こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

GWですね。

この時期は、実家への帰省、パートナーのご両親への挨拶。そういった予定がある方もいるんじゃないでしょうか。

だからこそ、普段より「家族」や「パートナーシップ」というテーマが前に出てくる時期だと思うんですよね。

この時期に、パートナーに両親に会ってもらう、相手の両親に会いに行く、なんて方もいるかも知れない。

で、ちょっと聞いてもいいですか。

「相手のご両親に会いたくない」と思ってしまっている方、います?

まぁ、そう思ったとしても、なかなか言いにくい話かもしれませんが(笑)

いい大人が会いたくないって子供じみてる、と思う方もいるかも、ですし。

パートナーに相談しても「なんでそんなこと思うの」と言われそうで、余計に自分を責めてしまっている方もいるかもしれない。

そんなことをふと思ったので、今日はそのあたりの心理について書いてみたいと思います。

パートナーの両親と会うと緊張する、話せない、うまくやれない——表面的な理由

さて、パートナーの両親に会いたくない、表面的な理由っていくつか思いつくと思うんですね。

たとえば、緊張する。

何を話せばいいか分からない。

うまくやれる自信がない・・・。

これ、全部本当のことだと思います。

初めて会う相手の親御さんって、それだけで緊張しますよね。

ただ、17年この仕事をしていて気になっていることがあって。

「会いたくない」という感覚の奥に、もう少し別のものが隠れていることがある気がするんです。


実は、自分の親との葛藤が影響していることがある

たとえば、自分の親との間に葛藤が残っていたり、親に認めてもらえなかった経験がある方がいます。

親の前では常に「いい子」でいなければならなかった。

失敗したとき、親に否定された記憶がある。

自分の気持ちを伝えても、受け止めてもらえなかった。

そういった経験が積み重なると、「親」というだけで無意識にプレッシャーを感じやすくなります。

だから、相手の親御さんに初めて会う場面でも、過去の記憶が呼び起こされることがある。

相手のご両親とは全く関係がないのに、どこかで気まずさを感じてしまう。

そんなこともあるようですよ。


相手の親が怖いんじゃなくて、自分が怖い

ただ、この手の「相手に受け入れてもらえない」という感覚は

「自分は受け入れてもらえないかもしれない」という、自分への疑いが正体だったりすることが多いですよね。

相手の親が怖いんじゃなくて、自分が怖い。

そう書くと「ん?」と思われる方もいるかも知れないけど、まぁ自分を信頼できていなかったり、上手く関われないと思っているなら、そんな自分を自分自身が怖れているんですよね。

だから、

「今の私で、相手のご両親に受け入れてもらえるだろうか」という不安がつきまとう。

これ、「えーそんな人いるんだ」と思われる方から

「うっ、分かりみすぎる」とこっそり冷や汗をかきそうになる方までいると思うんですけどね。

この手の怖れは、相手のご両親がどんな方かまだ何も分からない段階から始まっていることが多いんですよ。

つまり、相手のご両親を見ているんじゃなくて、自分を見ているんですよね。


『私なんて受け入れてもらえない』という無価値感の話

もっと言えば、相手に受け入れてもらえない(であろう)私が、相手のご両親を受け入れても意味ないと思う。

きっと喜んでもらえないと思う。

自分が何かを与えても意味がないように感じてしまう。

そんな、なんとも言えない無意味感や無価値感が、「会いたくない」という感覚の底にあることがあるんですよね。

どこか「私なんて」という気持ちが、会いに行くことへのブレーキになっている。

これ、相手のご両親の話でもなくて、相手の話でもなくて、自分自身へのまなざしの話なんだと思いますよ。

だから、自分のことをどう扱いますか?という視点がとても重要なんですけどね。


ただ、それはあなたの存在価値の話じゃない

「自分は受け入れてもらえないかもしれない」という疑いは、今まで積み重ねてきた経験から来ているものです。

相手のご両親はまだ何もしていない。

でも、過去の経験が「どうせ受け入れてもらえない」という反応を作っている、という話。

つまり、そんな反応があっても頑張って相手の両親と会おうとしている自分がそこにいる、ということです。

これ、恥じたり責めたりする話じゃないって思いませんか?

先に「いい大人が嫌がるなんて子供じみてる」と書きましたけど、逆なんですよ。

「自分でも手に負えないような葛藤・反応を抱えながら、それでも上手くやろうとしている」ということじゃないでしょうか?

そこに気づくだけでも、少し楽になることがあります。

実際のところ、相手のご両親がどう思うかは、会ってみないと分からない。

「どうせダメだ」という構えを少し横に置いて、まず会ってみる。

それだけで、意外と違う景色が見えてくることもありますよ。

まぁ、GW中にそんなことを考えるのも大変なんですけどね(^^;


最後に

「相手のご両親に会いたくない」という気持ち、責める必要はないです。

それだけ真剣に関係を考えているということでもあるので。

ただ、その感覚の奥に「自分は受け入れてもらえないかもしれない」という疑いがあるとしたら。

それは今まで積み重ねてきた学習や反応の話で、あなたの存在価値の話じゃないかもしれない。

こういった内面の話は、一人で気づくのはなかなか難しいですよね。

どうにも気になった方は、カウンセリングにいらしてください。 

今日の話、どこか引っかかりましたか?

こちらの記事も続きにどうぞ

話をあわせていたら自分がわからなくなった女性
話す相手によって「深さ」を変え続けていたら、自分を見失っていた、という話こんにちは。 心理カウンセラーの浅野寿和です。 こんなお話を伺うことがあります。 仕事の話なら、相手と合わなくてもまだ割り切れる。...
遠くを見つめる女性
「私がいなくても大丈夫」…そう感じてしまう“心の仕組み”とは?「うーん、結局のところ私がいなくても大丈夫で、誰も困らないと思うのよね」 「今の職場にとって私はいてもいなくても同じ存在のような気がす...
ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 相談しなくても日常が回っている。でも、どこかしんどい。そんなとき、丁寧にあなたの生きづらさやお悩みをほどいていきます。 キャリア17年・臨床10,000件超。東京・名古屋・オンライン対応

ここまで読んでくれたあなたへ。

悩みの根っこに何があるのか、一緒に見てみませんか。

一人で抱え込んできた分だけ、丁寧に扱います。

カウンセリングがどんな場所か、 来られた方の声も読んでみてください。

東京(品川駅前)/名古屋(金山駅前)で対面式カウンセリング・全国向けにオンラインカウンセリング(ZOOM)を行っています。

 

記事には書ききれない話を、 メルマガに書いています。

週3回、読むと少し楽になる視点をお届けします。