられない。
自分と関わると、相手が迷惑そうに思うんじゃないか。
これ以上辛い気持ちを抱えていると、自分がダメになってしまいそう・・・。

そういった感情がどうして必要なのか。

どうしてそう感じているのか。

そのあたりの理由から見つめて、あなた自身が良い気分を感じられるようになることも、とても大切なことですね。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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