ほぼ30代からの心理学

「愛されたいけど、愛してほしくない」 そんな葛藤とその心理的背景

男性はプライドを使って怖れに対応する

浅野寿和先生への質問

いつもありがとうございます。
以前の記事、「無理してケチになる前に、魅力的な自分を取り戻す」のなかで

「・・・なんだ、結構かわいいところあるじゃない♡(ここが男性の怖れを刺激しますが・。)」

とありますが、ここで男性が感じる怖れってどのようなものですか?

なんとなくのわたしのイメージは、

この人の愛情に包まれてしまったら、
弱い自分が出てしまう、
今まで作ってきた壁が壊れてしまう、
それでまた一人になったらどうするんだ?

というようなものなのですが…。

浅野先生に教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

ネタ募集ネーム:MHさん

 


はい。MHさんご質問ありがとうございますm(_ _)m

最近、他の仕事やらなにやらでブログを書く時間が作れずにいまして、お返事が遅くなってすみません。もう少ししたらガンガン書けると思います~。

ではお答えします。

愛してほしい・・・けど愛されたくない

今の彼と付き合ってみたら、意外と彼、自信がないことにびっくりした。付き合う前はそんなふうには見えなかったけど、すごく落ち込む人なんだ・・・。

仕事ができて自信がありそうだから、人との関わりが上手で包容力がありそうだから、だからきっと彼、自信があるんだろうな・・・そう見えていたけど、実は違った。

・・・なんだ、結構かわいいところあるじゃない♡(ここが男性の怖れを刺激しますが・。)

これ、以前の記事の引用ですけれど

人はどうしても「愛してほしい・・・けど愛されたくない」という部分を持つものです。

それこそ「繊細な部分」ともいえますし、自分でも「触れたくない・感じたくない」と思う部分ですね。

ここに男女の違いはないと思いますよ。

もちろんそんな繊細な部分を「理解され、愛されること」を望んではいるんですよ。

それこそ「期待」「夢」「希望」として。

しかし普段頑張っている人ほど、実際に愛される際、自らの怖れや隠していた感情と出会うことになり

「う、うぅ・・・」

なんて悶そうな反応が出てくるので、できれば触れられたくない・避けたいと感じてしまうのです。

あまり書きたくないけど

「何度も何度も何度も何度も愛しても、その愛が伝わらない」なんてできごとがあった時に、「あなたには愛がありますよね」と言われると「いてぇよ!」と感じるように。

どこか痛みや悲しみなど未だ解放されない感情があればあるほど

「愛されたいけど、愛してほしくない」って矛盾が出てくるようですね。

この男性ヴァージョンが

「自分のへなちょこで弱い部分を愛される」こと。

一般的な自立男性に「ふふ。かわいいところもあるじゃん」と伝えると、「やめてー!!!」なんて感じになるケースも少なくないわけです。

「怖れや抵抗感が出る」という感じですね。

誰だって弱いところグイグイ攻められたら、ちょっとまって・・・と思いませんか?

今の自分のままでいられなくなるような感じが怖い

なんとなくのわたしのイメージは、

この人の愛情に包まれてしまったら、
弱い自分が出てしまう、
今まで作ってきた壁が壊れてしまう、
それでまた一人になったらどうするんだ?

というようなものなのですが…。

そうですそうです。そんな感じです。

今までの自分のままでいられなくなるような感じですよ。

「必死になって自分を保ってきた」=「深層心理の怖れに対処してきた」わけですけど、愛されちゃうとそれが崩れちゃう気分になるんですよ。

いや、実際に崩れてしまえば新しい自分と出会えるわけですが、変化は怖いものですからねぇ。

ただ、男性の場合は「愛されてしまったら・・・」「また一人になったら・・・」とはあまり感じないかもしれませんね。もちろん例外はありますけど。

そもそも男性って一人で過ごすことに慣れていますから。

また、男性の中には「愛されるって正直よくわからない」とおっしゃる方もいますよ。

大切な女性を前にして、自分からの「好き」「愛している」「守ってあげたい」は強く感じます。

また「優しくされる」「自分のためになにかしてくれる」ことに愛を感じるのですが

「感情・感覚として愛される」ことの意味、よくわからない人も少なくないようです。

だから例えば・・・

男性が浮気して、彼女や奥さんと大変な修羅場を迎えて。

もうこりゃ終わったな・・・と男性が思うころに、女性が「もう愛してあげるわよ」という姿勢を見せたとしたら

えー!!!!

