こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

「どうしてこの人、いちいち私を怒らせるようなことを言うんだろう」

あなたはそんな気持ちになったことはあるでしょうか?

いちいちこちらの怒りや不安を刺激するようなことをいう相手。

最初は流せていたはずなのに、気づくと強い怒りや悔しさが込み上げてくる。

恋愛関係や夫婦関係、あるいは職場や身近な人との関係でも、

「この人といると、普段の自分じゃ考えられないほど感情が揺さぶられる」

そんな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

今日は、このブログにお寄せいただいたご質問にお答えする形で、

「彼は私を怒らせる天才!?」という謎に迫ってみたいと思います。


いただいたご質問はこちら

浅野さんへの質問です。

こんにちは!いつもブログ癒されております。

今回は、シンプルな質問なのですが

恋愛関係にある人をわざと怒らせる人の心理が知りたいです。

わたしは、あまり負の感情を表現したりせず明るいコミュニケーションが好きです。あまり怒りません。どちらかというとめんどくさがりなのでドライかもしれません。

付き合う相手にわざと嫉妬をさせるようなことを言われたりすることが多いです。
今関係がある人は、わたしを怒らせる天才です。
非常識で自分勝手で、こちらが最初は冷静に対応しても煽ってきます。
普段感じないような怒りやら悔しさやらをほじくり返されるような気がします。
わたしってこんなに怒りを感じるの?と驚くほどです。
そして、味をしめたかのように?何度も何度もわたしが怒るポイントを突いてきます。

相手を怒らせたら、自分に怒りが向けられて面倒なだけなのになぜわざわざ怒らせることをするのでしょうか?

また、なぜこの相手はわたしの怒りポイントを的確に知っているんでしょうか…。

なにかアドバイスいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

ネタ募集ネーム:aさん


「怒らせる人」は、実は3つのタイプに分かれます

えーまずお聞きしたいのは、彼って関西の方?

だとすると、愛を持ってイジる、という文化をお持ちの可能性も・・・。

もちろん全ての関西出身の方はそうだとは思わないんですけどね。

・・・と、これだけで話を終えるわけにも参りませんので、ここから真面目にまいります(^^;

まず大切なポイントは、

「人を怒らせる人=みんな同じ心理」ではないという視点です。

カウンセリングの現場で見ていると、主に次の2タイプに分かれることが多いように感じます。

① 本当に“怒らせるつもり”で関わってくる人

このタイプは比較的わかりやすく、
マウント、支配、優位性の確保などが目的になっていることがあります。

相手が怒ることで主導権を握れる。
相手の反応を見ることで安心する。

こうしたコントロール型の関わりです。

この場合は、距離の取り方や関係性そのものを見直す視点が必要になることもあります。

② 怒らせるつもりはないが、無意識に感情に触れてしまう人

一方で、もっとややこしいのがこちらのタイプです。

本人に「怒らせよう」という自覚はほとんどありません。
むしろ、関係をつなぎとめたい、興味を引きたい、近づきたい。

ただそのやり方が不器用で、結果的に相手の深い感情に触れてしまうことが起きます。

③共感性の問題で、一生懸命なんだけどズレまくってしまう

これはある意味”個性”の話なんですけどね。

相手の話を一生懸命受け止めようとしても、なぜかズレまくってしまう人がいます。

悪意なんてないので、怒られるたびにぺしゃんこになっちゃう人もいますよ。


なぜ「怒りのツボ」を突かれたように感じるのか

人が強く怒りを感じるとき、そこには共通点があります。

  • 大切にしてきた価値を否定されたと感じたとき
  • 一生懸命抑えてきた感情を刺激されたとき
  • 自分が気にしていることに触れられたとき
  • 「分かってほしかった部分」に触れられたとき

つまり、怒りが強いほど、そこにはあなたが意識的に「大事にしている部分(守りたい部分)」があるということ。

だから、腹が立つ。

相手がそれを「見抜いている」のではなく、

無意識のレベルで、あなたの大切な領域に触れてしまっている可能性もあるのです。

特に先に挙げた「2」のパターンの方にそれが見られるのです。


「真に受けない」ことも、なかなか簡単じゃない

こういった話って

「まぁまぁ相手は本気じゃないんだろうから、真に受けないことが大切よ」

と言われることもあります。

ただ、正直なところ、普通にイライラしますよね(^^;

ただ、ずーっとイライラしていても自分がしんどい。

なので、まず、

  • 今、この関係で何が起きているのか
  • 自分はどんな価値を大切にしているのか

そこを整理できるだけでも、感情に飲み込まれにくくなっていきます。

その上で、考えてみてほしいことがありますよ。


関係を見る視点が変わると、選択肢が増える

まず、相手はあなたの痛いところが見えている、とは限らないということです。

「こう言えば怒るだろうな」と刺してきているなら、そりゃ悪意ですから、適切に反応すればいいですよ。

ただ、もし、相手は分かっていないのに”刺さる”としたら?

こう考えてみるんです。

かつ、刺されたときに(この言い方もどうかと思いますが(^^;)

フーっと深呼吸する。

そして意識してみる。

「私が大切にしているものも、守っているものも全く壊れちゃいないぜ」と。

ここが意識できると楽になりやすいんですけどね。

相手に「流石に嫌だわ」と伝えるのはあり。

でも、相手の変えようとしなくていい。

もちろん自分を責める必要もない。

「この人は、知らず知らずのうちにこの関わり方をしてくるの?」

そう理解できると、距離の取り方も、伝え方も変わってきます。

怒らされているのではなく、あなたの感情が反応している理由を知る。

それだけで、関係に振り回される感覚はずいぶん減っていくはずです。

こちらの記事も参考にどうぞ

最後に

いかがでしたでしょうか?

感情が大きく動く関係には、必ず「あなたにとって大事なテーマ」が隠れています。

もし一人で整理しきれないと感じたら、安全な場で言葉にしてみるのも一つの方法かもしれませんね。

以上、何か参考になれば幸いです。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー・トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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