こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

「彼は優しい人なんです」

「困っている人を見ると放っておけないタイプで」

「でも、なぜか私の前から去っていきました」

そんなご相談をいただくことがあります。

女性を助けたい。
人の役に立ちたい。
支えたい。

一見、とても誠実で、あたたかい男性です。

なのに、なぜ親密になろうとした瞬間、距離を取るのでしょうか。


「ヒーローでいたい」という立ち位置

女性を助けたい男性の多くは、
とても責任感が強く、真面目で、優しい人です。

一節では「いい人系のロックマン」などと呼ばれることもありますが、
本質はもっと単純かもしれません。

「役に立てる自分」でいることで、安心している。

助ける側。
与える側。
支える側。

この立ち位置にいる限り、彼は自分の価値を感じられます。

しかし、親密な関係になるということは、
「支える側」だけではいられなくなる、ということでもあります。


対等な関係が、実は一番むずかしい

恋愛や結婚は、本来、対等な関係です。

助けることもあれば、
助けられることもある。

強い日もあれば、
弱い日もある。

ところが、「ヒーローでいたい男性」にとっては、

  • 頼る
  • 甘える
  • 弱さを見せる

こうした行為が、どこか居心地の悪いものになることがあります。

なぜなら、弱い自分を見せる位置に立つことに慣れていないから。

いや、助ける使命から降りたヒーローなんて、ただの売れない俳優だと思っているかも。

よって、あなたの前からつらそうな顔して去ろうとします。

君は悪くない、僕の問題だ、と言いながらね。


去るのは、冷めたからとは限らない

女性が少し不安を見せたとき。

将来の話が出たとき。

「一緒にいたい」とまっすぐ伝えられたとき。

彼の中で、静かに葛藤が起きることがあります。

自分はこの人を支え続けられるのか。
役に立てなくなったらどうなるのか。
弱い自分を見せたらどう思われるのか。

そうした葛藤を抱えたまま、
彼は「去る」という選択をすることがあります。

それは、愛情がなかったというより、

ヒーローでいられない位置に立つ怖れだったのかもしれません。


よくある立ち位置のズレ

女性側の立ち位置:

「支え合える関係になりたい」

男性側の立ち位置:

「支える側でいられないなら、距離を取る」

ここが噛み合わないと、

女性は「私が重かったのかも」と感じ、
男性は「自分は向いていない」と感じる。

どちらかが悪いというより、
立っている位置が違っているだけなのかもしれません。


あなたはどうしたいですか?

もし、ずっとヒーローでいようとする彼の前で、

あなたが無理をしたり、彼に合う自分でいなければならないとしたら。

その関係は、少し息苦しくなるかもしれません。

そんなときは彼を変えるよりも、自分がどの立ち位置に立ちたいのか。

そこを静かに見つめることが、結果としていちばん誠実な選択につながることもあります。


まとめ

  • 助けたい男性は優しい人であることが多い
  • しかし「与える側」にいないと不安になる場合がある
  • 対等な関係が怖くなることがある
  • 去るのは冷めたからとは限らない
  • 問題は依存ではなく、立ち位置のズレかもしれない

彼がヒーローでいたいのか。

それとも、ヒーローを降りられるのか。

その違いは、時間をかけて見えてくるものかもしれませんね。

もし今、同じようなことで迷っているなら、
一度、立ち位置を整理してみるのもひとつかもしれません。

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浅野寿和 | 心理カウンセラー・トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 相談しなくても日常が回っている。でも、どこかしんどい。そんなとき、丁寧にあなたの生きづらさやお悩みをほどいていきます。 キャリア17年・臨床10,000件超。東京・名古屋・オンライン対応

彼の言動の意味が分からないとき、本当に困ってしまいますよね。

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