ほぼ30代からの”仕事に活かせる”心理学

今日も“何やってたんだっけ”で終わるあなたへ 〜仕事で達成感が感じられない心理〜

悩む女性

こんにちは、心理カウンセラーの浅野寿和です。

毎週月曜は「生きづらさ&仕事」をテーマにしたコラムを連載中。

今日のコラムはこちらです。

「今日、なにしてたんだっけ…」

とくにサボったわけでもないのに、
一日の終わりにそんな感覚だけが残る日、ありませんか。

やることはちゃんとやってるし、むしろけっこう頑張ってる。
でも、なぜか充実感も達成感もわいてこない。
正直、ちょっとむなしい。

こういうときって、つい「私の気の持ちようかも」と思いがちですが、もう少し構造的に見てみると、ちゃんと理由があったりします。

もちろん、寝不足とか疲労とか、身体的な影響もあるんですけどね。

今日はそれとは別の、“心理的な要因”について少しだけ語ります。

「評価されること」と「満足できること」は、わりと別モノ

たとえば周囲から「助かってるよ」と言われても、自分の中では「全然納得いってない」ことってありません?

これ、よくあるんですけど、達成感が“他者の評価”で決まってるうちは、満たされにくいんですよね。

「ありがとう」と言われた瞬間はちょっと報われた気がするけど、
「本当に私がやりたかったことだったか?」と考え始めると、
一気に温度が下がる。冷める。無。

つまり、“ちゃんとできた”と“ちゃんと嬉しい”は、別の話ってことです。

達成よりも「反省」が先に脳内を支配する構造

仕事終わり、なぜか浮かぶのは
「ここ、もっとこうできたかも」だったり、
「あの時の返答、ちょっと気まずかったかも」だったり。

いい仕事した場面は忘れるのに、地味な反省だけはちゃっかり覚えてる。

これは脳の防衛機能でもあるんですけど、まじめな人ほどこのモードが強くなります。

リスクや改善点に意識が向くのは悪いことじゃないけど、“満足感”が入り込む余地がなくなると、ただ疲れる。

感情のやりとりがない仕事は、機械感が強くなる

効率よくタスクを回して、成果も出してるはずなのに、心が動かない。

そんな日、ありません?

これ、感情の交流が薄い業務構造で起きやすいです。

感情が動かない理由の例:

  • フィードバックが一切来ない
  • ありがとうの言葉もない
  • 全部メールとチャットで済む
  • 表情のあるやりとりがゼロ

そうなると、「人と仕事してる感」が薄れます。

達成感って、実は“関係の中で育つもの”だったりするのでね。

達成感に、ブレーキをかけてる自分がいることもある

少しややこしいんですけど、「満足しちゃうと油断しそう」とか、「嬉しいと、あとで落ち込むのが怖い」って心理が影響することも意外とあります。

つまり、自分の中で“充実感を感じることを禁止してる状態”とも言えますね。

がんばってるのに報われない、じゃなくて、
がんばってるのに報われた感覚を自分に許してない。

これ、地味に苦しいやつですよね。

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まとめ:自分の“感じ方”を見つめてみるということ

仕事で満たされないとき。

「やりがいのない職場だからかな」とか、「私がダメだからかな」とか、いろいろ考えがちですが、ほんのちょっと構造を見直すだけでも、自分の感じ方が変わることがあります。

とくに、「私は何もしてない」って思ってるときほど、実は“気をつかいまくってるだけ”ってことも多いもの。

よかったら、そこも見つめる、つまりいい意味で疑ってみてもいいのかもしれません。

ちゃんと働いてるのに、ちゃんと満たされない。
それは、あなたの感受性が“ちゃんと生きてる証拠”かもしれません。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたのに、どこか噛み合わない」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 正しさや結論だけを急がず、今どこに立っているのかを一緒に整理する個人セッション(カウンセリング)が人気。 キャリア16年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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