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感謝祭の講演テーマは「劇的に生きやすくなる執着の手放し方」
カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
さて、12月25日に年に一度のビックイベント「カウンセリングサービス感謝祭」が開催されます!
カウンセリングサービス感謝祭は「カウンセリングサービスの人気カウンセラー」が、さまざまなジャンルの、さまざまな視点の、さまざまな心の話をお届けするイベントです。
たった1日でカウンセラー独特の視点、ものの見方、問題解決の視点をたくさん聞いていただけるので、めっちゃお得ですよ!
そして、今年の感謝祭、久々に僕も講演させていただくことになりました!
いやー、今までしょっちゅう講演させていただいていたのですが、コロナ禍以降はイベントがオンライン化したこともあり、めっきりその機会も減っておりまして、僕にとっても超貴重な講演の機会をいただくことになっております。
さて、今年の感謝祭での僕の講演ですが、今回はこんなテーマとさせていただきました。
「劇的に生きやすくなる執着の手放し方」
僕としましては初めて執着というキーワードで講演をします。
なかなかネガティブな響きを持つ「執着」という言葉ですが、この言葉を一気に軽くして、なんなら愛に変えて、あなたの制限や後悔、気持ちの引っ掛かりをスッキリさせる方法について30分お話させて頂こうと考えています。
今から講演の概要についてまとめますので、ぜひピンと来た方は、感謝祭にいらしてぜひ僕の話を聞いてくださいね。
改めて執着することとはどういうことか
「執着」は「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」。
「執着心」とは「何かを失うことを恐れ、しがみつきたい気持ち」という意味です。
人は何か今あるものを失ったり、誰かに愛されなくなったり、認められなくなることを恐れたり、ひとりぼっちになるのが怖いから、「今あるものを失いたくない」と人や物にしがみつくことがありますね。
執着する対象は、恋人や友人、仕事、ステータス、お金などのほか、過去の栄光や失敗、罪悪感なども当てはまります。
また、人は「自分にないもの」にも執着します。
どうして自分には○○がないのだろう?と思ったことはありませんか?
これも「自分には何かがない」という気持ちに対する執着だといえます。
今あるものを失うことに対しても、また、今自分にないものに対しても、「心をとらわれて、そこから離れられない」状態になることがあるのです。
それが執着であり、この執着は自分の人生の大きな制限になります。
執着するとどうして生きづらくなるのか
執着をしているということは、その何かに心がとらわれているということ。
この状態にあると、その他の物事、考え方、ものの見方に意識が向きにくくなるのです。言い換えれば、自分の身に起こる良いことにも、自分の美点にも、もっと効率的でメリットの大きい考え方、ものの見方を採用することが難しくなるのです。
言い換えるならば「いいことが起きなくてもいい、悪いことさえ起きなければ」と感じやすいのです。
それぐらい執着とは「今あるもの」「自分にないもの」に対して向けられますが、それは常に「最悪の事態が起きないための転ばぬ先の杖」のようなものになるのです。
だから、執着していれば苦しいけれど、なかなか執着を手放すことができないのです。
それほどまでに僕たちは防衛的と言いますか、「不安にならないように」「悪いことが起きないように」という気持ちを優先させたくなるものなんですよね。
でも、よくよく考えたら「自分に起きた良いこと」や「今あるもの」「なくても困らないもの」「自分の美点」「物事の長所」などを意識して、それを受け取りながら生きていた方が幸せですよね。
そう考えると「執着」のあるところには、「良いことが起きない」という信念も同時に存在するのかもしれません。
そして、幸せになりたい、自由になりたい、楽しく行きたいと思っても、その信念をぎゅっと握りしめてしまうという矛盾を抱えることになるんです。
ただ、なぜ執着してしまうのかを深く見つめると別の視点が浮かび上がってくる
ただ、これまでに書いた執着に対するものの見方は、あくまで「自分自身について」という個の考え方がベースになっています。
が、少し視点を変えて「あなたとあなたの大切な人」「あなたと社会」といった「関係性」というベースでこの執着を見つめていくと、また違った見方ができるのです。
それが「万が一、最悪の事態を引き起こした自分が、大切な人や社会にどれだけ影響を与えるのか」という視点です。
もし僕たちが自戒的であるとしたら、それはきっと自分のため、自分を信じられないから、ではなく、大切な人に悪影響を及ぼさないため、ではないか、と僕は考えています。
今あるもの、今ないものなどに対する執着をすれば、自分に制限がかかりますし、自由を感じられないこともあるでしょう。
しかし、もしあなたがそんな大変な思いをしてでも、大切な人のことを優先して考えているとしたら、さて、この執着ってどんな意味を持つと思います?
