恋愛・夫婦の心理学

そもそも「受け取る」ってどういうことでしょうかというご質問にお答えしています

そもそも「受け取る」ってどういうことでしょうか

【浅野さんへの質問です】

浅野さんこんにちは!
面談でお世話になっている山登る優女です笑。ブログも拝見させて頂いています。

抵抗感マックスですがカウンセリングで頂いた課題、母との対話を試みています。早速ポジティブな自分の感情は話すことができた気がします。引き続きトライしていきますね!

あと、最近は浅野さんが伝えてくださった私の良さを実感出来ることが増えてきました。自画自賛ですが、私って本当にすごいなーと笑。ありがとうございます。

さて、質問です。
忙しい片思い中の彼のために私が出来ることは何でしょうか?

意中の彼が、新しい職場で働き始めます。これから資格取得を目指し半年程土日返上で講座を受講し、試験に合格する必要があるそうです。

ネガティブで落ち込みやすい性格のため、彼女では無いですが、何か私に出来ることがあれば可能な範囲でサポート出来たらなあと思っています。個人的には彼の話や気持ちを聞いてあげることなのかなあと思っていますが、以下が気がかり事項です。

・今より彼の時間が無くなるような気がするのであまり連絡すると逆に負担になるのではと気がかりでもあります。具合が難しいです。連絡が中々来なくなると私には何もできないと感じ、放っておいた方が彼の為なのかという結論にもなったりします。

・私への気持ち云々ではなく、彼が自分の問題を抱えると返事が来なくなると分かってきたのですが、思うように連絡が返ってこないと、私は彼にとってどうでもよい存在なのかなあと焦りや不安が増大してしまいます。自分も大切にしたいため、こういう時に自分を癒すセルフケアの方法を知りたいです。

あれ?…ここまできて思い直しましたが、そもそも私、浅野さんに「受け取り下手の与え上手」と言われていて、受け取り上手になることが課題と言われてるはずなのですよね。彼のために何かしてあげたいと思う気持ちも抑えた方が、彼と私の関係にとっても良いのでしょうか?

多忙な彼から受け取れる物って何なのでしょう?(そもそも受け取るということは、彼の言動で嬉しかったことに感謝を示すという認識で正しいのでしょうか?)

・忙しいのに返事を丁寧に返してくれること
・彼の状況や思いなど私に話してくれること
・相談を持ちかけるとしっかり対応してくれるところ

などなど。彼との関係で嬉しいなと感じることが沢山あります。このような部分を伝えていくことなのでしょうか。

長々となってしまいましたが、最後まで目を通してくださりありがとうございました!
ネタになりましたら幸いです!

ネタ募集ネーム:山登る優女さん

 

山登る優女さん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

おまたせしました~。

抵抗感マックスですがカウンセリングで頂いた課題、母との対話を試みています。早速ポジティブな自分の感情は話すことができた気がします。引き続きトライしていきますね!

抵抗感マックスでもトライしてくださって素晴らしい!母はラスボスなんて話もありますが、それぐらい影響力が強い存在ですからね。ゆっくりじっくりトライしてみてくださいね。

あと、最近は浅野さんが伝えてくださった私の良さを実感出来ることが増えてきました。自画自賛ですが、私って本当にすごいなーと笑。ありがとうございます。

なるほど( ̄ー ̄)ニヤリ

自分の良さを実感する、認めることってホント大切なことなんです。「今の自分を認める」という意識も続けてみてくださいね~。

ではご質問にお答えしますね。

片思い中の彼に私ができること

忙しい片思い中の彼のために私が出来ることは何でしょうか?

ずばり、自分を受け容れておくこと、なんでしょうね。

と、これだけ書いても分かりにくくすぎるので、話を続けます。

一般的に「できること」と考え始めると、具体的に何ができるか、という部分(行動・関わり)だけをイメージされる方が多いのかもしれません。

もちろん具体的な行動なども「できること」の一つです。

ただ「できること」はそれだけに限ったものでもない、ですよね。

よく恋愛やご夫婦の問題を伺うとこの話は出てくるのですが、今のコロナ禍が象徴的かもしれませんが、できることが限られたり、実際に関われないシーンというものもあるわけです。

実際に何もできない、関われない(愛せない)状況はやっぱり辛いですし、受け入れようと思っても嫌な気分がするものです。

もし、これが自分の不安や罪悪感、無力感から行われる行動であるならば、相手のためになっているようでなっていない(その目的の対象は自分)となってしまうので、うっかり関わると逆効果という場面も出てきます。