ってなるんですなぁ。

「キミはなぜ自分を愛せるの?」

そこがどうにも分からないのです。

あ、別に女性の皆さんに苦労してくださいな、といいたいわけではないですよ。

それぐらい男性は自分の弱さを受け入れ、認めることが苦手。

だから、弱さが愛されポイントだとは思えない。

最近は「自分の弱さを愛して」なんて言える男性も増えましたけど、本当に人の愛を受け入れることができる人のほうが稀だと僕は見てます。

そもそも人の愛を受け入れていたら、その弱さは弱さのままあり続けることはない。

その弱さは愛されることで、与える愛に変わるはずですから。

また、そもそも弱さを「自分から見せる」ことは、まだ簡単です。

自分が無意識的にでも隠している弱さ、そこをガッツリえぐられる

もとい、優しく触れられると「うぅ・・・」って悶えるんですな。

だからついつい分かっていても隠したくなる。

それこそ自分の弱い部分、依存性であったりするのですが、男性だけでなく「自立的」に生きている方ほど、ここが苦手なのですな。

もちろん成熟した方ほど、弱さも、向けられた愛も上手に扱うでしょうけどね。

3.「愛されることがよくわからない」とはこういうことではないのだろうか

恋愛・夫婦カウンセリングをしていると

「自分自身の何かしらの価値・優位性」で恋愛・結婚できていると感じている人がいます。

自分にはこんなに素晴らしいところがある。
自分には何ができて、こんな物を持っている。

だから愛されているんだ、相手はそばに居てくれるんだ、と。

もちろんその逆、「○○ではないから愛されない」と思う人もいます。

もちろんそう思うにも理由があるのですから、いい悪いはないんでしょうね。

ただこのように感じている人にとって

「魅力がない」「価値がない」ものは「本当に意味がないもの」になりがちですね。

ゆえに「価値がない(価値を失った)自分が愛されること」がよくわからない人もいます。

「価値のないものは愛されるにふさわしくない」という価値観の中では

「負担」は許されず、「失敗」も許されないわけですよね。

「よりよい自分」は許されますが、「邪悪な自分」は許されないわけですよ。

これ、強烈な罰が存在する世界、つまり「自分自身の罪悪感」の世界なんですが、なかなかそうは理解されないのかもしれませんね。

※これはこれで一つのコラムになる話なので、また機会を見て書きたいと思います。

この価値観の中で、弱い自分が愛されると

「相手は自分のどこをどう見て愛してくれているの?」と思うわけです。

愛されている理由がわからないのです。

それゆえに「怖れ」を感じます。

相手の気持ちが分からないから怖いのです。

その結果、本当に愛されているにもかかわらず、その愛を手放そうとしたり、遠ざかろうとする人もいるわけです。

本当は弱い自分が愛される世界を望みつつ、それはあくまで幻想だと感じている。

それこそが「自分自身の罪悪感」が映し出す世界だと僕は思います。

人の愛とは、やはり信頼に値するものです。

ただ残念ながら、愛の声より圧倒的に大きいのが罪悪感やエゴの声。

その中でもし、愛を信じることができると、たしかに愛は受け取れ、より素晴らしい感覚を感じることができるでしょう。

ただ、愛を受け取るために「自分の価値をあげよう」「受け取ろう」とだけ考えても難しいこともありますから、上手にバランスを取っていくといいですね。

もし、自分が愛を受け取ろうと思うのであれば、まず「自分の中の愛を増やす」作業が必要になります。

それこそ「自分から愛する・与える」ということですね。

心の底から自分が相手に与える経験をしている人は

「人も同じように愛してくれるのではないか」

そんなインスピレーションを持つことができるのです。

だから、どれだけ自分が罰されるかもしれない、と感じても「人を信頼する」という勇気が持てるのです。

しかし、どこか自分を許せないままで、愛情を十分表現できないと

「きっと相手も本気じゃないんじゃないの?」という投影の中で生きることになります。

どこか価値ある自分でいようとするがあまり、息切れして十分に愛することができなくなるのですよ。

ただし、普段から愛を与えまくり努力し続けているのに「愛が受け取れない」ならば、それは全く別の事情があるのです。

この場合は「自分が愛されるにふさわしくないのではないか」「豊かで幸せになることが罪なのではないか」といった深層心理の罠に引っかかっているケースが多いんですよ。

要は、自分が許せない理由がまだ存在していて、与えていくと燃え尽きるだけで、どんどん苦しくなるのです。

この場合は、自分を許しましょうね、というラインの癒しをご提供することになるのですね。

とまぁ、いろいろなケースがありますので、ホントお一人お一人、ご提供するものは違うんですね。

うーん。

今日は話が全くまとまらなくなってしまいました。。。

が、結構大事なことを書いたような気がしますので、じっくり読んでいただければ幸いです。

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