忍耐女子が引き起こす「癒着」を解決して幸せを手に入れる方法
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日はこのサイトではおなじみの”愛深き忍耐女子”と「癒着の心理」についてのコラムです。

大きな喧嘩があるわけでもないし、嫌われている感じもしません。
でも最近、一緒にいるとどこか気を張っている自分に気づくようになりました。
彼の機嫌を気にしたり、「これは言わないほうがいいかな」と言葉を飲み込んだり、気づくと、彼に合わせることばかり考えているんです。
夜ひとりになると、
「このままでいいのかな」「本当は、私ちょっと無理してないかな」
そんな考えがぐるぐるして、なかなか眠れない日も増えました。
友達に話すと、
「もっと楽な恋愛していいんじゃない?」「そんなに我慢する必要ないよ」
と言われます。
頭では、たしかにそうだと思うんです。
でも、「じゃあ別れよう」と考えた瞬間、胸の奥がギュッと苦しくなって、心がザワザワしてきます。
彼を失うことが怖いというより、
「私が離れたら、彼はどうなるんだろう」「私が見捨てるみたいにならないかな」
そんな考えが浮かんでしまって。
結局、
“しんどい” という気持ちよりも、“私が我慢すればいい” という考えのほうが勝ってしまうんです。
一言でいうと、別れたいわけじゃないのに、このまま続けるのもしんどい。
でも、自分から離れることだけは、どうしてもできない。
そんな状態なんです。
これまた、愛深き忍耐女子の皆様から僕がうかがう事が多いお話の一つでございますね。
自分が幸せじゃないと思う恋愛(結婚)ではなく、幸せな生き方を選びたいんだけど、別れられないし、別れることに抵抗感をすごく感じる、というお話。
そこで今日は「忍耐女子と癒着の心理」をテーマに、自分の望む恋愛や幸せを選ぶためのプロセスについて解説していきたいと思います。
※癒着に関する詳しい心理解説はこちらにありますので、こちらも合わせてご覧ください。
Index
忍耐女子×癒着=自分のための選択ができなくなる
こういったお話の背景には、
まぁまぁ心理的な癒着があることが少なくないんですよね。
「癒着があるところでは、自分のための選択ができなくなる」。
これ、ゴリゴリな鉄板法則です。
癒着があると、自分にとっての幸せを選んだり、自分のために何かと別れたり、
手放すことができない、もとい、やろうとすると心が激しく軋むので無理、となるのです。
癒着って「罪悪感や恐れや孤独感によって生じる事が多い」ので、
- なぜか「本来、自分が引き受けなくていい罪悪感や恐れ」などを
- なぜか「それは感じたくない」と思うようになり(他人の感情なのにね)
- 「罪悪感や恐れを感じないように頑張らなきゃ」と思って頑張り始める
という不思議な状態を作るんですよ。
よって、
「彼と別れたいんだけど、それがすごく悪い事のように感じる」だとか
「彼と別れるとすごく孤独になるようで怖い」といったお悩みになる。
これ、逆説的に捉えれば
- それって今、相手と癒着してそうですね?
- 自分だけじゃなく相手の感情も結構引き受けていませんか?
