結婚を決断できない彼と待たされる私 〜彼の心理と「都合のいい女扱いされた気がする」理由〜
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日は、
「結婚を決断できない彼の心理」
について整理してみます。
「結婚願望はあると言っている」
「嫌いではない、むしろ一緒にいたら楽しそうだとも言う」
「でも、いつになるかは分からない」
そんな彼の言葉に、
理解しようとするほど苦しくなってしまう女性は、少なくありません。
そして、ふと頭をよぎる。
「私は、都合のいい女なんだろうか?」
今日は、まず「結婚を決断できない男性の心理」をいくつか整理した上で、
そのそばにいる女性が、どんな立ち位置に置かれやすいのかを見ていきます。
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いただいたご質問はこちら
浅野さんへ質問させてください。
結婚前提で1年付き合っている年上の彼についての相談です。
2か月前、関係を見直す出来事があり、その際に彼から「今はまだ結婚を考えられない。もう少し付き合って考えたい」と言われました。私の母と彼が会った際も同じ説明があり、「付き合って1年になる8月には何らかの返事をほしい」と伝えていました。
正直、2か月で結婚を決められるとは私も思っていませんでしたが、今の状態に甘んじたまま付き合うつもりもありませんでした。8月になり話し合いましたが、彼の答えは「まだ結婚できない」「いつになるか分からない」でした。
彼は結婚願望や子どもを望む気持ちはあるものの、「今じゃない」と思ってしまうと言います。結婚するなら私だと思うし、一緒にいたら楽しいとも言う一方で、プロポーズがいつになるか、そもそもしないかも分からないと。
さらに「待たせて私の人生をぐちゃぐちゃにしたくない」「婚活して他にいい人がいれば結婚してもいい」と言われ、ショックを受けました。それでも「好きだから別れたいわけではない」「婚活で誰かに会うなら分からないようにしてほしい」と言われ、矛盾を感じています。
彼なりに悩んでいるのかもしれませんが、やはり私は都合のいい女なのでしょうか。
浅野さんのご意見を伺いたいです。
ネタ募集ネーム:aauさん
結婚を決断できない男性に見られる、いくつかの心理
まず前提として。
結婚を決断できない男性が「ダメ」だとか「未熟」だとか、
そういう話をしたいわけではありません。
そして、彼を待つあなたが都合のいい女になっているか、というと、そのお気持ちはお察ししつつも、
「都合の良い女にではないとしても、そう感じる心の仕組みの中に立っている可能性」
を感じます。
そもそも結婚はお互いの人生に関わる選択ですから、簡単に決められず、
相手の決断を待つ側の判断も難しく感じることは、ある意味自然でもあります。
そのうえで、まず、カウンセリングの現場でよく見られる
「結婚を決断できない男性の心理」を、いくつか挙げてみます。
(※あえて経済的な事情や、家族などの家庭の事情は省略しています。)
① 責任を強く背負いすぎるタイプ
このタイプの男性は、
「結婚=相手の人生を背負うこと」
という感覚が、とても強い。
「本当に幸せにできるのか」
「中途半端な覚悟で決めてはいけない」
そう考えるほど、決断が重くなっていきます。
誠実さとも言えますが、
同時に「一人で全部引き受けなければならない」という思い込みを抱えていることも多いようです。
▶関連記事:真面目な人の恋愛は、責任感で押しつぶされそうになる
② 自己評価が下がっているタイプ
「自分の人生は、もうぐちゃぐちゃだから」
こうした言葉が出てくる場合、
彼の中ではすでに自分自身への信頼がかなり揺らいでいる可能性があります。
この状態で結婚を決めるのは、「さらに何かを壊してしまう」感覚につながりやすいのです。
▶関連記事:男の弱さとは何か?|強がる彼・距離を取る彼の内側で起きている心理
③ 一人で何とかしようとするタイプ
二人で未来を作る、ではなく、
「まず自分が立て直さないと」
そう考え続けている男性もいます。
でも、その「立て直し」がいつ終わるのか、本人にも分からない。
結果として、「今じゃない」が繰り返されていきます。
▶関連記事:抱え込む男性は、なぜ人の好意を受け取らないのか
④ 本音や葛藤を言葉にできないタイプ
不安や迷い、不満があっても、
それを言葉にせず、自分の中で抱え込む。
すると、整理されないまま時間だけが過ぎ、
決断だけが迫られる状態になります。
これは優しさから来る場合もありますが、
結果的に関係を停滞させることもあります。
▶関連記事:本音を言えなくなる人の特徴と恋愛パターン
⑤ 「今じゃない」を繰り返すループ型
結婚願望はある。
相手も悪くない。
でも、いつも「今じゃない」と感じてしまう。
このタイプは、決断そのものより、
決断後の変化や不可逆性に強い抵抗を感じていることがあります。
▶関連記事:幸せの先延ばしをする心理
問題は「決断できない彼」そのものだけではない
ここまで読むと、
「彼にもいろいろ事情があるのか」とお感じる方もいるかもしれません。
確かに、結婚を決断できない彼が、ダメだとは言い切れない。
彼には彼の自由、選択がありますからね。
とはいえ・・・「待たされる私の立場は?」という気持ちも残りませんか?
ここで実は見落とされがちなポイントがあります。
それは、そのそばにいる彼女の立ち位置です。
結婚を決断できない彼のそばにいる女性が、引き受けやすい「待つ役割」
彼が決断できない状態が続くと、
関係性の中で、ある構造が生まれやすくなります。
- 決断の主体は、常に彼
- 時期も基準も、彼の内側にある
- 彼女は「待つ」立場になる
- でも、関係自体は続いている
- 愛情が否定されているわけでもない
この状態は、とても曖昧です。
別れているわけでもない。
でも、前に進んでいるとも言えない。
すると、彼女の中に、こんな疑問が生まれやすくなります。
「私は大切にされているの?」
「それとも、ただ都合よく待たされているだけ?」
ここで重要なのは、
これは彼女の心が弱いから生まれる疑問ではない、ということです。
役割として「待つ位置」に置かれ続けると、
誰でも自分の価値が分からなくなっていきます。
「都合のいい女かもしれない」と感じてしまう心理的な理由
この感覚が生まれるのは、
関係の構造上、彼女だけが不確実性を引き受けている位置にいるからではないでしょうか。
彼は「決めない」という選択をしている。
彼女は「待つ」という立ち位置と役割を受け入れることになる。
この非対称さが続くと、
どれだけ彼の事情を理解しようとしても、心のどこかで無理が生じてきます。
それが、
「私は都合のいい存在なのでは?」
という問いになって現れるのだろうな、と僕は見ています。
ま、実際ご質問にあるようなことを言われると、
正直めっちゃムカつく話ではあると思うのですけども・・・。
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最後に
結婚を決断できない男性には、さまざまな心理があります。
それ自体は、善悪で切れるものではありません。
ただ、そのそばにいる女性が、どんな立ち位置を引き受けているのか。
そこは、丁寧に見つめる必要があると思います。
もしあなたが今、
「待つ役割」を引き受け続けて苦しくなっているなら、
それは、あなたが弱いからではなく、
関係の中で、あなたの立ち位置が固定されすぎているのかもしれません。
彼がどう決めるか、だけでなく、
私はこの位置に、納得できているのか。
その問いを持つことで、自然と次の選択肢が整ってくるのではないでしょうか。
今日は以上です。
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