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ある女性がこんなことを僕に伝えてくださったんです。
「私は絶対に失敗できないという気持ちが強いんです。仕事でも結婚生活でもいつもそう。いつか失敗したら大変だと思うから、いつも自分を律してきました。
だから、ちょっとでも甘えていたり、妥協する自分が嫌いなんです。今まではそれがいいことだと思ってきました。
でも、同じことをパートナーや子供に求めてしまうんです。どこかでそれは違うとわかっているんだけど、ついついそんな目を向けてしまうから、いつも家族の関係がギクシャクしています。
やっぱり私の考え方に問題があるんでしょうね。でもどうしたらいいのかわからないし、自分の考えが間違っているようにも思わないんです。」
これは「私は絶対に失敗できない」という気持ちへのこだわり、であり、「私は失敗する」という気持ちに対する執着だとも言えますよね。
そう思えば、やっぱりその女性自身が息苦しいと思うんですよね。実際、自分の考え方・価値観によって大切な家族との衝突が起きているならば、なんとも切ないわけですしね。
でも、その女性がおっしゃるように、何事も妥協してしまうことがいいことだとも僕には思えないわけです。
だから、私は一体どう考えたらいいの?とお悩みになられるお気持ちも分からないでもないのです。
ただ、このようなこだわり、執着って、個人の話として見るのか、それとも関係性の上での話として見るのかで、話はガラッと変わってくるのです。
だから僕からこんなお話をさせてもらったんですよ。
「あなたが失敗できないと思うのは、一体誰の為なんですか。」
「あなたが望んでいなかったとは思うんですが、自分はいつか失敗すると信じているのは、一体誰の為なんでしょう。」
彼女の答えは、ご家族でした。それは今の家族でもあり、彼女の両親や兄弟のため。
だとしたら、なんとも美しい話ではないでしょうか。
彼女のこだわり、執着は確かに彼女を苦しめてきましたが、それを「彼女自身の問題」とだけ扱うのではなく、「大切な人」との関係性で見ると、彼女の中に執着ではなく「誰かのために」という気持ちを見つけることができたのです。
この理解が進んでから、彼女は「失敗できない」「失敗する私」という観念に対する執着を手放すことができたのです。
それは彼女の本当の目的、「大切な人を喜ばせたい」を達成するために、です。
***
どんな物事にも何かしらの意味があり、目的があります。それは常にネガティヴであるとは限りません。
これが僕の持つ視点、考え方の根幹にあるものです。
執着だって同じです。確かに執着はネガティヴなものですが、それが常に悪なのか、愛がないのか、意味がないのか、といえばそうではない。
もし、そんな視点で物事を解釈できるなら、どれだけ自分を許せると思います?
どれだけ素直で、本当の目的を生きる自分になれると思います?
今回の感謝祭では30分という時間ではありますが、できる限りこのような執着から、あなたが「劇的に生きやすくなる執着の手放し方」についてお伝えします。
感謝祭はZOOMによるオンラインイベントですので、デバイスと通信環境さえあれば、どこからでもご参加いただけます。
ぜひ僕の話を聴きにきてくださいね。
皆さんのお越し、お待ちしております。
カウンセリングサービス感謝祭2021
- 日時:2021/12/25(土) 13:00~19:50
- 会場:Zoom|オンライン会議システム
- 参加条件:18歳以上の方
- 申込み締切:2021/12/24(金)15:00
- 参加費4,400円(税込)
※事前決済は、心理学講座音声配信サービス「きくまる」のサイトで受付しております。
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