恋愛の心理学

【終わった恋に執着しない】「幸せだったあのころの思い出」を手放す

「幸せだったあのころ」が忘れられない

昔を思い出している女性実際のご相談の中で、

「私が幸せだった経験(あの頃)」というものが忘れられない

と伝えくださる方って少なくないんですよね。

「終わった恋に執着しない」と思っても、幸せだったあの頃の私が忘れられない、というお話も伺います。

今日は恋愛に関する執着の中でも

「幸せだったあのころの思い出」

に関する執着について扱ってみたいと思います。

よろしければお付き合いください。

※執着を手放すことに関する要点解説は以下の記事にありますので、こちらも参考にしていただければ幸いです。

手放しのシンボル
執着を手放す 〜執着と手放しの要点解説〜執着の手放すと私が自由になる 「執着」という言葉ってどこかネガティヴに響きやすいようで だからこそ「執着を手放す」という言葉にも...

※また、僕が監修を担当したリクルート社・セキララゼクシイさまの記事もご覧いただければと思います。

執着心とは?執着が強い人の特徴と手放す方法を解説!診断表も

終わった恋に執着しない〜過去の思い出がいつまでも消えないとき〜

僕たちは「幸せだったあの頃の思い出」にしがみつくことがあります。

これも一つの「執着のかたち」なんですね。

一般的に恋愛における執着は「好きだった人に向けられる」と解釈されることが多いようですし、実際にそのようなお話を伺うことは多いです。

だからこそ、彼がいなくなった事実が辛いものになることもありますし、もう一度彼を振り向かせることで「あのときの私に戻りたい」という思いを持つ人も少なくないんですね。

ただ、このような執着って、一見すると「元カレに対するもの」のように感じるものでも

実際は

「幸せだったあのころの思い出」

「幸せだった私」

「今までとは違う自分になれた経験」

そんな過去の記憶への執着だったという場合も少なくないのです。

どこか自分の記憶の中で「過去の自分」にしがみついていて、今の自分と比較しては失望や自責の念を感じている、というね。

 

実際、「元カレや終わった恋に対する執着」のお話を伺うとき

僕から「今も彼が好きなんですね」と伺うと

ちょっと間が開いて

「でも、そうでもないような気がするんですけどね」

とお話しいただく方もいらっしゃいますよ。

このような場合、僕は「彼じゃなく、私か、記憶への執着かな?」と勘ぐることもしばしばです。

忘れたくないのは「心から彼を愛せている自分」

ちょっと話はそれますが

長く寄り添ってきたパートナーを亡くされた方から、こんなお話を伺ったことがあります。

「浅野さんね、私、今までは夫がいたから、時々大変だなと感じる食事の用意やお洗濯も、今までだったら手を抜かなかったんですね。

でも、夫を亡くしてから、自分のためだけに食事を作るとなると、時々億劫になるんですよ。

やっぱり私、寂しいんでしょうか。気力がでなくって。」

これは「愛する人・与える対象」を失ったことで感じる「行動動機の喪失」とも言えます。

が、これは

「いつも夫のために与えていた私」
「夫や家族に愛を注いでいた私」

そんな自分を喪失している状態だとも言えるんです。

つまり、忘れたくないのは「心から彼を愛せている自分」なのかもしれません。

それもきっとあの頃の思い出、その中にいる私なんでしょうね。

「幸せだった思い出」への執着を手放すには

もし「幸せだった思い出」を手放して行くことを考えるならば

「幸せだった思い出」を、心のなかで完了させ、手放すことが求められます

ただ、それは

「もうあの頃は戻ってこないんだ」
「あの幸せは終わったんだ」

とネガティブな意味合いで自分に言い聞かせることではないんですよ。

実際、ご相談の中でお話を伺うとき

「もう終わったんだ、あの頃は返ってこないんだ」

と言い聞かせようとされている方とたくさん出会います。

でも、それ切なすぎません?

おそらくそうするほどに記憶は蘇り、なかなか消えてくれないかもしれません。

 

なぜなら、「幸せだった思い出」は

無理やり終わらせようとするものではないからですよ。

むしろ、大切に、丁寧に扱って、昇華させていくものなんです。

 

理屈っぽい話をすれば、

幸せだった思い出を無理に忘れようとすればするほど

「禁止の心理」の効果が働きます。

「私たちは心のなかで禁止したものにより興味を持ってしまう」ので、より忘れられなくなってしまうんですよ。

※禁止の心理については↓の記事で詳しくご紹介しています。

心理学講座のシンボル
禁止(タブー)の心理 〜心理学の用語解説〜忍耐女子さんが持つタブーとは「自分を表現してはいけない」。自分の願い、気持ちを我慢して表現しない生き方を続けているのです。そうしているうちにセルフイメージがネガティブになるから、更に忍耐することになるのですよね。...

「幸せだった思い出」は丁寧に解き放つもの

つまり、幸せだった思い出は

無理に否定せず、幸せだった頃の気持ちに浸りこむのでもなく

「あんな素晴らしい思い出があったよね」と大切に扱ってみてほしいのです。

幸せだった思い出の中にいる「私」に、「よかったね」と声をかけてあげてほしいのです。

そして、幸せをくれた彼やその時間に心からの「感謝〜ありがとう〜」を伝えてみてほしいのです。

昔のことを思い出さないようにすることは過去の否定なんです。

そうじゃなく、認めて、感謝で完了させることがポイントなんですね。

最後に

もし、あなたが幸せだった頃の記憶が忘れられないのであれば。

一度勇気を持って向き合ってみるといいでしょう。

あの頃の私に浸り込んで今を忘れてしまうことこそ、執着なんですよね。

だから、あくまで「今の私」をいう意識を持ったまま取り組んでみてくださいね。

じっくり気持ちの整理をしていくと、心が落ち着きますし、よりスッキリとした気分になると思いますよ。

 

※「恋愛での執着とはなにか」については以下の記事に詳しく書いていますので参考にしていただければ幸いです。

愛情と執着の違いについて愛情と執着の違いについて今日はまとめています。そもそも執着とは「自分のためになにかにしがみついている状態」で、相手を愛している状態とは全く異なるものなのですよ。...
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