という状態を示すってことなんでございます。
基本的に「気合と根性で愛する」愛深き忍耐女子の皆様って
「あたしのフルパワーで愛すれば、どんな男だって溶けるはずやねん!だって、愛は世界を救うから!」
と、目に見えない黄色いTシャツをまとい、募金活動に勤しむ・・・訳ではないにせよ、
「ちょっともうしんどい」と思える恋愛でも、
自分の愛情次第でなんとでもできる、と思っている人が多いんですよ。
うん、それはすごいパワーだ!と僕も思うわけでございます。
それで幸せだとか、自分が納得できるとしたら、僕から何も言うことはない、という感じなのでございます。
ただ、
「・・・この愛し方を続けていたら、私が持たないし、私が幸せじゃない」
と思うなら。
それはようやく忍耐女子さんが「私を大切にしたい」と思いはじめた兆候なのですね。
癒着は罪悪感や恐れ、孤独や分離感で起こることを理解いておこう
そもそもですね。
癒着は、「罪悪感、恐れ、孤独、分離感など」から生じることが多いんですよ。
たとえば、
- 自分は未熟すぎる人やから、頑張らなあかん、とか。
- なにか悪いことが起きそうやから、相手と張り付いておかなあかん、とか。
- 孤独になるのが嫌だから、相手と癒着しておくことが癖になっている、とか。
「私は人と違って〇〇だから、愛してくれる人を手放さないように癒着しちゃう」
まぁそんな事が起きているわけでございますな。
かつ、癒着って、
「相手のことが好き・離れたくない」
という気持ちがあるところで起きるんですよ。
さほど興味のない対象(例:近所のおっさんや、心の小難しい話をするおっさん≒浅野のこと)には起きにくいってことでございますね。
だから、癒着していることがあかんと思うことは、僕は必要ないことだと思うんです。
が、癒着は罪悪感やら孤独感やらで生じているので、自分が幸せを実感しにくいものであり、自己犠牲を引き起こしやすいものでもあるんですね。
なので、自分の幸せを選ぶため、自分の人生を生きるために、癒着を手放すことに価値があるという感じなんです。
つまりは、自分が自分の望む人生を送るため、その覚悟を実現するため、って話なんでございますよ。
もちろん、癒着が当然のような日常を送っている中で慣れてしまえば、それはそれで気にならんという場合もあるのかもしれませんけどね。
忍耐女子が癒着を手放して自分らしい人生を生きるために
ということで、この手のお悩みを持っている忍耐女子さんは
「愛深き」という冠部分を残して、「忍耐女子(犠牲的な側面)」を手放していくと
いいことが起きるみたいです(笑)
罪悪感などを手放す、溶かす、なんてことがいい感じになるわけでございます。
そして、自分の中の深い愛だけ残す・・・。
なんて素晴らしいんでしょう♡
つまり、「自分はとても素晴らしい思いを持っているんだよね」とまでは思えなくても
「うん、今の私いい感じ」
「私にはこんな優しさがあったんだよねー」
そんな自覚を深めるといいんじゃないか、と。
このとき、特に取り組むとよいことが、「過去の再評価」。
癒着があると、私が相手を背負ったり、犠牲的に愛することが「正しい」と思い続けることになってしまう。
ただ、今、「癒着」という言葉を知ることで、
「・・・え?私って間違った?」と思うようにもなるのでしょう。
でもね、誰もそんな事は言っていなくて(笑)
癒着だろうがなんだろうが、
あなたが誰かを大切に思った気持ちに嘘はなかったのなら、
それでいいと胸を張れ!
と僕は強く背中を押すわけでございますね。
ただし、今まで通り動くと、もはやあなたが”燃えカス”になる恐れが・・・・。
愛し方や関わるスタンスはちょっと変えましょうね、という話です。
なので、
- 自分の過去に対する再評価、
- 過去に感じた感情を消化する、
みたいなプロセスを使いながら、自分を見つめ直すことがおすすめではあるんですよ。
要は、「あたしって今も昔もいい女やんな〜」で大丈夫。
100人乗っても大丈夫、と同じでございますね。
ここをきちんとやんないと、
「また好きな男のために忍耐して苦しんでブチ切れる(自分をこっぴどく責める)」
みたいな強行突破モードのスイッチが入ってしまうこともあるので、要注意でございますm(_ _)m
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最後に
癒着は、根っこは愛する気持ちがあるから生じるんですけども。
結果的に、自分が振り回されたり、犠牲したり、痛い思いをしたり、相手に縛られたりしてしまう状態を作るんです。
だから、自分が幸せじゃないんですよね。
そして、その自分が幸せじゃない状態は、周囲の人にとっても幸せじゃないんです。
もちろん、周囲の人の幸せまで背負わなくていいんですけどね。
ただ、今あなたが
「自分の人生をきちんと生きたいぞ」「もうしんどい関係性を作るのは嫌だ」と思われるならば、一度自分を向き合う時間を作ってみてはいかがでしょう。
すると、自分の中の愛や素晴らしさにも気付けるかもしれませんからね。
このサイトでは、相手の心理を読み解くだけでなく、
その関係の中で揺れるあなた自身の心や立ち位置にも目を向けています。
彼のことを考えながら、
ほんとうは自分のことも少し見直したくなっている。
そんなときに読める記事を、ほかにも置いています
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