ほぼ30代からの”仕事に活かせる”心理学

幸せなはずなのに満たされない心理

幸せなはずなのに満たされない。そんな感覚を覚えたことありますか?

幸せなのに満たされない女性

「幸せなはずなのに満たされない」

僕ももとに日々お寄せいただくご相談の中には、このような

現実的な問題がないのに、何故か幸せではない」というお悩みがあります。

自分なりに毎日頑張っているし。

今の仕事が好きだし、結果も出ている。

友達(パートナー)もいる。

考えてみてもさしあたって問題がないと思う。

なのに、

なぜか「幸せだとか、満たされた感覚を感じられない」としたら。

たしかに不思議だなと思うかもしれませんよね。

そこで、今日は幸せなはずなのに満たされないと感じる理由についてコラムにしていきます。

幸せなはずなのに満たされない心理とは

幸せなはずなのに満たされないとうつむく女性

幸せなはずなのに満たされない心理状態は、「今の自分自身が新しい目標を見失っている」という状態を示すことが多いです。

その結果、日頃から、充実感、達成感、貢献感、愛し合えている実感などが

自分の中で感じられず、まるで「失われたように」感じるのです。

それはどこか

今までと同じことを続けていても、なぜか満たされない気持ちを抱くようになるということでもあります。

ただ、これだけの説明では分かりにくい話ですよね。

そこで、この話、もう少し詳しく見つめていきたいとも思います。

今の自分自身が新しい目標を見失っている、とは

さて、「今の自分自身が新しい目標を見失っている」とはどういう状態なのでしょうか。

これは「今の自分のあり方に自分自身が疑いを持っている状態」といった意味合いになるんですね。

うん、さらにワケが分かりませんね(^^;

なので、もう少し詳しく解説します。

今の自分のあり方に疑いを持っている状態、とは

少しイメージしてみてくださいね。

例えばあなたが

  • 家事に育児にすごく頑張っている
  • 仕事で結果を出している
  • 愛し合える家族やパートナーがいる
  • 状況や環境的に満たされている

そんな自分の内面に

  • 自分って誰かにとって価値ある存在なのかな?
  • 本当に今やっていることに意味があるのかな?

といった疑いが存在していたとしたら。

さて、あなたは

幸せで温かい気持ちになれるでしょうか?

人からその結果を承認されても、嬉しいって思えるでしょうか?

これは「何をしているか」「誰と生きているか」「どんな結果を残したか」ではなく

自分自身が感じている「漠然とした疑い」の影響なのです。

このような疑いは気づこうとしなければ、ほぼほぼ「なかったこと」になる場合が多いんです。

だから明確な理由が分からないまま、しかし満たされないと感じるわけです。

幸せなはずなのに満たされない状態を抜け出すための「目標」とは

さて、幸せなはずなのに満たされない理由が

自分自身が感じている「漠然とした疑い」の影響だとしたら

この疑いはどうやって解消していけばいいのか、という話が残っていますね。

この疑いを解消するには

「今の自分自身が見失っている新しい目標・目的」にそって毎日を過ごしていけばいい

となります。

ただ、その「新しい目標」って一体何だと思います?

よくカウンセリングでも

「新しい仕事に就いた」「住環境を変えた」「昔の恋人と別れて新しい恋人と過ごすことにした」

そんな変化に関するお話を伺います。

が、「幸せなはずなのに満たされない」という気持ちを抱えている方ほど、すぐに飽きて喜べなくなるようなのです。

つまり、この「新しい目標」とは仕事や住環境、恋人などの「手段」のことではない、ということが分かります。

では、「新しい目標」とは何やねん、という話を今から展開していきます。

自分自身への疑いを乗り越える「新しい目標」

新しい目標のシンボル

さて、自分自身への疑いを乗り越える「新しい目標」ですが

これは僕たち自身の生きる目的を指しているような言葉です。

どのような視点で、どのような意識で生きていくか。

そんな意識、動機の持ち方のようなものなのですよ。

かつ、この「新しい目標」は、僕たちの心の成長ステージごとに異なります。

だから、昔と同じ意識、行動をしているだけでは満たされなくなっていくのですね。

なお、ここでは僕たちの成長プロセスを

「依存時代」「プチ自立時代」「ガチ自立時代」「燃え尽き時代」「リーダー時代」

の5つ段階に分けて「新しい目標」について解説していきますね。

心理学講座のシンボル
自立と依存 〜心の成長プロセスの解説〜自立と依存 〜心の成長プロセス〜 「自立と依存」とは、「今の自分の心の状態を示す言葉」で「自分の成長プロセスと課題を示す指標」です...

1:依存時代 〜誰かに頼らないと生きていけない〜

この時代の「新しい目標」は

「自分で自分の面倒を見られるようになり、かつ、主体的に行動して目標を達成すること」です。

いつまでも人に頼った生き方をしていても意味ないよ、という話ですね。

すでに心が「次の目標に向けて歩みださないと満足しない」と感じていますから

誰かに頼らないといけないからと、また新しい誰かを探したとて、幸せや満たされている感覚を感じられないわけです。

恋愛であれば「また自分を愛して面倒を見てくれる人」を探しても、全然嬉しくないし飽きちゃうんですよ。

2:プチ自立時代 〜自信を形成していく時代〜

この時代の「新しい目標」は

「自ら考え、目標を立てて、選び、行動する」「自分の能力・実力を高める」「人の期待に応えられるような存在となる」ことです。

人の意見や価値観に流されていくのではなく、自分の意見や考え、価値観をもって生き方を選択していく、感じです。

だから、仕事でもやらされている感なんてものはいらないのです。

自分が選んだことに集中する。意欲を持って取り組むことが求められます。

そのために実力を高め、人の期待に応えられるような存在を目指すことです。

逆に、適当に仕事しよう、言われたことをやっておけばいい、相手に合わせた恋愛でいいや、といったスタンスでいると、幸せを感じられる仕事やパートナーを得ても、満たされた感覚がやってこないのです。

