「友達に戻ろう」と言う彼の本音・心理とは|6つの理由と、関係を壊さない向き合い方
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
彼が「友達に戻ろう、戻りたい。その方がいいと思う」と伝えてきた。
・・・どうする?私。
そんな経験された方もいるんじゃないかなぁ、と思うんです。
ただ、今までの経験から「別れたくないからと言って、焦ると痛い目にあう」と体に刻み込まれている方の中には、
「あきらかに彼の様子が変。でもなにもしないのもマズい。どうする?
・・・とりあえず検索」
で、今、この記事にたどり着かれた方もいるかもしれないですね。
どうも、心理カウンセラーの浅野といいます。こんにちは。
実際、「これは一人で考えるやつじゃないな…」となって、個人セッションを申し込まれる方も、実は少なくないみたいです。
そこで今日は「友達に戻ろう」と伝えてくる男性心理について少しまとめておきたいと思います。
よろしけばどうぞ。
Index
「友達に戻ろう」という彼の言葉に込められた6つの意味
さて、実際のカウンセリングの現場にいますと
「友達に戻ろう」という言葉にはいろんな意味が込められているもの。
一つじゃない。
なので僕としては「これはこうです!」と断定することは避けたいと思います。
ただ、友達に戻ろうという彼の気持ちを察すると、一つ共通して言えることがありますね。
「今のままでは関係を継続していくことが難しい」と感じている可能性。
これ、女性の皆様がよく使われる?
「私はあなたのそばにいないほうがいいと思う」
そんな言葉と似ているかもしれないです。
とはいえ、人それぞれ、様々な意味や気持ちを込めて話してますよね?
そこで、僕が実際のセッションで出会うことが多い事例をご紹介します。
①もう別れたいと感じている・他に好きな人ができた
この場合は、かなり率直に言えば、関係を終わらせたい気持ちが強い状態です。
「君に愛想が尽きた」「他に気になる人がいる」など、
今の関係を続ける意欲が下がっている可能性があります。
ただし、本当に気持ちが完全に離れている男性ほど、
「友達に戻ろう」という期待を持たせる言い方を避けることも多いです。
そのため、感情表現が苦手な男性が、濁した表現として使うケースも含まれます。
②今後の責任を負えないと感じている
このケースでは、彼の中で自責感やプレッシャーが強まっていることが多いです。
「君を大切にしたい気持ちはあるけど、今の自分には余裕がない」
そんな感覚から距離を取ろうとする場合ですね。
経済的な不安、仕事、家族、将来への迷いなど、背景は人それぞれですが、
「自分が関わることで、相手を幸せにできない気がする」
という感覚を抱えていることがありますね。
このタイプの彼は、「君は悪くない」「もっといい人がいる」といった言葉を使いやすい傾向があります。
▶関連記事:真面目な人の恋愛は、責任感で押しつぶされそうになる
③彼が我慢ばかりしていて、言いたいことが言えず苦しんでいる
一見すると穏やかでも、内側では我慢が限界に近づいているケースです。
「君といると幸せなはずなのに、なぜか苦しい」
そんな矛盾を抱えたまま、距離を取ろうとすることがあります。
この場合、彼は「もうこれ以上、自分を抑え続けられない」と感じている可能性があります。
今の関係のイメージが”苦行”に近くなってしまっているのだと思います。
もちろんそう感じる理由は、あなただけにあるわけじゃないのでしょうけどね。
ただ、「もっと自分のことを考えたい」という言葉が出てくるなら、
それだけ彼は、自分の気持ちを後回しにしてきたのかもしれません。
彼女を傷つけたいわけではないからこそ、「友達に」という表現を選ぶ男性もいます。
▶関連記事:真面目で優しい彼が突然「別れたい」と言い出す心理 ── 我慢を続けてきた男性の内側で起きていること
④本当は伝えたいことがあるけれど、言い出せない
このケースでは、迷いと罪悪感が強く影響しています。
不満、秘密、将来への不安など、何かを抱えたまま関係を続けることに限界を感じている状態です。
そのため、別れたい気持ちが固まっているわけではないのに、
「今のままでは続けられない」という苦しさから距離を取ろうとします。
