恋愛の心理学

別れた彼への後悔ばかり考えて何も手につかないときの処方箋

別れた彼のことばかり考えてしまうのは罪悪感ゆえである

さて、ついつい「別れた彼のことばかり考えてしまう」にも理由があります。

端的にその理由だけを書けば「罪悪感」の影響となります。

この罪悪感は、他人基準のものではなく、あくまで自分基準のもの。だから、友達に「よく頑張ったじゃん」と言われてもちっとも自分を許せないなんてことがおきます。

「誰かにとって過去の私はどうか」ではなく、「自分にとって過去の自分はどうか」という視点でしか捉えないので、まぁ自分が許せなくなるんです。

つまり、「あのとき、私がこうしていたら」という思いは、自分で選んだ自己攻撃だということなんです。

何故私はあのとき、もっと彼のことを理解できなかったのか。

どうしてあのとき、もっと自分の愛情や気持ちに素直になれなかったのか。

何故私はあのとき、彼の気持ち(愛情)を受け取れなかったのか。

そういった後悔の念がその当時の自分を責める理由になっているような状態なのです。

かつ、この自己攻撃は「本気で好きだった」分だけ強くなります。いわば「本気で好きだったのにどうして私は」と思いやすいわけです。

なので、なかなか自分を許せない状態になり、かつ、そんな自分の本当の気持ちを誰か(代替は元カレ)に理解してほしいという思いを残しつつも、しかしそれはもう望めないし望んじゃいけないと思うような、なんとも切ない状況に陥るわけです。

だから、仕事に没頭している時間、なにかに夢中になっている時間だけ、自分のことを責めなくて済むわけでして、その時間だけ楽になる、つまり「別れた彼のことを忘れられる」というわけです。(それも一つの緊急避難的な自分の扱い方なんですけどね、ずっと続けると苦しくなるんでね。)

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