心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
僕は一昨日から大阪で講座・セミナー三昧の毎日。しかしまぁ・・・今日の大阪の最高気温予報、凄いことになってます。体温超えてますよね。
それでは今日のコラムです。
よろしければお付き合いください。
忘れられない「彼」にまつわるご相談。
つまり、別れた彼が忘れられずに、なかなか次の恋に踏み出せない、というお話は、僕の経験上たくさん伺うわけです。
本当に大好きだったからこそ忘れられない。心残りで、なんだか忘れたくなくて、今も思い出す感じでしょうか。
ただ、お話を伺っていると「私が幸せだった頃」というものが忘れられない、だから次になかなか進めない、というお話も伺うんですよ。
むしろ、もう一度彼を振り向かせることであの感覚を感じたいという意志をお持ちの方も少なくないんですね。
だから、僕から「そんなに彼が好きなんですね」と伺うと、ちょっと間が開いて「んーでもそうでもないような気がするんです」とお話しいただく方もいらっしゃいますよね。
確かに元カレのことが好き、といえばそうなんだろうけど、そこまで彼のことはもう・・・とも思う。
この場合、どこか「元カレに執着している」というより、「恋」、もしくは「あの頃恋をしていた私」に執着しているとも考えられなくないんですよね。
いわゆる「ロマンス」に執着している、とも言えますし、幸せだった「あの感覚」に執着している、といえるのかもしれません。
では、どうしてこういった感覚が生まれるのかといいますと。
いろいろ理由は考えられるんですけれど、あなたがロマンスをどれだけ感じてきたか?十分感じてきたか?そういった部分が僕は気になることが多いですね。
例えば、お父さんと距離があった、不信感があった、であるとかね。
お母さんとの関係に葛藤したり、お母さんがコントローラーであった、やけにドライに接せられた、ゆえに早く自立した、のような理由。
どこか子供時代に感じられなかったロマンスって、やっぱり貴重なんですよね。
ずっと我慢していたものが恋によって手に入り、しかし、いろいろあってまた手放すことになったとき。
彼、の存在も大きいのかもしれないけれど。
貴重なのはその「ロマンス」になることは確かに考えると筋の通ることかもしれません。
そうすると、心の奥底の方から「自信」「安心感」が感じられ、よりロマンスを手にすることが容易になっていくこともあるんですね。
手に入らないと思っていたものが、実は手に入るのだと思うだけで、心は安定するし、焦らず恋をすることもできますからね。
その上で、今までにあったロマンスにちゃんと決着をつければ、次のステップに進みやすくなるといいますか。
どこか気づかないところで「ロマンスを渇望している私」がいる。
ただ、一つの罠としては「ロマンスを渇望している私」を恥じてしまっている方が多いかも?ということ。
だから普段は、寂しくても、かかわり合い・ふれあいが欲しくとも、無くても平気なふりをしているし、多くを求めていないふりをしている可能性があるんです。
これ、全く恥ずかしいことではないし、むしろ一人で頑張って生きてきたということなんだろうと僕は思うんですが、しかしなぜか「普段求めること自体に恥を感じる」方ほど、こういった「恋・ロマンスに執着する」ということが起きやすいようですね。
それに気づいて、ちゃんと私の内面をトリートメントすることも大切なのかもしれないですね。
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