こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日のテキストは恒例「忍耐女子シリーズ」なので、またゆる〜く書いてまいりますよ。

テーマは

「忍耐女子の婚活が「相手を受け入れる修行」になりかねん、という笑えない話」

いきなりちょっと真面目に書きますけど・・・

婚活って、本来は「相手を知る場」なんですよね。

まぁ、当たり前といえば当たり前なんですけど。

この人と一緒にいて自然か。
無理がないか。
ちゃんと話ができるか。
私はこの人といて、心地いいのか。

本来は、そういうことを確かめていく場なんでしょう。

しかし、忍耐女子の婚活って、気づいたら違うものになってることがあるわけですよ。

「私はこの人が嫌じゃないか」じゃなくて、「相手が私を嫌じゃないか」を、ずっと見てる。

で、その結果、婚活がだんだん

「相手を受け入れる修行」

みたいになっていくというね。

いや、この話、本当に笑えないというか、本当にしんどい話なのですよ。

ちゃんと真面目にパートナーを大切にしたいと願っている忍耐女子さんほど、そうなりやすいので。

今日はそんな話をしれっと書いてみます。


婚活なのに、「相手が嫌じゃないか?」を気にしすぎる

婚活で相手を見るとき、本来なら、

  • 私はこの人といてどう感じるか
  • この人の話し方は自然に入ってくるか
  • 無理して合わせていないか

こういう視点もあっていいはずなんですよね。

でも忍耐女子の皆さまは、そうじゃない。

「相手が私を嫌じゃないか?」

この一点を凝視されているようなのです。

「えー、そんなことないって、私。相手は選んでるもん。」

そんな声が後頭部あたりから飛んでくるのは、きっと僕の業の深さの仕業なのでしょうが、いや、そりゃそうでしょ、という話でございまして。

・・・ねぇ。

「あ、この人いいな」と思った途端、意識が変わりませんか?

  • この言い方で大丈夫かな
  • このタイミングで返事して平気かな
  • 断ったら感じ悪いかな
  • 誘ったら迷惑かな

そんな思考が渦を巻いて、そのうち変な気圧変化でも起こすんじゃないか。

そんな様相を呈している忍耐女子さん、僕は知らないわけじゃございませんよ。

とにかく、相手の嫌・不快・負担を先に見積もる。

その見積もりの早さは、どこかの保険会社の査定かと思うぐらい早い。

・・・もとい、それ自体は思いやりでもあると思うんです。

ただ、婚活の場でずっとそうしていると、自分がくるくる回ることになりかねません。

この時点で、婚活の立ち位置がちょっとズレはじめているのかもしれません。


断れないのも、誘えないのも、「嫌じゃないか?」

忍耐女子の婚活で起きやすいことって、いろいろあります。

たとえば、

  • そこまで気が進まない誘いを断れない
  • 会ってもしっくりこないのに、もう一回ぐらい会う
  • 自分から誘いたいのに、迷惑かもと思って動けない
  • LINEの頻度もテンションも、なぜか相手に合わせ続ける

これ、全部の根っこが同じ心理、なんて暴言は吐くつもりはございません。

いろいろな事情があってそうなっているのでしょうね・・・。

ただ、多くの忍耐女子は、どこで訓練を受けたのか知りませんが

「相手が嫌じゃないか」

を基準にしている感じはあるんです。

断れないのも、相手が嫌な気持ちにならないか気になるから。
誘えないのも、相手の負担にならないか気になるから。

その気持ち、わからんでもないんですよ。

むしろ、わかる。

あたしも長い間「相手が嫌じゃないか」という基準で行動していましたからね、おっさんですけど。

ただ、それがずーっと続くと、婚活が

「相手に(とって都合のいい?)合わせられる私でいられるか確認する場」

になりかねんのです。

まさに修行。

なんのためにそんなことをしているのか、その理由さえわからないまま・・・。

「あたし、どんな角度からでもあなたを受け止められます」って、すごい話ですが、

それ続けると、自分消えませんか?


その結果、婚活が「受け入れる修行」になる

ここからが、忍耐女子らしさ全開の話なんですが。

なぜか忍耐女子のみなさまは

「相手のことを知る前に、相手を受け入れようとし始める」

という不可思議ムーブを見せることがあるのですな。

相手を知らずにどう受け入れるんじゃい、というツッコミが入りそうなところなんですが、忍耐女子の皆様は

「なに言ってんの、突っ走りながら相手を知って、もっと受け入れたらいいのよ!」

なんて、まるで体育会、いや、現場出たとこ勝負感満載な方も少なくないのです。

たとえば、

  • 会話があまり噛み合わなくても「私が狭量なのかも」と思う
  • 相手の言動に違和感があっても「まぁ、こういう人もいるよね」と流す
  • 相手の態度が雑でも「きっと疲れてるだけかも」と解釈する
  • 条件面で迷っても「私に受け入れる器が必要なのかも」と考える

本来は「この人と私は合うのか」を見ているはずなのに、いつの間にか

「私はこの人を受け入れられる人間か」

のテストになる忍耐女子のみなさま。

・・・いや、おっしゃってることは、確かに愛に満ち溢れているようにも思えるのですが。

それはあなたの器の話じゃないのでは?(相手との相性の話じゃ?)

繰り返しになりますが、止めはしませんよ。

それがどうしてもやりたい、とおっしゃるならば。

ただ、今、婚活されてんですよね?

修行じゃないですよね?

しかも、この修行、あんまり悟れないやつかも、ですけど・・・。


忍耐女子が見落としやすいこと

まぁ世の中には婚活に関するイメージがさまざま転がっておりますけどね。

婚活って、戦場でも、相手を切り捨てる場でもないと思うんです。

いや、実際、合法的なストリートファイトの様相を呈することもあるのかもしれませんが、違うと思うんですね、そこは。

ご縁がある方と出会う場所、ですよね?

