浮気された男性心理|深層で起きる「関わるのが怖い」本音とは
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日のコラムは「浮気された男性の心理」。
浮気をされた側って、想像以上に心が静かに壊れます。
怒りが爆発する人もいれば、何も言えなくなる人もいる。
そして多くの場合、いちばんきついのは「裏切られた」よりも、
「自分の中の前提が崩れる感じ」なのかもしれません。
今日は、「浮気された男性の心理」を、できるだけ丁寧に整理していきます。
男性を断罪する話でも、女性を責める話でもなく、
関係の中で何が起きて、何が残りやすいのかを言語化する記事としてご覧ください。
Index
浮気された男性心理は「ショック」だけで終わらない|心に残りやすい反応
まず前提として。
浮気をされた男性の反応は、性格や状況でかなり違います。
ただ、カウンセリングでお話を聞いていると、よく出てくるのは次のような状態です。
- 頭が真っ白になる(考えが止まる/現実感が薄い)
- 怒りが出る(責めたい/正したい/勝ち負けに寄る)
- 無力感が出る(何をしても意味がない感じ)
- プライドが折れる(自分の価値が下がった気がする)
- 関係そのものが怖くなる(次に進めない/疑いが止まらない)
ここで大事なのは、
「正しい反応」を探さないことです。
反応は、良い悪いではなく「心の防衛」として起きていることが多いんですね。
そして、実際の恋愛のご相談でよく出てく部分が
「関係そのものが怖くなる」
という男性の反応です。
▶関連記事:親密になるのが怖い心理
実はこの記事、僕のこのサイトにお寄せいただいたご質問を下に元に書いています。
いただいたご質問は以下の通り。
いただいたご質問はこちら
浅野寿和先生への質問
いつもブログを楽しく拝見しています。
奥さんに浮気された経験のある、いわゆる「バツイチ野良犬男子」についてご相談です。彼はホテル勤務で、知り合ってから今年で4回目のバレンタインを迎えましたが、これまでお付き合いはしていません。
最初のバレンタインの際、彼から「仕事が忙しく恋愛経験も少ない。今は特定の人と付き合えないが、友達としての食事なら」と言われました。2回目は「チョコは受け取れない」「もう二人では会えない」と言われ、理由ははっきりせず、最後は「迷惑をかけたくない」と。
私は当時、彼の事情を思い、「好きな人ができたなら幸せに」と伝えつつ、ホテルには顔を出す関係を続けてきました。
3回目もチョコは断られましたが、その頃から彼の態度が変わり、誕生日に時間を作ってくれたり、送迎やランチでの素直な言葉、職場での特別な対応など、距離が近づいた実感がありました。
しかし今年のバレンタインでは再び「意中の人がいるので受け取れない」と言われ、以前の私の言葉を指しているのでは、と気づきました。実際には異動で仕事が多忙なようです。
彼の心の動きはどんなものなのでしょうか。やはり人と深く関わるのが怖いのでしょうか。今後もお客さんとして接するのが、彼にとって安心なのでしょうか。アドバイスをお願いします。
ネタ募集ネーム:MHさん
男性が抱えやすい“本当の痛み”は、言葉にされにくい
浮気された男性がつらいのは、「事実」だけではないのですよね。
その奥に、言葉になりにくい心の痛みが残りやすいのです。
- 「自分は選ばれていなかったのかもしれない」という感覚
- 「守れていなかった」という負い目(※事実と一致しないこともあります)
- 「信じた自分がバカだった」という自己否定
- 「また同じことが起きる」という未来不安
そして厄介なのは、これが「怒り」や「冷たさ」の形で出ることがある、という点です。
本人としては弱さを見せているつもりはなく、
むしろ「今の自分が崩れないため」に強い態度になってしまうのです。
もちろん、受ける側の女性からしたら、とばっちりっぽい話でもありそうなんですが・・・。
浮気された男性が取りやすい行動パターン|4つの心理的反応
浮気された男性の心が揺れると、行動はだいたい次のどれかに寄ります。
1)疑いが止まらなくなる(確認・監視が増える)
安心を取り戻したくて、情報を集めたくなる。
ただ、確認しても「安心」は長続きしないことが多いので、ループしやすいです。
2)急に距離を取る(関わらない/話さない/閉じる)
これ以上傷つかないために、心の扉を閉める動きです。
本人は「冷静になっている」つもりでも、内側では傷が動いていることがあります。
