先日このブログをご覧いただいている方から、こんなメッセージをいただいた。
今、浅野さんのブログで「アサノのコラム」をまとめ読みしてます。音楽の話とか、日常感じたこととか、何気にほっこりして癒されます。最近は昔に比べてコラムが減ってるような気がするのでもっと書いてください♪
ありがたいメッセージをいただいたわけである。
そう言われるとやはり書きたくなるのであーる。
ということで、今日も僕が聴いている音楽を独断と偏見に満ちた感じのままご紹介しようと思う。
もちろんいつものアサノのコラムのごとく、?な言葉は皆さんでサクッとググっていただく方向で突き進もうと思う。
自室でスマホ撮影したら思い切りテカってしまったのであるが、それが気にしない方向で。
今、再生中のアルバムである。
『How To Solve Our Human Problems』
このアルバムは3枚連続EPリリースされたものが集まったアルバムで、Belle and Sebastianの第10作目にあたる。
CDを買い求め、ディスクを取り出してプレイヤーに入れ。
プレイボタンを押した時に流れはじめた「Sweet Dew Lee」
聴いた瞬間、このアルバムの素晴らしさを予感、いや確信させた。
10作目でも彼らは彼らであり、そのメロディはとにかく美しく独特な風格を持つ。
その音と声を聴けば、時間があっという間に昔に戻るがごとく「懐かしさ」を感じさせ、しかし、今を感じさせるポップさも感じ取れる。
僕にとってずっと手元においておきたい音楽である。
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彼らのスタジオ・アルバム、個人的な感想としては5作目までと、6作目以降のテイストはかなり変わっていると思っている。
懐かしい話になるが、イザベル・キャンベルが脱退する以前と、それ以降で、違うように思うのである。
※ちなみにイザベル・キャンベルが元クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのマーク・ラネガンとリリースした「HAWK」は相当いい。もう渋すぎる、いや雰囲気がエロすぎる。2010年の作品であるが今も十分イケる。朝には不向きだが、夜な夜なアルコールをいただきながら聞くといい感じで仕上がると思う。
初期のアルバムが持つ特徴は「ネオアコ」「ソフトロック」と呼ばれる音楽の影響が強くみえる。それも時代だよな、と感じるわけであるが、それにしても繊細である。どこか危うさ、脆さまで感じさせる。
が、6作目以降はポップと呼べるものに変わっている。思春期の人間がオトナに成長した如くの変化である。明らかに方向性が変わったように感じ、実は6作目以降の作品が、今の僕の好みである。
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このバンドの作品は昔から聞き続けていて、長い間をかけて自分自身とそのココロを勝手に映し出しながら聞き続けている。
1stは1996年リリース。
それから20年以上経ち、今年リリースされた10作目を手にとって聴いている。
この自分の中の「昔と今のギャップ」を、時間を超えて瞬時に彼らの音楽がつないでいく、その感覚が不思議で心地よくてたまらないのである。
そもそも・・・僕の本質は今も昔もそんなに変わっていない。
どこかで、人を恐れ、避け、拒絶していた頃の自分も、明確に自分の中に生きている。
だから、今も人の中に長くいつづけると、どこか疲れてしまう性質を昔から変わらず持っている。
しかしそういった自分を、普段は忘れてしまっているのも事実だ。
ただ、彼らの音楽を聞くと、忘れている自分が戻ってくる感覚を感じる。
今と昔の自分が心の中で出会う感覚。
また、自分らしくいられるようになる。
彼らの音楽は僕にとって「背伸びしない、飾らない自分」を確認する一つのツールのようなものかもしれない。
そんなバンドが、長く長く活動を続けてくれることは、本当に嬉しいことであり、死ぬまで聞き続けたいバンドの一つだと心から言える。
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そういえば・・・と話を変えてしまうが・・・。
最近ベルセバとハマった逆の驚きを感じたバンドがいる。
サニーデイ・サービスである。
去年リリースされた「青い戦車」を聴いた瞬間、えっ、とフリーズした。
なぜ、このアレンジなんだろうと素直に疑問を感じたのである。
メロディはつい口ずさんでしまうような、あくまで今までの延長なのにも関わらず。
もちろん好きか嫌いか、と聞かれれば好き。が、とても「らしくない」違和感が気になって仕方がないのである。
更に最新アルバム「the CITY」は更にカオティックだ。
「ジーン・セバーグ」で驚いた。
しかもこのアルバムは再構築されるらしい。
んー。
つい最近までの楽曲はストイックなまでにピュアだったからこそ驚いたのである。
・・・ふと頭を過るのは、ずいぶん昔の話だが、Original loveが「L」をリリースしたときのあの違和感。
変化の時というのはこういうものなのだろうか、とぼやいてみるが、正直良くわからないのである(笑)
合掌
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