特徴としては、言動に一貫性がなく、理由が曖昧なことが多い点です。
かつ、このタイプの人は真面目な人が多いですよね。
自分が担うべき社会的な役割や、あなたとの関係で担うべき役割を背負っている感じ。
そこから降りられないので、なかなか素直な気持ちを言えない。
このタイプの彼は、かなり疲れていたり、気持ちの面で混乱していることも少なくないですね。
▶関連記事:家族や身近な人に言いたいことが言えない人の心理|我慢ではなく「役割」の問題だった
⑤フラれるのが怖い・愛されている自信がない
実は、怖れから先に関係を終わらせようとする男性もいます。
「本当に愛されているのか分からない」
「親密になるほど、不安が強くなる」
そんな感覚を抱えた結果、「友達に戻ろう」という形で距離を取ることがあります。
このタイプの彼は、自分の怖れを隠すために、相手を責めるような言動を取ることもあります。
人によっては「自分の欲しいものが君との関係では得られない」という言葉を使い、
不満とも、承認欲求とも取れる気持ちを話すことがあるかもしれません。
ただ・・・。
よく男性心理界隈で「男性は強い承認欲求を隠し持っている」なんて言われがちですが。
そういった人って、
- いまストレスがMAXな人
- 過去、親密な関係で傷つきまくった人
- 普段から高圧的な態度しか取れない人、
そのあたりに多いんですよね。
なので、愛されている自信がないという反応は
”人と深く関わることへの恐れからの反応”と見るほうが、筋がいい気が僕はします。
彼の承認欲求を埋めようとしてもなにも変わらないなら、心理面での”ズレ”を見たほうがいいかも、ですね。
▶関連記事:親密になるのが怖い心理
⑥彼女が全く喜ばない・何をしても関係を楽しめない
このケースでは、彼が無力感を抱えていることが多いです。
「自分が何をしても、彼女は喜ばない」
「自分がいなくても変わらない気がする」
そんな感覚が続くと、
関係の中で居場所を失ったように感じてしまいます。
文句が多い場合だけでなく、
遠慮が続いて気持ちが受け取られない場合も、同じ無力感につながります。
このタイプの彼は、「別に僕じゃなくてもいいんじゃないか」という言葉を口にしやすい傾向があります。
▶関連記事:無力感でつながる恋愛とその心理 〜親密さが得られにくい関係を改善する〜
「友達に戻ろう」と言われたとき、まず何をすればいい?
さて。彼から「友達に戻ろう」と言われたとき、一番やりやすいミスは、
その場で“結論”を出そうとして、余計にこじらせるかな、と思います。
なのでまずは、やることを絞って少しご紹介。
方向性はシンプルに、「今すぐ壊さない」です。
ある程度関係が落ち着いたら、できることも増えますので。
1)まず一回、受け止める(同意じゃなくてもいい)
「あなたの気持ちは分かった」
まずこれだけで、次の会話が成立しやすくなります。
ここで大事なのは、受け止める=同意する、ではないってことです。
「そう思ってるんだね」は言えても、「じゃあそうしよう」は保留でいい。
正直、ショックも怒りも出ると思います。
でも、そのままぶつけると、彼のペース(撤退モード)に流れが乗りやすいんですよね。
だから、悔しいけど一回だけ理性。
自分の感情は別の場所で整えましょう。
ここは“戦略的に大人”になるといいかも、ですね。
ちょっとしんどいけど。
2)続けたいなら、短く一回だけ伝える
関係を終わらせたくないなら、伝えてOKです。
ただ、ポイントは短く、1回。
たとえば、
- 「私はまだ続けたい気持ちがある」
- 「すぐ結論は出したくないよ」
このくらいで十分です。
「別れたくない」「愛してる」を連呼すると、
相手は“説得されてる感”を持ちやすいし、関係を戻すハードル感だけが上がります。
なにより、あなた自身も傷つきが増えていきますしね。
3)その場で結論を急がない(急ぐほど雑になる)
「友達に戻ろう」は、
“完全終了”の宣言の場合もあれば、「このままは無理」のサインの場合もあります。
だから、ここでできるのは、ひとまず
「なぜ彼がそう言ったのか」だけを見立てることです。
この記事の上に書いた6つのどれに近いのか。
まずそこに当たりをつけるだけでも、次の一手が変わります。
それでも二人の事情がいろいろあって見えなかったら、心のプロと一緒に整理しましょう。
