匿名さん、いつもご覧いただきありがとうございます。
なるほど、コレは切ないご質問だなって僕も思います。何か参考になればと願いを込めつつお答えしたいと思います。
涙の意味って?
僕は「涙を流す」って大人に許された感情表現の一つ、だと思うんですね。
辛い時、悲しい時、苦しい時・・・なかなかね「つらいってばー」「かなしいんじゃー」「くるしいだがやー!!!」と暴れたり叫ぶこともできませんしね。
だから涙は心の浄化、感情の解放、と考えていいと思いますよ。
ただ、そうは言えども、職場などで涙を流したり、日常生活で泣くとなると、人目も気になりますし、人によっては困ってしまったり、驚いたりされる方もいるかもしれないですからね。
なかなか「日常生活の中で涙を流す」って難しいのかもしれませんし、泣くこと自体に抵抗があるかもしれませんね。
※だから僕達カウンセラーやカウンセリングルームは、皆さんの駆け込み寺的存在でありたいと思うんですね。遠慮せず駆け込んでいただければと思うんです。
さて、お話を読ませていただくと
感情が溢れてしまうトリガーは、ある事象が目の前に起こると、その事象から「自分はいらない。必要ない」とオートマチックに思ってしまい、自分ができない、その仕事をできる能力がない、役に立たない。だから私はいらないんだな。と思って自分で自分を責め、それに耐えられなくなるようです。
なるほど、ちゃんと感情のトリガーが分かってられるんですね。
「自分はいらない、必要ない」という感情はおそらく無価値感ですね。
この感情は一人で抱えていると超苦しいんですよ。ひどい気分になる感情ですから。
そして無価値感ゆえに「自分はいらない存在だ」と思えば、人前でいてもたってもいられなくなる。傷つくと思うからですね。そして、万が一、私は役に立っていない、人の迷惑になっている存在だと感じていれば、そりゃここから逃げたしたくなるかもしれません。
ここでは強い自己攻撃が起きますね、自分を責めちゃう可能性が高い。
だから・・・こんな言い方になると誤解があるかもしれないけど、匿名さんはめっちゃめちゃ頑張っているんだと思います。よく踏ん張っているというか。
しかしそれにも限界がありますよね。頑張って踏ん張ってきたから限界が来るわけですから、ちょっと対策を練りたいところです。
とりあえずは・・・仕事中、少しでもいい、自分の気持ちが落ち着ける場所を探して、そこで5分でもいいから一人になってフーっと一息つけるといいですね。それだけで少しは気持ちが落ち着きます。
あとは、「今できることをする」です。
できないことはできないのだから、それは誰だって一緒。妙な比較や競争心が出ても、ちょっと落ち着いてできることをやろう、わからないことは学ぼうと思うといいかもしれません。
ただ、あまりに辛くてそれでもおっつかない場合は、カウンセリング、考えてみてください。とにかくゆっくりとでもマインドを解放して癒やせば、気持ちも上がってくると思いますよ。
・・・あなたはどうやら、人の役に立ちたい、人のために動くことができる人のように僕は感じています。
そうじゃなきゃ、ここまで会社で辛い気持ちを感じないはずでしょう?どうでしょうか?
だから一人で戦わなくて大丈夫ですよ、うん。
***
ではどうしてこういったネガティブな思いがあなたに必要なのか?
ここがもっと根本的にあなたの癒しをすすめるポイントになるかと思います。
私には、その2人が何でそこまでしてくれるのかよくわかりません。ただ、私が一方的に頼っているだけなのに。私に価値があるからなのかもしれませんが、仮にそうだとしても実感として湧いてこないです。もちろん、私に価値があるだなんて思ってないです。足を引っ張るだけの何もできない人間だと思ってます。
匿名さん、ずっとこうやって自分の居場所をなんとか確保してきたんですか?
自分の価値を横において、
人と付き合ってきたんでしょうか?
だとしたら・・・切なかっただろうなぁと僕は思うし、たくさん遠慮してきたのかもしれないし、自分の身の置き所が分かんなくなるかもしれないなぁ、と想像しています。
ただ、コレは一つの可能性なんですが
そのあなたの苦しい感情、もしかして「誰かの為に引き受けている」こともあれば、「その苦しい感情を人の代わりにしている」ケースもあるんですよ。ちょっと難しい話ですけどね。
人は誰しも無価値感を持っているでしょうが、ここまで強い感情になっている場合、あなたが誰かを助けるために無価値感を感じ続けている、なんて心のロジックがあったりもするんですよ。
私よりも価値がない人を作らないために、私が最もひどい感情を引き受ける、といったイメージで。
私が最も無価値だと感じていれば、みんなが救われるようなイメージ。
だとすれば、この方法があなたの人への貢献になるでしょう。
が、あなたが価値ある存在だと感じてしまうと、誰かを見捨てたり犠牲させることになる、そんなイメージが浮き彫りになるかもしれない。
だから、自分を評価できない、してはいけないという心のルールを持った人も実際にはいらっしゃるので。
そしてその根っこは、あなたの優しさか忍耐ではないか?とも・・・。
もちろんあなたがそうだとは言い切れないので、参考意見程度に聞いてほしいのですが、ここまで強い感情が出ているなら何かしらの理由があっても不思議ではないな、と僕は思うんですね。
だから、もし実際のカウンセリングでなら、あなたの今までのプロセスや家族などのことについて伺わせていただくことになるかもしれませんね。
私には、その2人が何でそこまでしてくれるのかよくわかりません。ただ、私が一方的に頼っているだけなのに。私に価値があるからなのかもしれませんが、仮にそうだとしても実感として湧いてこないです。もちろん、私に価値があるだなんて思ってないです。足を引っ張るだけの何もできない人間だと思ってます。
コレがあなたの世界で起きている現実の一つでもありますね。
相手がなぜ助けてくれるのかは相手の意志です。だからそこはコントロールなんてしなくていいですよ。
ただ私を助けてくれる人がいる。それがあなたの持っている影響力なんでしょう。
そこは・・・受け取れるようになるといいですよね。
この状態が続き、その信頼している2人につらいと言い続けることで、だんだんその2人が私のことを嫌になり、嫌いになられてしまう。距離を取られてしまう。見捨てられてしまうのではないかと思ってしまい、それがいちばん怖いです。やっと信頼できる人に会えたのに、その人に見捨てられるのがいちばん怖い。
それ、あなたの投影かもしれませんよ?
今のままの自分を自分が嫌っている。だから自分が自分に愛想を尽かしてしまうイメージを人に写してしまうのです。だから人にありがとうが言えなくなて、ごめんなさいと思うようになる。
ここで人との距離ができるので、助けてもらったら「本当にありがとう」と勇気を持って伝えまくりましょう。コレもあなたの癒しにつながりますよ。
そして、今はもっと自分をいたわったり、強い感情があるなら手放すためのアプローチを考えてみてください。
先に書いた方法で上手に職場で過ごすこともいいですし、自分を認める、ねぎらう、褒めることも大切ですよね。
とにかく自分を否定的に見るとちょっときつい状況そうなので、自分に優しく、自分をいたわる方向がおすすめです。
本当の幸せを見つめる・見つけるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。