つまり、

相手を切り捨てる場じゃないなら、相手を全部受け入れる場でもないはずなんですよね。

ここ、意外と大事でして、今からかなり重要な話をゆるく書きますよ。(目を凝らしてご覧ください)

優しい価値観って、シビアな価値観のカウンターとして存在することもあるのですよ。

人はみな、世間という戦場を歩いているのだから、私はそこでオアシスになる、みたいな。

いや、いきなり”泉”になってどーする、という話でもあるのですが、その優しさはシビアさへカウンターになってないっすか?と、僕は時々思うのです。

これは悪意のない、そして分かりにくい、価値観の分断・対立なんです。

そうじゃなくて、

「それはそれ、これはこれ」

と考えてみることがおすすめ。

確かに、婚活や世間のあり方がシビアであっても、

いちいちカウンターの位置を取るのではなくて

「それはそれ、私は私なりの優しさを持っている」

でよくないでしょうか?

価値観の対立が良くない、という話ではなくて、

そのあたりは”違いを認めておけばいい”ですよね、と。

分断されている価値観と自分の立ち位置。それを作る見えない背負い込み

ここ、自分の立ち位置の問題、というか、スタンスの話なんです。

この手の話、結構多いんですよ。

たとえば・・・

「私は今までの男にほんっと優しくされなかったから、優しい人になるの」

いいんです、その気持ちは。

ただ、「あなたに優しくしなかった男を背負わんでもいいよね?」という話なんです。

ここに見えない「背負い込み」があるんですけどね。

この背負い込みを下ろさない限り、「私は優しい人であるべき」という気持ちは消えないですよね?

そう。

多くの忍耐女子が見落としやすいのは、

「あたしは何を背負って忍耐女子やってるのか」

なのです。

婚活でも、私は何を背負って「相手が嫌じゃないかな?」と気にし続けているのかを知ることがポイントなのです。

相手が嫌じゃないかばかり見ていると、だんだん

  • 私は嫌だったのか
  • 私は疲れていたのか
  • 私は本当は違和感があったのか

このへんが、よくわからなくなってくることがあります。

それはまるで、料理中に味見をし過ぎでよくわからなくなることに似てますよ。

そう、忍耐女子の婚活疲れは「相手が嫌じゃないかな?」の前提に成立しているらしい

「何を背負ってんだい?」

という部分に起因してることが少なくないのです。


じゃあ、どうしたらいいのさ

ここでいきなり

「もっと自分軸で!」
「自分を優先して!」

みたいな話になっても、よくわからんと感じる人もいると思うんですよ。

なぜなら、あなたが背負っている「自分のにとっての負の人間のイメージ」がテーマだからです。

たとえば、「なんでも自分本位ですぐ断る人間」を、

「それはそれ」ではなく、

「そうなってはいけないもの」として背負っているイメージ。

だから、

  • 断る=冷たい
  • 誘う=自己中心的
  • 違和感を出す=心が狭い

みたいな変換が、心の中で勝手に起きやすい。

いや、実際はそんな単純な話でもないんですけど、婚活の現場では案外こういう“脳内雑変換”が起きてるケース、結構ありますよ。

その結果、

「相手が嫌じゃないか」
「迷惑じゃないか」

を延々と確認し続けることになる。

そりゃ疲れますよね・・・。

婚活で疲れるというより、“相手を不快にしない私”を維持し続けることに疲れる、と言ったほうが近いのかも。

相手が嫌じゃないかと気にしすぎるとき、私が背負っているものに着目せよ

ただ、ここで大事なのは、いきなり「もっと自分勝手になれ」でも「もっと断れ」でもない。

それはある意味”逆効果”を生みそうでね・・・。

まず見ておきたいのは、

あたしは、何を背負ってまで“嫌じゃない私”でいようとしているのか。

たとえば、

  • 冷たい人だと思われたくない
  • 面倒な女だと思われたくない
  • ワガママだと思われたくない
  • 感じ悪い人になりたくない

その気持ちがあるところで、

「一体誰を意識して、誰を背負ってんだい?」という視点は持ってもいいかもしれない。

じゃないと、婚活のたびに、そのイメージと内なる戦いが頻発します。

逆に言えば、背負っているものが見えると、婚活は“修行”から“出会い”に戻りやすくなるわけですね。

そのへん、わりと本気でそう思っております。

かつ、そういったカウンセリング、結構得意です。

ただ、背負っているものは基本「自分では見えない」ので・・・

誰か見える人に見てもらってください(笑)

こう書くとまるで悪魔祓いのように思えますが、これも認知や価値観の話ですねん。


今日のまとめ

忍耐女子の婚活が「相手を受け入れる修行」になるのは、何かしらの背負い込みの影響があるのかも、という話。

そして、背負い込んでいる人ほど、

「私はこの人が嫌じゃないか?」より先に、「相手が私を嫌じゃないか?」を見すぎる。

そして、背負ってるものに気づけると、相手の評価だけじゃなく、自分がどう感じているかがより分かってくる

ある人からこんな話を聞いたことがあります。(掲載許可をいただいた話の一部です。)

「浅野さん、私気づいたんです。今の彼、本当は好きじゃかったんだって・・・。」

確かにこの気付きは重い。

反面、自分を取り戻したということなのかもしれません。

また真面目に書いてしまいましたが、そういう話でございました。

どこまで真面目に書いているかさっぱりわからない”忍耐女子シリーズ”厳選バックナンバーはこちら

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浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたのに、どこか噛み合わない」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 正しさや結論だけを急がず、今どこに立っているのかを一緒に整理する個人セッション(カウンセリング)が人気。 キャリア16年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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