3)正しさで裁きたくなる(論破・詰問・勝負)
失った主導権を取り戻したくなるとき、正しさが武器になります。
ただ、正しさは関係を整える道具になりにくい。
4)「もういい」と投げたくなる(無力・諦め)
頑張ってきた人ほど、心が折れると極端に振れます。
ここでは、気持ちの整理より先に「遮断」が起こりやすい。
「バツイチ」「傷ついた経験」がある男性は、関わりが“超スロー”になりやすい
浮気や離婚など、関係で大きな痛みを経験した男性は、
次の関係で「関わり方が分からない」という状態になっていることがあります。
これは性格というより、
「近づく=また痛い思いをするかもしれない」という学習が残っている感じです。
- 近づいたと思うと、急に引く
- 好意はあるのに、決めない
- 言うことがコロコロ変わる
- 「迷惑をかけたくない」が口癖になる
関わる側(多くの場合は女性)は、当然しんどいですよね。
このテーマは、こちらの記事も関連します。
▶関連記事:「関わらないほうがいい」と感じている男性もいる
▶関連記事:真面目な人の恋愛は、責任感で押しつぶされそうになる
関わる側がまず守るべきこと|「優しさで背負いすぎない」
相手が傷ついている事情が理解できても、
あなたが削れていい理由にはなりません。
浮気された男性の心理に寄り添うほど、関係は「こちらの気遣い」で成立しがちです。
そうなると、いつの間にか、あなたの立ち位置が下がっていく。
- 相手の機嫌が最優先になる
- 踏み込むのが怖くなる
- 「私が頑張れば…」に寄る
- 自分の不満が言えなくなる
なので、まず確認してほしいのはここです。
「私は今、彼の傷まで背負って、自分を小さくしていないだろうか?」
「関係を続けられるか」の見分け方は、言葉より“その後の態度”
ここは少しだけシビアに書きますね。
こういうテーマって、結局ここに戻ります。
見分ける材料は、言葉の美しさではなく、
その後の態度です。
- 落ち着いたときに、話し合いに戻ってこられるか
- 関係を整えるための行動が、少しでもあるか
- あなたの苦しさに対して、最低限の配慮があるか
- 「責める/閉じる」だけで終わっていないか
完璧じゃなくていいんです。
ただ、改善の意志が“現実の動き”として見えるか。
そこが大事です。
また、このタイプの男性は、関わりたい気持ちと、怖さが同居していることがあります。
だから「心が開いたと思うと閉じる」みたいな動きになりやすい。
そこに期待してしまうんですよ、ついつい。
本当は私との関係を心から望んでいるんじゃないか?
待てばいいんじゃないか?と。
ただ、女性側が合わせすぎると自分が削れますし、付き合うことが苦痛になっては元も子もないのです。
なので現実的には、
- 自分の生活の軸を守る
- 相手の反応に一喜一憂しすぎない
- 「ありがとう」「助かった」など、受け取れる部分は受け取る
- ただし、苦しさが積み上がるなら距離を取る判断も持つ
このあたりのバランスが重要になってくることが多いです。
まとめ|浮気された男性心理は「怖さ」と「自尊心の揺れ」が混ざりやすい
- 反応は「ショック」だけではなく、無力感・疑い・自尊心の揺れが混ざりやすい
- 傷を言語化できない男性ほど、怒りや距離で表現しがち
- バツイチや過去の痛みがあると、関わりは超スローになりやすい
- 関わる側は、優しさで背負いすぎない(立ち位置を守る)
- 見分けるなら、言葉より「その後の態度」
関係を続けるにしても、見直すにしても、
あなたがあなたの位置に立つことが、いちばんの土台になります。
この記事の続きにこちらの記事もどうぞ
- 「関わらないほうがいい」と感じている男性もいる|大切な人から距離を取る心理を整理する
- 「もう君のことが理解できない」と言われたときに、起きていること|通じ合えなくなった関係の心理
- 真面目な人の恋愛は、責任感で押しつぶされそうになる|“頑張りすぎる愛”の心理学
このサイトでは、相手の心理を読み解くだけでなく、
その関係の中で揺れるあなた自身の心や立ち位置にも目を向けています。
彼のことを考えながら、
ほんとうは自分のことも少し見直したくなっている。
そんなときに読める記事を、ほかにも置いています
今の関係を大切にするための、恋愛カウンセリング
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