その満たされない感覚を「仕事のせい」「恋人のせい」と他人のせいにしてしまう被害者意識こそ成長を阻害する罠なんですよね。

3:ガチ自立時代 〜信頼を取り戻していく時代〜

この時代の「新しい目標」は

「自分の価値観ややり方(正しさ)への執着を手放して、人とのつながり、信頼関係を取り戻していくこと」です。

要は「WIN-WIN」の関係を、仕事、友人関係、パートナーシップなどで構築することが新しい目標なんです。

ガチ自立時代に突入している方は、多く自信を持っていますし、自分の価値観に従って生きていけば成功するようになっています。

だから正直、このまま一人でも生きていけると感じています。

ただ、自信があるからこそ、自分の価値観などが他者とぶつかってしまうことが多くなるんですね。

つまり、この時代の罠は「競争」なんです。

自分が正しい!という主張と他者との競争ばかりを続けていると「仕事も、恋愛もちゃんとしているけど、幸せじゃない」と感じます。

だからでしょうか。

「意見が合わない恋人にブチ切れる」
「勝手に彼女と距離をおいて音信不通になる」
「もう恋愛はいい、仕事に生きることにする」

なんて男女が登場するのもこの時期が多いですね。

生きていて虚しすぎるわけじゃないけど、満たされた感じがしないと感じるのもこの時期の特徴かな。

4:燃え尽き時代 〜何をしても満たされない時代〜

この時代の「新しい目標」は

「人を信頼すること」「本当の幸せを思い出して選び直すこと」です。

この段階にいる人は「何も問題がなく満たされない」と感じているわけではありません。

実は、すでに「何をやっても幸せではないし、満たされないどころか、仕事や恋愛、自分自身に問題がある」と感じています。

誰にも自分の気持ちを言わないけれど

「こんなはずじゃなかった」「満たされるために努力してきたのに」

といった実感があるケースです。

つまり、「自分の価値観・やり方」で物事を推し進めてきたけれど、実際に成功や幸せを失ってしまっていることが多いのです。

具体的には、離婚、倒産、降格、減収、病気、浮気、などの問題が生じてしまうんですね。

これは「3:ガチ自立時代」の競争を続けてきた結果なのです。

例えば、夫婦関係の事例であれば

懸命に働きマイホームを建て家族を養ってきたが、妻から「離婚して」と突きつけられた。あなたとはもうやっていけない、と言われた。

一生懸命妻としての勤めを果たそうとしてきたが、夫から「もう一緒にいることは無理だ」と言われてしまった。

要は、気づかないうちに、良かれと思って「自分の価値観」を貫いた結果、幸せや満たされた感覚を感じられなくなり、それが現実の問題として表面化しているのです。

なので、この時代の新しい目標は

人を信頼して、自分の価値観にこだわり続けず、人と関わり、人の気持ちを知ることでもあり。

自分にとっての「本当の幸せ」を思い出して選び直し、今までこだわってきた自分の価値観(幸せになるための手段)を一旦手放すこと、でもあるのです。

5:リーダー時代 〜人を導き育てる時代〜

この時代の「新しい目標」は

「人を導く立場に立つこと」「人を育てること」です。

仕事で言えば管理職のイメージですよね。家庭面では地域貢献やコミュニティ活動などがそれに当たるでしょうか。

特に、後進を育てるという側面が重要なんです。

心理学ではこれを「生殖性」と呼ぶ場合がありますね。

人を育てるためには「自分だけの成功体験」では不十分です。人を育てるには、知識、経験だけでなく、人を見る目を養う必要があります。

しかし、ついつい自分の思うように人を育て、導こうとしてしまうことがあり、それが「反発」となって跳ね返ってきます。

つまり、この時代の罠は「他者から依存されたり攻撃されること」です。

まだまだ実力が伴わない後進に「その教え方はおかしい」「それは個人の感想でしょう」と食って掛かられることもしばしば。

いいかげんにしろ!とキレたくもなりますが(^^;

そんな中でも「この反発や攻撃は相手からの助けを求める声なんだな」と理解して、受け止め育てていく、そんなマインドを培うことが新しい目標なんです。

これはあくまで自分の成功方法だから、自分が成功して全体を支えればいいか、と遠慮してしまうと自分への疑いが強まり、気持ちが満たされなくもなっていきます。

新しい目標を持って毎日過ごすと充実感が戻ってきますよ

充実感を取り戻した女性

いかがでしたでしょうか。

幸せなのに満たされない理由は「今までと同じ目的意識を持ち続けてきたから」という話です。

あなたが「幸せなはずなのに満たされない」と思う理由はどこにあるのでしょう?

もしかすると

  • いつまでも誰かに幸せにしてもらいたい、外側の刺激で喜びを感じたいと思っているからかもしれない(依存)
  • いまいち、自分の生き方を決めきれず、迷い続けているのかもしれない(プチ自立)
  • 自分の価値観にこだわって、いつもパートナーや同僚・上司とケンカばかりしているのかもしれない(ガチ自立)
  • 燃え尽きていて、何をしても幸せが壊れていくと感じているのかもしれない(燃え尽き)
  • 思ったように人を導けず、うまく育てられないのかもしれない(リーダー)

そんな事情が隠れているかもしれません。

そんなときはぜひ「新しい目標」を掲げて、毎日を過ごしてみてください。

すると、充実感、達成感、喜び、愛し合えている感じなどが戻ってくることがありますよ。

 

以上、皆さんのなにか参考にしていただけたら幸甚です。

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