こんにちは、心理カウンセラーの浅野寿和です。
「大丈夫?」「無理してない?」
そんな優しい言葉をかけられたときに、なぜかモヤっとした気持ちになったことはありませんか?
心配されるのが苦手。
むしろ、心配されるとイラっとしてしまう。
それは、あなたの感受性が低いからでも、優しさを受け取れない“冷たい人”だからでもありません。
この反応の背景には、ちゃんと意味があるのです。
この記事では、「心配されると苦しくなる」人の深層心理を、心理学的な視点から解説していきます。
Index
「心配されるのが嫌」という感覚の正体
実は、「心配されるのが嫌」という感覚の背景には
“心配=自分がダメだと見なされた”と感じる誤認知
が潜んでいることがよくあります。
つまり、
- 自分なりに頑張っている最中に「大丈夫?」と声をかけられる
- 本当は大丈夫なのに「無理してない?」と心配される
こうした場面で、「今の自分ではダメだと言われたように感じてしまう」ことがあるのです。
これは特に、
- 人に迷惑をかけたくない
- 誰にも頼らず頑張るのが当たり前
- “できる人”と思われたい
といった価値観が強い人に、よく起こる現象です。
なぜ心配を「否定」のように感じてしまうのか?
この心理は、過去の経験と深く関係しています。
たとえば、
- 子どもの頃から「しっかりしてるね」と言われて育ってきた
- 家族に心配をかけてはいけないと思ってきた
- 弱音を見せると責められたり、失望された経験がある
など、「弱さ=迷惑」と無意識に思ってきた人は多いです。
そのため、誰かに心配されること自体が、自分の弱さを“指摘された”ように感じ、心がざわついてしまうのですね。
心配に怒りや反発を感じるとき
心配されて、イラっとしたり、ムスッとしてしまう。
そんな自分に、あとで罪悪感を覚える人もいます。
でも、それも自然な反応です。
「自分の努力が見られていない」
「信頼されていない気がする」
そんな感覚が無意識に働いているのかもしれません。
このタイプの人は、普段から
- 人の役に立ちたい
- ちゃんとしていたい
- 認められたい
という気持ちを人一倍持っています。
だからこそ、「心配」という形の優しさに、逆に傷ついてしまうことがあるのです。
「心配しないで」と言いたくなるときの対処法
では、「心配されるのが苦手」という自分と、どう向き合えばいいのでしょうか?
まずはこの感覚を
“自分の頑張りが裏切られたような気がする”
という「一次感情」として捉えてみてください。
次に、それが起きたときの行動パターンを少しずつ変えていくこと。
たとえば
- 心配されたとき、「ありがとう」と言ってみる(違和感があってもOK)
- 相手の“意図”を受け取って、「信頼されてない」と即断しない
- 自分で自分を肯定する言葉を一つ用意する(例:ちゃんとやってるよ、私)
これは、「心配される=傷つく」という自動反応を少しずつ緩める練習です。
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まとめ:心配されるのが苦手な人ほど、信頼に敏感な人
人から心配されてモヤっとする感覚は、
“自分が否定されたような気がする”
という、とても人間らしい心の動きです。
裏を返せば、
- 自分に対しての理想が高く
- 人をがっかりさせたくなくて
- 信頼されたいと強く思っている
そんな繊細で、真面目なあなたの気質が映し出されているとも言えるでしょう。
無理に変えようとせず、少しずつ「そのままの自分でも、ちゃんと関われる」体験を積んでいけるといいですね。
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