関わることで親密感を感じますが、関わることで分離せざるをえなくなることもある、というわけですね。

だから、お互いの心理状態を見つめておかないと、関わるべきときに引いてしまったり、今は見守るときに関わりすぎてしまって逆効果になってしまうこともしばしば起きます。

ここで大切にするべきは「お互いの感情」だと僕は思います。

恋愛や夫婦関係の良し悪しを決定づけるものは、具体的な行動以上に「お互いの気持ち」ですよね。

そもそも恋愛は感情を通じて行われるものですし、具体的な行動があっても気持ちが伴わないなら、人の心はなかなか動きませんよね。

このとき、問題になりやすいものは「自分の感情」です。

相手の感情を見つめようとしても、自分の感情が待てない、焦る、不安、となってしまうと、関わったときにうまくいかなくなるわけです。

だから、自分の感情を整える意識を持っておくほうがいい場合が多いですよ、と僕はお伝えすることも多いですし、「焦らない」ようなサポートを心がけているともいえます。

この視点で更にご質問にお答えしていくとするならば・・・

意中の彼が、新しい職場で働き始めます。これから資格取得を目指し半年程土日返上で講座を受講し、試験に合格する必要があるそうです。

ネガティブで落ち込みやすい性格のため、彼女では無いですが、何か私に出来ることがあれば可能な範囲でサポート出来たらなあと思っています。個人的には彼の話や気持ちを聞いてあげることなのかなあと思っていますが

話を聞いてあげるという気持ち、どうか大切にしてくださいね。

自分の中にそういった気持ちがある、という自分を認めることを進めるのです。

どうやら彼は何かに取り組み始めると、回りが見えなくなってしまうタイプなのかもしれません。

これは彼の事情、ですね。

ただ、このタイプの人と関わると、どうやっても「こちらの好意に気づいてもらえない」という状態になりやすく、だから不安を感じる状態になりやすいともいえます。

それはもう仕方がないことなんですけどね。「不安になるな」と言う方が僕は現実的ではない気がします。

ただ、この不安を放っておくと自分自身もしんどいですし、相手とも余計に関わりづらくなってしまうので、ここは一旦、自分の気持のフォーカスしておくことがおすすめです。

すぐに気持ちがスッキリするわけじゃありませんが「今、具体的に愛することが難しい状況」を使って、自分自身に問題やデメリットを作らないことを目指す感じです。

たとえば「私にはこんなに思いがあるんだな」と、今、具体的に関わることが難しい時間の中で、自分を認めていくこと。

これによって「何もできない自分の中にも、愛があるし、愛したい気持ちもあるし、なかなか捨てたもんじゃないよ」と思えるようになっていくんです。

これ、受け取ることでもありますし、自分を認めることなのですが、ホントめちゃめちゃ大事なんです。

このプロセスをサボると、「実際になにかできないと不安」→「自分の不安を解消するために愛そうとする」という補償行為の罠にハマっちゃうんですね。

まぁ、その罠にハマったとしても自分は素晴らしいんだけど、補償行為はその行為をしている自分の気分が良くない、というデメリットがあるというわけですね。

なんせ補償行為には罪悪感やら無力感が隠れているのでね。自分の行為を受け取ってもらえないと、しんどいんです。

で、そもそも受け取るってどういうことでしたっけ?

自分も大切にしたいため、こういう時に自分を癒すセルフケアの方法を知りたいです。

あれ?…ここまできて思い直しましたが、そもそも私、浅野さんに「受け取り下手の与え上手」と言われていて、受け取り上手になることが課題と言われてるはずなのですよね。彼のために何かしてあげたいと思う気持ちも抑えた方が、彼と私の関係にとっても良いのでしょうか?

多忙な彼から受け取れる物って何なのでしょう?(そもそも受け取るということは、彼の言動で嬉しかったことに感謝を示すという認識で正しいのでしょうか?)

おぉ、素晴らしい気づきですね。

この受け取るって言葉、なかなか曖昧ですよね。

例えば「彼から愛されていることを受け取りましょう(拒絶しないでね)」ということであれば、相手の思い、好意を受け取るという意味になります。

ただ、今回のような状態で受け取るべきものは「自分自身」になりますね。

いや、「自分を認める」というと分かりやすいでしょうか。

自分の価値を数値化することは難しいですが、分かりやすさのためにあえて数字を使うとして。

たとえば、自分の価値を100点満点で評価するとして、今は70点かな~という自己評価があったとしますよね。

ここには30点分の「認められない自分」がいるということになるんですね。

この状態で100点分の愛情を注いでくれる人がいるとすると、70点分は「ありがとう」、30点分は「んなわけねーよ」と感じるわけです。

自分で自分のことをOKと思えない分、人の好意も受け取れないということです。

もちろん、自己評価70点のとき、50点しか愛を届けてくれないとしたら、20点分の不満が残る、というわけです。この場合は「なんだよ・なんなのよ」と感じるわけでさーね。