4)言い分が一方的すぎるときは、“関係の形”を見直す機会にする
これは現場の実感ですが、
彼の言い分が一方的で、あなたの事情が一切置いてけぼりなら、
この先も同じ構図が続きやすいでしょう。
だからといって「別れた方がいい」と断定する気はありませんよ。
ただ、ここは「今後を考える材料」として扱っていいと思います。
5)あなたの心のケアは、彼の前でやらない方向で
不安って、彼にぶつけたくなるんですけど、
相手は“不安の原因側”なので、今は受け止めきれないことも多いですよ。
だから、先にあなたが落ち着ける場所(友人・相談先・思考整理)を確保してみてください。
これは、あとになって「話してよかったな〜」と振り返ることができると思いますけどね。
渦中にいて、焦っちゃうと、ね・・・。
「友達に戻ろう」の先に、関係はどう転ぶのか
ここまで読んでいただいて、「じゃあ結局どうなの?」と思われた方へ。
この質問、ほんとによくいただきます。
で、結論から言うと、ケースバイケースです。
だからこそ「一人で抱え込まず、状況をちゃんと整理する」ことが大事になってきます。
一度離れてから、結果的に関係が戻るケースもあります
彼が完全に気持ちを切っている場合や、他に好きな人がいるケースでは、
今、この瞬間に関係を戻すのは正直むずかしいことが多いです。
ただ、不思議なことに、丁寧に関係を扱っておくと、あとになって彼が「失った大切な人」に気づくケースも、現場では珍しくないんですよね。
だから、今、この関係を完全に壊すような選択を取ることがいいことなのかは、考えどころかもしれません。
関係が終わるとしても、”いい終わり方を選ぶこと”は、自分の心にとって良い効果をもたらしますしね。
ただ、この話を期待にしてしまって、あなたのつらい気持ちを引っ張ってしまうなら、そこも考えたほうがいい部分。
とはいえ、その頃にはあなたが前に進んでいる、という話もよく聞きますけどね。
関わり方を見直すことで、流れが変わる場合もあります
彼が我慢を重ねていたり、悩みを抱え込んでいたり、
何かが噛み合わないまま続いていた関係なら、話は別です。
この場合に大事なのは、
「彼が何に苦しんでいたか」だけでなく、
「あなたの気持ちが、どう伝わっていなかったか」も含めて見直すこと。
好意や思いやりって、本人の感覚と、相手に伝わっている内容がズレていることが本当によくあります。
そのズレに気づけるかどうかで、その後の話し合いの質はかなり変わってきます。
場合によっては、長期戦か、次へ進むかの選択になることも
彼が「友達に戻ろう」と言ったあと、気持ちごと距離を取ってしまうケースもあります。
この場合は、
じっくり時間をかけるか、
あるいは次のステージに進むか。
その選択を迫られることもあるでしょう。
どちらが正しい、という話ではありませんけどね。
あなたがどんな関係を大切にしたいか、そこが軸になりますし、僕も個人セッションではそういったスタンスで受け止めさせてもらってます。
最後に|お伝えしたい、大事な視点
こういったパートナーとのすれ違いは、
お互いを責めずに「整えていくプロセス」にしていくことがとても大切です。
ただ、それは、「言いたいことを我慢してでも相手を優先する」ではありません。
それは犠牲です。
お互いを責めない、というのは、見ないふりをすることでも、飲み込むことでもありません。
お互いの気持ちを丁寧にケアしながら、今の関係で何が起きているのかを、ごまかさず、精緻に見つめていくこと。
これは、このサイトのコンセプトでもある
「人は裁かない、でも構造はみのがさない」
という考え方であり、僕が一貫して大切にしてきたスタンスでもあります。
正直、この視点に立てていないと、パートナーシップは修羅場になりやすい(^^;
でも、間違うことや、見誤ることは、誰にでもありますよね。
だから、そこで立ち止まらないでくださいね。
もし必要であれば、僕と一緒に、落ち着いて見ていきましょう。
ここを乗り越えることができたら、二人がもっと深いレベルで繋がれることにもなるケースもありますよ。
今日の記事が何か参考になりましたら幸いです。
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