ほぼ30代からの心理学

否定形を使うのが怖くなっています。何かいい方法はありますか。

【浅野さんへ質問です。】
いつもブログを読ませていただいております。

質問があります。
心と脳には否定形が通じないという話を聞いてから、
否定形を使うのが怖いです。

例えば、傷つかない自分になるというのは否定形なのでしょうか?
傷つかないと言ってる時点で否定形を使ってしまった…と思ってしまいます。無理をしないようにするとかも「ない」を使っているな…と思ってしまいます。

かといって「何を言われても平気な自分になる」のように肯定しても、無理してる感があり違和感を感じます。

私の友人も同じような罠にハマっていて、無理に肯定しているので、
話をしていて「無理してるなー」と違和感を感じることがあり、もやもやします。

良い方法を教えてください。

ネタ募集ネーム:ぴつさん

ぴつさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

いただいたご質問はとても重要なことなので、さっそく回答させていただこうと思います。

言葉って難しいな、丁寧に使わないと、と僕自身も思いながら、より効果のある考え方をご提供できれば、と思っています。

自分にフィットした「こうなりたい(なる)」を目的にしてみてください

例えば、傷つかない自分になるというのは否定形なのでしょうか?
傷つかないと言ってる時点で否定形を使ってしまった…と思ってしまいます。無理をしないようにするとかも「ない」を使っているな…と思ってしまいます。

かといって「何を言われても平気な自分になる」のように肯定しても、無理してる感があり違和感を感じます。

えーおっしゃるとおり、傷つかない自分は否定形ですね。

いや、僕もこの言葉をよく使うのでご指摘いただけてありがたく思っていますし、今後は言葉の使い方を見直そうと思っております。

不安にさせてしまったこと、お詫び申し上げます。申し訳ありません。

で、ですね。

この傷つかない自分という言葉は、具体的な「なりたい自分のイメージ」に置き換えていただくといいかと思います。

例えば、しなやかな自分、タフな自分、おおらかな自分、寛容な自分、ハートの器の大きな自分、凛とした自分、穏やかな自分、愛情あふれる自分、などなど。

自分にピッタリくるような言葉を「目的」にしていただくといいのではないでしょうか。

もちろん「何を言われても平気な自分」でもいいのですが、これが自分のイメージと合わないとしっくりきませんから、なかなか目的になりづらいかもしれません。

また、目的に完璧さを求める気持ちが入り込むと急にハードルが高くなります。

例えばビタ一文傷つかない自分、といった感じで「感情を切っちゃう」イメージになるんですよね。

それがいわゆる「空想感」「現実離れした感じ」を生み出し、今の実感とフィットしない感覚を生み出すこともあります。

とにかく目的に完璧さの要素が入ると、それを実現することの難しさを感じやすくなり、違和感や苦しいイメージが生まれやすいんです。

たとえ、しなやかな自分であっても、「うっ」っと傷つくこともあるかもしれません。寛容な自分になってもイラッとすることがあるかもしれません。穏やかな自分であっても涙にくれることはあるかもしれません。

それでいいんだと僕は思いますし、カウンセリングでもそうお伝えしています。

どんな人も傷つきたくない、と思うものかもしれませんしそのお気持ちは僕なりにですがわかります。

ただ、傷つきたくなくても傷つくことはあるし、どうしても今は受け止められない刺激ってあると思うんですね。

だから、傷つく自分が悪いわけじゃありません。

そして、たとえ一時的に傷ついても、自分らしさを見失ったとしても、目的設定した自分に戻れればいいと考えてみてください。

その自分が立ち戻る目的、目標のようなものを設定しておくときに、否定形だと目的設定がうまくいかないことがあるんです。

たとえば「打たれ弱くない自分」って具体的にどんなイメージ?とブレちゃうことも多いんですよね。そして「打たれ弱くない自分」のイメージに、自分を近づけることが難しくなるんです。

ここで例えば「あこがれの先輩、〇〇さんのように凛としていたい」という肯定的なイメージを持つと、目的・目標を思い出しやすくなりますし、そのイメージに自分を近づけることができるんです。

これを心理学では同一化と呼ぶことがありますけど、自分を高めていくプロセスにおいてはなかなか効果的な方法だと言われています。

だから、あなたが思う「肯定的で具体性のあるイメージ」を持たれたほうが効果があると僕は考えています。それは「あこがれの誰かのように」でもいいんですよね。

 

否定形を使っても「ま、いっか」と受け入れてみるのも方法です

否定形を使っていても、その自分に完璧を求めて「いけない」と考えなくていい、ともいえます。

むしろ否定形を使うのはある意味習慣といいますか、考え癖のような側面もあろうかと思います。

だから、否定形を使った自分にもどうか寛容でいていただければ、と願っています。コレも一つの肯定、自分を受け入れることにつながると思います。

実際のカウンセリングでも、自分でもやらないほうがいいと分かっていたのにマイナスになることをやってしまった、と後悔される方もいます。

自分を好きになるためにコツコツ頑張っていたんだけど、諦めてしまった、エクササイズが続かなかった、といったお声も伺います。

まずはそれでいいんです。できないには何かしらの事情がある、ということだから。

その事情を無視して完璧なカタチを求めてしまうと、そこからはみ出した自分を否定することにも繋がります。これが怖れに変わってしまうとやっぱり大変ですよね。

こんなときは、自分が感じたことには理由があるんだな、しかしなぜそう感じるのだろうか、と自分のことを深く見つめていかれればいいのです。

どこかで「トライ&エラー」のエラーを受け入れる意識を持っていただけるといいのかな、と思います。

エラー、失敗は成功の糧です。怖いものでも恥ずかしいものでもありません。

今すぐできなくてもいいと考えながら、自分の決めた目的に向かって一歩づつ歩んでみてくださいね。

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