で、この「んなわけねーよ」と思うこと自体、嫌な気分がします。

人から向けられた愛を拒絶することになるので罪悪感を感じる、というわけですね。

この罪悪感を感じないための選択として「自分を認める(受け取る)」か、それとも「自己評価分の愛情をくれる人を探すか」の2択になるわけですわね。

ここで自分の価値を認め、受け取っていく選択をすると、より自己評価が高まりますから、さらに相手の愛を受け取れるというわけです。

こうなると、愛してくれない人とは一緒にいられなくなるので、自然と愛してくれる人を選ぶようになります。

しかし、まぁ実際にはとても謙虚な方が多いわけでして、毎日頑張るけど自分を認めるというプロセスを横に置いている方も少なくないようです。

すると、自分を認めることを横に置き、自分は彼にしっかり愛を与えようとする、という状態になりますわねぇ。

ここからが耳が痛い話なんですが、この状態になると

「自分が相手に与える思い > 相手があなたに与える思い」

となりやすいわけでさーね。

なぜかといいますと、自己評価70点の人が、70点分愛してくれる人を選ぶことは稀だからです。

多くは「自分の価値より多く愛してくれる人(理想・依存モード)」を選ぶか、「自分の価値に見合った愛を与えてくれない人(自立・愛したいモード)」のどちらかになりやすいものです。

特に自立女子・愛したい女子のみなさんほど、自己価値の実感よりも大きく期待されたり、愛しまくられると、なんだか逃げたくなりません?

逆に、自分が好きになった人から思ったように愛してもらえないと、不満を感じるのは当然、だけど何故かその関係にこだわりたくなりません?

そして、やっぱり愛されたい!と理想を描くけど、実際に自分のことを自分以上によく思う人が出てくると、すごく怖くなりません?「私そんなすごくないんです」と言いたくなりませんか?

だから、いつも連絡をくれない人、過剰にベタベタする人などが恋愛相手として登場したり、過去にすごく愛してくれた人がいたけど自分が素直になれず(うまく受け取れなくて)ダメになった関係があった、なんて話につながるのです。

なお、「ちょうどいい相手を選ばない」心理的な理由は、自分の中に「受け容れられない・認めていない自分」が存在していたり、「過去の経験などから残った感情」が存在するから、です。

どこか隠しておきたい自分がいると、自分とちょうどいい人は選べなくなりやすい、ということですね。

なので、自分自身が愛されると痛い、辛い、と感じるなら、その感情を解放し癒やすことが優先されます。

また、自分自身の中に受け容れられない自分・認めていない自分がいるなら、どんな自分にも価値はあるよ、と認めていったり、向き合えなかった自分・感情と向き合うことによって「自分を受け取れる」ようになるというわけです。

ここはカウンセリングがサポートを得意としている部分ですね。

また、自分の長所や感情をコツコツ認めて、自分を受け容れていくと、自分が頑張っている分だけの自己価値に自分の感覚が追いついてきます。

だからもっと受け取れる、というわけです。

山登る優女さんにとってのセルフケアも同じで、今の自分の価値を恋愛面・女性的な面・日常的な面・家族関係の面など多方面から認めて受け取っていくといいと思いますよ。

では、許しや親子関係の問題はどんな意味があるのでしょう?

最後に、カウンセリングで親子関係を整えましょう、なんて話が出てくるのですが、それはなぜかについて簡単に触れておきます。

要は、僕たちは親というものの影響を多大に受けていますし、親との関係は親密感の原型みたいなものなんですわね。

だから、親の子である以上、親と葛藤するのはある意味仕方がないことなんですが、大人である自分にとって、親との関係を「子供:親」ではなく「大人:大人」になっていくことが理想なんです。

だから、大人になった今も子供の視点で(子供時代の感情を残して)親と関わると、なかなか「親・子の関係」から抜け出せない。

子供の自分は誰かに愛してもらいたがりますから、まぁ自分で自分を認めることはないですよね。

だから、「頑張っている自分」しか認められない状態にもなりやすいでっせ、というわけです。

特に親子関係はなかなかに深くて繊細なもので、扱うだけで感情は揺れますし、理解や許しがそう簡単に進まないこともありますけど、それぐらい大きなテーマだということですね。

そして、親を理解する(許す)、一人の大人としてみる、ということを通じて、自分を認めやすくしている側面もあります。その結果、頑張ってなくてもまぁ自分は自分でいいか、と感じやすくなるので、楽といえば楽です。

なので、あまりに子供にべったりな親、過干渉な親とは、子供さんの方から一旦線引したほうがいいですよ、とお伝えすることもあります。放っておくと自分を見失っちゃうことも多く、これも自分を認めることが難しくなる理由になるのです。

一方、いつまでも子供の視点で親をアテにしていたり、文句を言い続けていると、自分を正当化しなきゃいけないほどの罪悪感を感じることになるので、自分を認めることが難しくなるのですね。

この場合は、自分の人生を生きるために、親に感謝や理解を向けたほうが自分のためになりますよ、という流れになります。

カウンセリングでも親子関係にまつわる感情を扱う機会は多いですが、いわゆる道徳的な視点でお話しているわけでじゃないんですよね。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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